ProActive(PROACTIVE)とは?SCSKの国産ERPの機能・AI・費用と、使い続けるか見直すかの判断軸【2026年版】

保守契約の更新の案内が届いた。

経理部長が、情報システムの担当者に聞きます。「次も、ProActiveのままでいいのか」

ProActive(プロアクティブ)とは、SCSK株式会社が1993年から提供している国産のERPです。

ERPは、会計・販売・在庫・人事などの基幹業務を、1つのデータでまとめて管理する仕組みを指します。

現在の公式の表記は、大文字の「PROACTIVE」です。

日本の会計・人事の制度に沿った運用を、国内のサポートと続けたい中堅企業には、有力な候補です。

いまはERPを核に「業務特化」と「業界特化」の型を組み合わせ、AI機能を広げる製品になりました。

部長の問いへの答えは、製品の良し悪しでは決まりません。

分かれ目は、いま使っている世代と、カスタマイズの量です。

では、長年ためてきたカスタマイズは、何を残して何を手放せばよいのか。

目次

この記事で分かること

  • ProActiveの基本と、E²→C4→PROACTIVEの流れ(2026年9月時点の公式情報)
  • 主な機能・オファリング・AI機能の中身
  • 費用の見え方と、見積もりの前に決めること
  • いま使っている会社の4つの道と、カスタマイズを仕分ける2つの型
  • よくある失敗3つと、その避け方

言葉の整理:オファリングは、製品に業務や業界の型、導入の進め方をまとめて提供する形のことです。

SaaSは、提供元が運用するソフトを、インターネット経由で使う形です。

ProActiveとは

ProActiveは、SCSK株式会社が開発・提供する国産のERPです。

SCSKは、1993年に国産初のERPパッケージとして発売したと説明しています(出典:SCSK ニュースリリース 2014年6月16日、2026年9月確認)。

導入企業数は、7,500社を超えると案内されています。

出典はPROACTIVE公式サイトと、SCSKの2026年6月12日のニュースリリースです(2026年9月確認)。

世代の流れ|E²からC4、そしてPROACTIVEへ

いま使っている会社にとって、世代の流れは判断の前提になります。

ProActiveの主な世代:ProActive→E²→C4→PROACTIVE 1993年にProActiveを発売し、2005年にE²、2021年に16年ぶりの大刷新としてC4を発売した。2024年11月にC4・atWill・PImacsを統合し、AIを中心に据えたPROACTIVEを発表した。 ProActiveの主な世代 1993年 ProActive 国産のERPパッケージとして発売 2005年 ProActive E² E²など前の世代を使う会社も 2021年 ProActive C4 16年ぶりの大刷新 2024年11月 PROACTIVE C4・atWill・PImacsを統合。AIが中心 いま使っている世代が、判断の前提
ProActiveの主な世代:ProActive→E²→C4→PROACTIVE
年出来事出典
1993年ProActiveを発売SCSK ニュースリリース(2014年6月16日)
2005年ProActive E²を発売SCSK「ProActive C4」誕生秘話
2014年SaaS型の「ProActive for SaaS」を提供開始SCSK ニュースリリース(2014年6月16日)
2021年16年ぶりの大刷新として、ProActive C4を正式に発売SCSK「ProActive C4」誕生秘話
2024年11月C4と、生産管理のatWill・建設業向けのPImacsを統合。AIを中心に据えた「PROACTIVE」を発表SCSK ニュースリリース(2024年11月19日)
2026年6月製造現場向けの「PROACTIVE MES」を提供開始SCSK ニュースリリース(2026年6月12日)

確認日はいずれも2026年9月です。

統合されたatWillの製品は、atWillとはで扱っています。

現在の姿|ERPを核にしたオファリング

公式サイトは、PROACTIVEを「AIネイティブなERPを核に、業務特化と業界特化のオファリングで」支援するサービスと説明しています。

出典はPROACTIVE公式サイトの「PROACTIVEとは」です(2026年9月確認)。

区分名称対象
業務特化型PROACTIVE Finance会計
業務特化型PROACTIVE People人事・給与
業務特化型PROACTIVE Sales販売管理
業務特化型PROACTIVE Production生産管理
業界特化型PROACTIVE Wholesale & Trade卸売・商社
業界特化型PROACTIVE Material Process素材・素材加工
業界特化型PROACTIVE Electrical Machinery電機・機械
業界特化型PROACTIVE Construction建設

出典:PROACTIVE公式サイト オファリング(2026年9月確認)

商社・卸売業向けのテンプレートも発表されています。

受発注同時や売買同時計上など、商社ならではの業務に標準で対応するものです(出典:SCSK ニュースリリース 2025年6月13日)。

主な機能

公式サイトのプロダクトのページには、次の機能が並びます(2026年9月確認)。

領域主な機能AIとの親和性
会計財務会計・管理会計・債権・債務・手形・固定資産・リース資産・経費・CO2排出量の算定高。組み込みのAIダッシュボードやAIエージェントの中心の領域
人事・給与人事・給与・個人番号管理・給与明細の閲覧中。経費精算などはAIエージェントの対象
販売管理販売・購買・在庫管理、建設業向けの基幹業務中。会計と同じ基盤でデータがそろうほど使いやすい
生産管理生産管理、MES中〜高。MESではAIによる作業順序の自動化などが発表されている

最後の列は、NetSuite認定パートナー(Solution Provider)であるベンチャーネットの見立てです。

MES(製造実行システム)は、工場の現場で作業の指示や実績を管理する仕組みです。

会計を起点に、人事・販売・生産まで広く持てる。

ここが、この製品の強みです。

ProActiveのAI機能

SCSKは、PROACTIVEを「AIネイティブな次世代型ERP」と位置づけています。

公式の発表で確認できたAI機能は、次のとおりです(2026年9月確認)。

  • PROACTIVE AI:2024年11月の発表で、PROACTIVEの中核に置かれたAI
  • マルチAIエージェント機能:同じ発表で示された、複数のAIが役割を分けて支援する機能
  • PROACTIVE アナリスト:業界の業務知識をもとに、蓄積したデータを分析し、示唆を出す機能
  • PROACTIVE コンシェルジュ:Microsoft Teamsの上で、経費の申請・精算・承認を完結させるAIエージェント(2025年6月発表)
  • AIダッシュボード:GoogleのGeminiと、Google CloudのLookerを使ったダッシュボード。2025年4月の発表
  • PROACTIVE MES:AIによる作業順序・シフト・設備の割り当ての自動化、AI-OCRでの実績入力など(2026年6月発表)

出典はSCSKの各ニュースリリースと、PROACTIVE公式サイトのニュース(2025年10月20日)です。

PROACTIVE MESは、他社のERPを使う会社でも単体で導入できると発表されています(出典:SCSK ニュースリリース 2026年6月12日)。

NetSuiteも「#1 AI Cloud ERP」を掲げ、AIに力を入れています。

外部のAI(ChatGPT・Claudeなど)をつなぐ「AI Connector Service」を備えます。

MCP(Model Context Protocol)にも対応しました(出典:Oracle NetSuite公式サイト、2026年9月確認)。

MCPは、AIと外部のデータをつなぐ公開の規格です。

2つの製品は、AIへの向き合い方が違います。

  • PROACTIVE:業務や業界に合わせたAIを、製品の中に組み込んで磨く
  • NetSuite:自社が選んだ外部のAIを、ERPのデータにつなぐ

AIを製品の機能として使いたいのか。自社で選んで使いたいのか。

合う製品は、この答えで変わります。

NetSuiteの仕組みは、NetSuite AI Connector Service(MCP)とはで扱っています。

費用の考え方

PROACTIVEの料金は、公式サイトに公開されていません(2026年9月確認)。

構成や規模で変わるため、個別の見積もりが前提です。

費用を決める要素費用への効き方
使う領域会計だけか、人事・販売・生産まで広げるか
業界特化の型業界の型に合うほど、個別の開発を抑えやすい
カスタマイズの量初期費用に加え、カスタマイズ保守の費用に効く
提供の形SaaSか、それ以外か。費用が初期に出るか、月々に出るかが変わる
追加のAI機能やMES使う範囲で変わる

保守は、公式サイトで3つに分けて案内されています(出典:PROACTIVE公式サイト サポートサービス、2026年9月確認)。

  • ライセンス保守:バージョンアップ・法改正・障害のプログラムを提供する
  • カスタマイズ保守:カスタマイズした部分の、法改正の影響の調査や不具合に対応する
  • ヘルプデスク:問い合わせや障害を受け付ける。時間外のサポートもある

見積もりは、初期費用だけで比べません。

保守まで含めた5年から10年の総額で並べます。

ProActiveの見積もりは、保守まで含めた総額で並べる 初期費用に、ライセンス保守・カスタマイズ保守・ヘルプデスクを足し、5年から10年の総額で並べる。カスタマイズが多いほど、カスタマイズ保守の費用は重くなる。 見積もりは、保守まで含めて 初期費用 使う領域・業界の型・カスタマイズ + ライセンス保守 バージョンアップ・法改正・障害 + カスタマイズ保守 カスタマイズが多いほど重くなる + ヘルプデスク 問い合わせや障害の受け付け 5年から10年の総額で並べる 初期費用だけでは比べない
ProActiveの見積もりは、保守まで含めた総額で並べる

新しい世代へ移る場合も、他のERPへ替える場合も、費用と期間の大半は導入の中身で決まります。

ベンチャーネットが導入を支援してきた中で、差を生む要因は4つです。

機能範囲、開発(特に外部システムとの連携)、社内の体制、ユーザー数。

長年のカスタマイズは、このうち「開発」の重さに直結します。

費用の見方は、クラウドERPの費用・料金相場で扱っています。

判断の物差し|どんな会社に合うか

ProActiveが合う会社

  • 国内が中心の中堅企業で、日本の会計・人事の制度に沿った運用を重視する
  • 会計・人事給与・販売・生産を、国産の一つの製品群でそろえたい
  • 卸売・商社、素材・素材加工、電機・機械、建設など、業界の型がある業種
  • AIを、製品に組み込まれた機能として使いたい
  • 国内の提供元に、導入から保守まで相談したい

別の選択肢も並べたい会社

自社の状況合いそうな選択肢
国内中心で、日本の制度対応と国内サポートを重視PROACTIVE、他の国産統合型ERP
海外子会社を含め、多通貨・多言語で一元管理したいNetSuiteなどのグローバル対応のクラウドERP
費用を抑えて、販売から会計まで広く持ちたいOdoo
業務がとても独特で、既製品のどれにも合わないAIを使ったスクラッチ開発
今の仕組みが安定し、保守も続いているいまは替えない(データの整理だけ先に進める)

NetSuiteは、世界220地域・44,000社以上で使われるクラウドERPです(出典:Oracle NetSuite公式サイト、2026年9月時点)。

費用はミニマム構成で月額20万円〜が出発点で、構成によって数百万円規模になることもあります。

詳しい比較は、ProActiveとNetSuiteを比較にまとめています。

OdooはOdooとは、スクラッチ開発との比べ方はAIでスクラッチ開発とERP、どちらを選ぶべきかをご覧ください。

これから選ぶ会社と、いま使っている会社

これから選ぶ会社は「国内か海外か」から

会計ソフトと表計算で回してきた会社なら、最初の問いは一つです。

今後5年で、海外拠点や外貨の取引が増えるか。

増えないなら、業界の型に乗れるかを見れば、PROACTIVEは素直に合う候補です。

ERP全体の選び方は、ERPを徹底比較をご覧ください。

いまProActiveを使う会社は「世代」から

保守契約やサーバーの更新の時期に、見直しの話が出ます。

最初に見るのは、いま使っている世代です。

いまの状況考えられる道聞いておくこと
A. E²など前の世代を、社内のサーバーで使っている提供元の新しい世代に移るか、他のERPに移るかを比べるいまの版の保守の期限と、移行の支援の内容
B. C4やPROACTIVEを使い、困りごとは小さい使い続ける。AI機能や業界の型の追加を検討する追加の費用と、使う人の範囲
C. カスタマイズが多く、法改正や更新のたびに費用がかかるカスタマイズを減らし、標準や業界の型に戻すカスタマイズの一覧と、今も使っているか
D. 海外拠点や新事業が増え、会社の形が変わったグローバル対応のERPへの移行や、組み合わせを比べる多通貨・連結・海外の制度の要件
いまProActiveを使う会社の4つの道 いまの世代と困りごとで、新しい世代か他のERPかを比べる、使い続ける、標準や業界の型に戻す、グローバル対応ERPを比べる、の4つに分かれる。どの道でも最初はカスタマイズの棚卸し。 いまProActiveを使う会社の4つの道 いまの世代と困りごとは? A. E²などを社内のサーバーで → 新しい世代か他のERPかを比べる B. C4・PROACTIVEで困りごとは小さい → 使い続け、AIや業界の型を足す C. カスタマイズが多く、更新のたびに費用 → 標準や業界の型に戻す D. 海外拠点や新事業で会社の形が変わった → グローバル対応ERPや組み合わせを比べる どの道でも、最初はカスタマイズの棚卸し
いまProActiveを使う会社の4つの道

公式サイトのサポートのページに、保守終了の時期は載っていませんでした(2026年9月確認)。

自社の版の保守の条件は、SCSKに直接聞いてください。

どの道を選んでも、最初の作業は同じです。

カスタマイズした部分の一覧を作ること。

この一覧が、移るかどうかにかかわらず、見積もりの前提になります。

入れ替えの全体の流れは基幹システムのリプレイスとは、データの移し方は基幹システムのデータ移行ガイドで扱っています。

よくある失敗3つ

失敗1:同じ製品の新しい世代なら「そのまま移れる」と考える

起きること:前の世代から新しい世代へ移ったが、カスタマイズの作り直しで費用と期間が膨らむ。

原因:製品名が同じため、入れ替えではなく「更新」と捉え、比較も棚卸しもしなかった。

避け方:新しい世代への移行も、一つの入れ替えとして扱います。

カスタマイズの一覧を作り、他の選択肢と同じ条件で見積もりを比べましょう。

失敗2:AI機能の一覧で選ぶ

起きること:AI機能を理由に選んだが、データが整っておらず、期待した分析が出ない。

原因:AIの材料になるデータ(勘定科目・部門・取引先のコード)の整え方を決めていなかった。

避け方:AI機能を比べる前に、どの数字をAIに見せたいかを決めます。

その数字のもとになるデータが、一か所に正しくそろうかも見ておきます。

データの整え方は、AI導入の成否は「データの整い方」で決まるで扱っています。

失敗3:国内サポートの手厚さを、現場任せの口実にする

起きること:困ったら提供元に聞けばよいと考え、社内で運用ルールを決める人がいない。

原因:保守の範囲(製品の障害・法改正)と、自社で決める範囲(業務のルール)を分けていなかった。

避け方:提供元が保守で担う範囲を契約で押さえ、自社で持つ範囲と担当者を決めます。

つまずく理由の全体像は、ERP導入はなぜ失敗するのかにまとめています。

ベンチャーネットならこう見る|カスタマイズは2つの型で仕分ける

「新しい世代に移るなら、いまのカスタマイズの一覧をそのまま渡せばいい」

そう考える会社は、少なくありません。

ベンチャーネットは、NetSuite・Odoo・AIスクラッチ開発を扱い、SAPからのリプレイスにも対応しています。

仕事の多くは、ゼロからの導入より、他社のあとの引き継ぎや立て直しです。

そこで何度も見てきたのが、一覧をそのまま要件にして、要らない機能まで新しい仕組みに運んだ例でした。

型1:見える化→整理整頓→Fit&Gap

カスタマイズの扱いは、次の順番で決めます。

  1. 業務の見える化:いまの業務の流れを、現場に聞いて描く
  2. 整理整頓:やめる・まとめる・そろえる業務を決める
  3. Fit&Gap:残った業務を、移る先の標準機能と照らし合わせる

Fit&Gapは、業務と機能の合う・合わないを一つずつ見る作業のことです。

前の社長のために作った帳票が、いまは誰にも読まれていない。

そうした機能は、2段目で落とせます。

型2:標準に合わせる/開発する/残す

Fit&Gapで合わなかった業務は、3つのどれかに決めます。

  • 標準に合わせる:業務のほうを、標準機能や業界の型に寄せる
  • 開発する:追加の開発や、外部の仕組みとの連携で補う
  • 残す:新しい仕組みには載せず、いまの仕組みや運用で続ける

1つ目が多いほど、カスタマイズ保守の費用は軽くなります。

2つ目は、第4章で見たとおり費用を押し上げやすい選択です。

ベンチャーネットの進め方:見える化→整理整頓→Fit&Gap→3つの選択 業務の見える化、整理整頓、NetSuite標準機能とのFit&Gap、そして標準に合わせる・開発する・残すの3択で決める。 ベンチャーネットの進め方業務の見える化いまの業務フローを現場に聞いて描く整理整頓やめる・まとめる・そろえる業務を決めるFit&GapNetSuiteの標準機能と照らし合わせる3つの選択標準に合わせる/開発する/残す製品が決まっていても、見える化から始める
ベンチャーネットの進め方:見える化→整理整頓→Fit&Gap→3つの選択

図の3段目はNetSuiteを例にしています。

照らし合わせる相手がPROACTIVEの新しい世代でも、順番は変わりません。

国産ERPとグローバル対応のERPは、どれが優れているかではなく、それぞれに長所があります。

2つの型で仕分けてから並べれば、どちらも同じ土俵で比べられます。

最初の打ち合わせで伺うのは、主に次の3つです。

  • 5年後の会社の形:国内中心のままか、海外拠点や新事業が増えるか
  • いまの世代と保守の条件:版、保守の期限
  • カスタマイズの数と、そのうち毎月使っているもの

国内中心のままで、残すべきカスタマイズが少なければ、PROACTIVEの中で整えるのが自然です。

その結論も、そのままお伝えします。

今日できること|カスタマイズの棚卸し表を作る

いまのProActiveで、標準から変えている機能や帳票を5つ書き出してください。1時間ほどでできます。

機能・帳票何のために作ったか今も使っているか使う部署
(例)部門別の独自の損益表前の社長の管理のやり方月1回、経理だけ経理

「今も使っているか」に「いいえ」が並べば、標準に戻す余地があります。

この表は、新しい世代に移る場合も、他のERPに移る場合も、見積もりの前提になります。

よくある質問

Q1. ProActiveとPROACTIVEは同じ製品ですか

同じ製品の流れで現在の公式表記がPROACTIVEです。

2024年11月に、ProActive C4とatWill・PImacsを統合し、AIを中心にしたPROACTIVEとして発表されました(第1章1-1)。

Q2. 費用はどれくらいですか

料金は公開されておらず個別見積もりです。

使う領域・業界の型・カスタマイズの量・提供の形で変わります。

保守の費用も含めた総額で比べてください(第4章)。

Q3. どんな会社に向いていますか

国内中心で日本の制度に沿った運用を重視する中堅企業です。

卸売・商社、素材・素材加工、電機・機械、建設には、業界特化の型が用意されています(第1章1-2)。

Q4. AI機能には何がありますか

AIダッシュボードやTeamsで使うAIエージェントなどがあります。

製造現場向けのPROACTIVE MESでは、作業順序の自動化などのAI機能が発表されています(第3章)。

Q5. ProActiveから他のERPへの乗り換えはできますか

できます。

ただし、データの移行と業務の見直しを伴います。

まずカスタマイズの一覧を作り、見える化と整理整頓で今も必要なものを見極めます(第6章・第8章)。

新しい世代への移行と、他のERPへの移行を、同じ条件で比べてください。

Q6. ProActiveとNetSuiteは何が違いますか

ProActiveは日本の制度と国内サポートが強みです。

NetSuiteは、海外拠点を含めた一元管理が強みです。

NetSuiteは、世界220地域・44,000社以上で使われるクラウドERPです。

詳しくはProActiveとNetSuiteを比較で扱っています。

まとめ

  • ProActiveは、SCSKが1993年から提供する国産ERP。現在の公式表記はPROACTIVE。導入企業は7,500社超
  • 2024年11月にatWill・PImacsを統合し、業務特化と業界特化のオファリングを持つ製品になった
  • AIは、ダッシュボードやTeamsのAIエージェントなど、製品に組み込む方向で広げている
  • 料金は非公開。保守(ライセンス・カスタマイズ・ヘルプデスク)まで含めた総額で比べる
  • いま使う会社は、世代で道が分かれる。どの道でも、カスタマイズの棚卸しが最初の作業
  • カスタマイズは「見える化→整理整頓→Fit&Gap」の順に洗い、「標準に合わせる/開発する/残す」に分ける

「次も、ProActiveのままでいいのか」

部長にそう聞かれたら、まずカスタマイズの棚卸し表を作ってください。

その表があれば、続ける理由も、替える理由も、数字で示せます。

もう少し詳しく知りたい方へ

長く使ってきた国産ERPを、新しい世代へ移すか、他の選択肢と比べるか。

その判断の段階から、ご相談をお受けしています。

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この記事を書いた人

持田 卓臣のアバター 持田 卓臣 株式会社ベンチャーネット代表取締役

持田 卓臣(もちだ たくおみ)
株式会社ベンチャーネット 代表取締役

ヒューレット・パッカード社でITコンサルタントとして従事した後、2005年に株式会社ベンチャーネットを設立。
Oracle NetSuite Solution Provider Partner として、中堅・中小企業向けクラウドERP「NetSuite」の導入・運用支援を提供しています。
SEO・広告・SNS・ウェブ・MA・SFAと一気通貫で培ってきたデジタルマーケティング領域の業務知見を活かし、NetSuiteを軸とした経営DXを支援しています。
著書:『普通のサラリーマンでもすごいチームと始められる レバレッジ起業「バーチャル社員」があなたを救う』(KADOKAWA、2020年)

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