Reforma PSAとは?機能・特徴・料金と向いている企業をわかりやすく解説【2026年版】

受託やクリエイティブの仕事をしていると、こんな悩みはないでしょうか。

  • 案件が終わってから、赤字だったと判明する
  • 月次の数字がそろうまで、2か月以上かかる
  • 誰がどの案件に、どれだけ時間を使ったかが見えない

こうした「案件の採算が見えない」課題に向けて作られたのが、Reforma PSA(レフォルマ ピーエスエー)です。株式会社オロが提供する、案件管理に特化したクラウドERPです。

この記事では、Reforma PSAの機能・特徴・費用を中立の立場で整理します。あわせて、NetSuiteなど他のERPとの選び分けの入口もお伝えします。

この記事で分かること

  • Reforma PSAとは何か(提供元・位置づけ)
  • 主な機能と料金(月額・ライセンス単価)
  • 向いている企業/検討の幅を広げたい企業
  • NetSuiteなど他ERPとの違いの入口

読了目安:約7分

本記事の運営について

本記事は、NetSuite認定パートナー(Solution Provider)であるベンチャーネットが運営しています。Reforma PSAは株式会社オロの製品であり、ベンチャーネットの取扱製品ではありません。中立な情報提供を目的に作成しています。Reforma PSA自体のお問い合わせは、提供元の株式会社オロへお願いします。

目次

Reforma PSAとは

Reforma PSAは、案件ごとの採算・工数・お金の流れを一つにまとめて管理するクラウドERPです。

ここでの「PSA」は、Professional Services Automation の略です。IT・広告・制作・コンサルなど、案件単位で動く仕事の管理を効率化する仕組みを指します。

提供元は株式会社オロ

Reforma PSAを提供するのは、株式会社オロです。東京証券取引所プライム市場に上場しています(証券コード3983、出典:オロ公式・2026年6月時点)。

同社はクラウドERP「ZAC(ザック)」も提供しています。Reforma PSAは、このZACで培ったノウハウをコンパクトにまとめた製品です(出典:オロ公式)。

どんな業種に向いているか

Reforma PSAは、受託・クリエイティブ系のビジネスを想定して設計されています。公式では、次の業種が挙げられています。

  • IT業
  • 広告業
  • イベント業
  • コンサルティング業
  • 制作業
  • 設計業

いずれも「案件(プロジェクト)ごとに人と費用を動かす」仕事です。こうした業種の商習慣に合わせた機能がそろっている点が特徴です(出典:オロ公式)。

Reforma PSAの主な機能

Reforma PSAは、必要な機能だけを組み合わせて使えるのが特徴です。主な機能は、ライセンス単位で用意されています。

販売管理・購買管理

販売管理では、見積・受注・売上・請求・入金の管理ができます。セグメント別の損益(PL)の出力にも対応します。

購買管理では、発注・仕入・支払の管理ができます。源泉税の管理や、振込用のFBデータ出力にも対応します。

勤怠(工数)管理・経費管理

勤怠管理では、出退勤や休暇に加えて、案件ごとの工数を記録できます。「どの案件に何時間使ったか」を集計できる点がポイントです。

経費管理では、立替経費の精算や仮払いの処理ができます。こちらもFBデータの出力に対応します。

プロジェクト別の収支管理・経営分析

各ライセンスを組み合わせると、案件別の収支管理ができます。仕掛中の案件でも、損益をタイムリーに把握できます。

経営分析では、売上・利益の集計や、着地予測(フォーキャスト)の分析ができます。クライアント別・部門別など、さまざまな軸でのレポート出力に対応します(出典:オロ公式)。

機能とライセンスの早見表

ライセンス主な機能月額単価(税抜)
販売見積・受注・売上・請求・入金、セグメント別PL6,000円
購買発注・仕入・支払、源泉税、FBデータ出力2,000円
勤怠出退勤・工数・休暇・作業時間集計300円
経費立替経費精算・仮払・FBデータ出力300円
セキュリティOP社外アクセス・権限設定300円

出典:オロ公式(2026年6月時点)。単価・機能は変更される場合があります。

Reforma PSAの特徴

Reforma PSAには、導入しやすさにつながる特徴があります。ここでは3つに整理します。

  1. 業界特化の設計:販売管理と工数が連携し、案件別の損益管理がしやすい
  2. 必要な機能だけ導入できる:人数が増えていく企業や、部門単位での導入に向く
  3. サポートが用意されている:無償サポートに加え、有償の訪問サポートも選べる

信頼性の目安として、公式では次の情報が示されています。

  • 導入実績:500社以上
  • サービス継続率:93%(調査対象は2023年4月〜2024年3月の申込顧客、利用開始1年経過時点)
  • SOC1の取得済み

(いずれも出典:オロ公式・2026年6月時点)

Reforma PSAの料金

Reforma PSAは、初期費用が0円の月額制です。月額費用は、使う機能と人数で変わります。

  • 初期費用:0円
  • 月額費用:3万円(税抜)から
  • 最低利用料金:3万円(機能・人数の合計が3万円未満でも3万円)
  • 最低利用期間:6か月

(出典:オロ公式・2026年6月時点)

費用を抑えやすいのは、勤怠・経費が1人あたり月300円と低めに設定されているためです。販売や購買のライセンスだけを担当者に持たせる、といった使い分けもできます。

なお公式では、Reforma PSAはデジタル化・AI導入補助金(旧 IT導入補助金)の対象システムとして案内されています。ただし補助金は年度や枠で要件が変わります。最新の対象可否や申請枠は、補助金事務局やオロでご確認ください。

正確な金額は、利用する機能と人数によって変わります。オロの料金シミュレーションや問い合わせで確認するのが確実です。

向いている企業/検討の幅を広げたい企業

Reforma PSAは「向く・向かない」がはっきりしている製品です。自社に合うかを見極めるための目安を整理します。

向いている企業

  • 少人数〜中小規模の、受託・クリエイティブ系のビジネス
  • 案件ごとの採算を、できるだけ早く見える化したい
  • 全社一斉ではなく、部門単位から始めたい

「ヒトの稼働(工数)で売上をつくる」ビジネスとは、特に相性がよい設計です。

検討の幅を広げたい企業

一方で、次のような場合は、案件管理に特化した製品だけでは足りないことがあります。

  • 在庫や製造も持っていて、モノの管理まで一気通貫でつなぎたい
  • 海外拠点や多通貨での案件会計、連結決算まで見据えたい
  • 事業の成長に合わせて、会計・販売・在庫・案件を一つの基盤に広げたい

こうした場合は、統合型のクラウドERPも比較対象に入れると、選択の幅が広がります。たとえばNetSuiteには、案件管理に対応した機能があります。詳しくはNetSuite SuiteProjects Pro(旧OpenAir)とは?で解説しています。

大切なのは、自社の課題が「ヒトの管理」なのか「モノの管理」なのかを整理することです。そのうえで、規模と複雑さに対して過不足のない、ちょうどよい選択をすることです。

向き・不向きの早見表

観点向いている検討の幅を広げたい
人数規模少人数〜中小拡大・多拠点を見据える
在庫・製造基本なし(受託中心)在庫・製造も統合したい
海外・多通貨国内中心海外案件・多通貨が必要
連結決算単体中心連結まで見据える
将来の拡張案件管理を堅実に会計〜在庫まで一気通貫

Reforma PSAとNetSuiteの違い

ここでは、Reforma PSAとNetSuiteの違いを、入口として簡単に整理します。

  • Reforma PSA:案件管理に特化。少人数から始めやすい国産のクラウドERP
  • NetSuite:会計・在庫・販売・案件などを統合したクラウドERP。海外・多通貨や事業拡大に対応

どちらが良いかは、事業の規模と業務の複雑さで決まります。受託中心で人数も多くないなら、Reforma PSAのような案件特化型がはまりやすい場面があります。

在庫や海外、連結まで見据えるなら、統合型のNetSuiteが選択肢に入ります。製品ごとの機能や費用を比べたい場合は、Reforma PSAとNetSuiteの比較で詳しく整理しています。

ERP全般の選び方から見直したい場合は、【2026年版】ERPを徹底比較もあわせてご覧ください。なお、Reforma PSAの導入そのものをご希望の場合は、提供元の株式会社オロへお問い合わせください。

よくある質問(FAQ)

Q1. Reforma PSAとはどんなシステムですか。ZACとの違いは何ですか。

Reforma PSAは、案件の採算・工数・お金の流れをまとめて管理するクラウドERPです。同じオロのZACが多機能なのに対し、Reforma PSAは主要な機能に絞られています。

そのため、少人数でスピード感をもって導入したい企業や、部門単位での導入に向いています(出典:オロ公式)。

Q2. 月額はいくらからですか。最低利用期間はありますか。

初期費用は0円で、月額は3万円(税抜)からです。月額は使う機能と人数で変わります。

最低利用料金は3万円、最低利用期間は6か月です(出典:オロ公式・2026年6月時点)。

Q3. どんな会社に向いていますか。

IT・広告・制作・コンサル・設計など、受託やクリエイティブ系のビジネスに向いています。「ヒトの稼働で売上をつくる」仕事と相性がよい設計です。

一方、在庫や製造も統合したい場合や、海外・連結まで見据える場合は、統合型ERPも比較対象に入れると判断しやすくなります。

Q4. NetSuiteなど他のERPと、どう選び分ければよいですか。

案件管理を堅実に進めたいなら、案件特化型が合います。会計・在庫・案件まで一つの基盤でつなぎたいなら、統合型ERPが候補になります。

迷う場合は、自社の課題が「ヒトの管理」か「モノの管理」かを整理すると、選び分けの軸が見えてきます。

まとめ

Reforma PSAは、受託・クリエイティブ系の案件管理に特化したクラウドERPです。少人数から始めやすく、案件の採算を見える化したい企業に向いています。

一方で、在庫・海外・連結まで見据えるなら、統合型ERPも比較対象になります。自社の課題が「ヒト」か「モノ」か、そして規模と複雑さに対して、ちょうどよい選択をすることが大切です。

判断に迷うときは、一人で抱えず、選択肢を一緒に整理するところから始めてみてください。

もう少し詳しく知りたい方へ

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この記事を書いた人

持田 卓臣のアバター 持田 卓臣 株式会社ベンチャーネット代表取締役

持田 卓臣(もちだ たくおみ)
株式会社ベンチャーネット 代表取締役

ヒューレット・パッカード社でITコンサルタントとして従事した後、2005年に株式会社ベンチャーネットを設立。
Oracle NetSuite Solution Provider Partner として、中堅・中小企業向けクラウドERP「NetSuite」の導入・運用支援を提供しています。
SEO・広告・SNS・ウェブ・MA・SFAと一気通貫で培ってきたデジタルマーケティング領域の業務知見を活かし、NetSuiteを軸とした経営DXを支援しています。
著書:『普通のサラリーマンでもすごいチームと始められる レバレッジ起業「バーチャル社員」があなたを救う』(KADOKAWA、2020年)

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