「うちのERPにもAIが入るらしい。で、現場の何が楽になるのか」。
展示会や営業資料で「AI搭載」の文字は増えました。ただ、経理の月次作業や営業の入力が具体的にどう変わるのかは、なかなか見えてきません。
Odooなら、AIは慣れた画面の中で使え、手間を少しずつAIに寄せられます。
Odooの最新版では、AIが特定のアプリではなく、アプリ全体に組み込まれています。実務で影響が大きいのは3つ。画面のどこからでも「AIに質問」する機能、指示を受けてタスクを実行する「AIエージェント」、項目の内容をAIが埋める「AIフィールド」です。エージェントには、回答を自社の資料の範囲に絞る設定もあります(AIエージェントの仕組み)。
たとえば、次のことが変わります。
- 「あの画面はどこだったか」を、普段の言葉でAIに聞ける
- たまにしか行わない月次・年次の作業でも、手が止まりにくくなる
- 長い説明文の要約や定型文の作成を、AIフィールドに任せられる
- 自動化の流れの中で、どの処理を呼ぶかをAIが判断する
標準のAI機能はEnterprise版(有償)で提供され、Community版(無料・オープンソース)で使える範囲は限られます。Odoo 20からは、すべてのAI機能にクレジット(アプリ内課金)が必要になりました。
では、現場でいちばん楽になるのはどこか。答えはAIに質問する機能に、良い点と注意点はメリットとデメリットにあります。
※機能の説明は、2026年9月に確認したOdoo 19時点の情報です。Odoo 20(2026年9月公開)での変更は、費用の扱いを中心に本文に反映しています。AI機能は更新が速いため、検討時には最新の公式情報をご確認ください。
Odooのアプローチ:AIを「別機能」にしない
アプリ全体に組み込まれている
多くの業務システムでは、AIは追加のオプションという位置づけでした。
Odooの最新版では、AIがアプリ全体に組み込まれています。Odoo公式の説明では、AIは状況に応じて支援し、すべてのアプリで生産性を高めます(出典:Odoo 19.0公式ドキュメント、2026年10月確認)。
慣れた画面の中で完結する
実務で差が出るのは、この点です。
別の画面や外部のサービスを開く必要がないため、作業の流れが途切れません。「導入したけれど誰も使っていない」という状態を避けやすい設計です。
Odooに標準で用意されているAI機能の一覧
Odoo公式ドキュメントのAIセクションには、次の機能が並んでいます(出典:Odoo 19.0公式ドキュメント、2026年10月確認)。
| 機能 | 何をするものか |
|---|---|
| AIエージェント | 指示にもとづいて質問に答え、設定に応じてタスクを実行する |
| AIフィールド | 項目の内容を、指示にもとづいてAIが生成・更新する |
| AIサーバーアクション | 自動化の処理の中で、どの処理を呼ぶかをAIが判断する |
| AIデフォルトプロンプト | AIをどの画面のどの場面で出すかを定義する |
| AI文書仕分け | 文書を内容に応じて分類する |
| AIライブチャット | Webサイトのチャットにエージェントを割り当てる |
| メールテンプレートのAI | 送信時にメール文面を個別化する |
| AI音声書き起こし | 音声を文字に変換する |
| 文章の作成と改善 | 入力欄の文章をAIが下書き・推敲する |
| AI APIキー | 接続するAI提供元の認証情報を設定する |
一覧のとおり、AIは1つの機能ではなく、業務の各所に散らばった仕組みの集まりです。
ですから「AIを入れるかどうか」より、「どの場面のどの手間をAIに寄せるか」で考えるほうが、検討は進みます。
このうち実務への影響が大きいのは、質問する・エージェント・フィールドの3つです。
OdooのAIでできること①:AIに質問する
どこからでも呼び出せる
Odoo公式によれば、「AIに質問」機能はデータベース内のどこからでも利用できます。自然言語を理解し、質問への回答、ビューの表示、コンテンツの改善などを行えます(出典:Odoo 19.0公式ドキュメント、2026年10月確認)。
キーボードでコマンドパレットを開くか、画面上のAIボタンから呼び出す形です。
実務で何が楽になるか
現場でいちばん楽になるのは、操作を覚える負担が下がる点です。
ERPは機能が多く、「あの画面はどこだったか」「この設定はどうやるのか」で手が止まりがちになります。普段の言葉で聞ければ、マニュアルを探す時間が減ります。
とくに助かるのは、次の場面です。
- 新しく入った人が使い始めるとき
- 月次・年次など、たまにしか行わない作業のとき
- 兼務の担当者が久しぶりに触るとき
稼働後の「定着」で現場がつまずきやすい場面を、そのまま支える機能です。
できること②:AIエージェント
指示を受けて動く仕組み
AIエージェントは、自然な言葉を理解してタスクを実行する仕組みです。
Odoo公式の説明では、エージェントは「トピック」と「ソース」でできています。トピックはエージェントが担う役割を示し、ツールがタスクの実行手段を提供します。ソースは、タスクに必要な情報を与えます(出典:Odoo 19.0公式ドキュメント、2026年10月確認)。
あらかじめ用意されたトピックには、自然言語での検索、情報の取得、リード(見込み客)の作成などがあります。リードの作成は、CRMアプリが入っている場合に使えます。
この「トピック」は、19.4以降「スキル」という名称に変わっています(出典:Odoo 19.4公式ドキュメント「AI agents」、2026年10月確認)。
設定できる項目
エージェントを作るときは、次のような項目を選びます(出典:Odoo 19.0公式ドキュメント、2026年10月確認)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| LLMモデル | 使用するAIモデルを選ぶ。ChatGPTとGeminiについて複数のバージョンに対応 |
| 応答スタイル | Analytical(分析的)/Balanced(中庸)/Creative(創造的)から選ぶ |
| ソース | 参照させる資料を登録する。Webページのリンクなどを追加できる |
| ソースに限定 | 回答を、登録した資料の範囲だけにもとづかせる設定 |
19.4のドキュメントでは、LLMモデルの欄は提供元(ChatGPTかGemini)の選択に変わり、応答スタイルは4種類です。
最後の「ソースに限定」は、実務で大事な選択肢です。一般論での回答を防ぎ、自社の資料に沿った答えに寄せられます。
また、公式ドキュメントでは、エージェントの作成とカスタマイズにはAIアプリのインストールが必要です。一方で、多くのAI機能はAIアプリなしでも使えると案内されています。
期待値の調整が必要
AIエージェントは「何でも自動でやってくれる存在」ではありません。何をさせるかを設計し、必要な情報を与えて、はじめて機能します。
業務を整理する作業は、依然として人の側に残ります。
権限の設計まで含めた内容は、OdooのAIエージェントで詳しく扱っています。
できること③:AIフィールドとAIサーバーアクション
AIフィールド
項目の値を、AIが指示にもとづいて生成・更新する仕組みです。
公式ドキュメントでは、次のように使います(2026年10月確認)。
- Studio(ノーコードのカスタマイズ機能)から、AIフィールドを画面に配置する
- Studioを開かずに、プロパティフィールドとして追加することもできる。ただしフォームビューに限る
- プロンプト(指示文)の中で、他の項目の値を参照できる
- 項目の横のAIアイコンを押すと、その場で再計算される
- 加えて、1日1回のスケジュール実行で、空のままの項目を埋める処理が標準で有効になっている
長い説明文の要約や、定型的な文章の作成といった用途が考えられます。
注意したいのは最後の点です。1日1回の自動実行が標準で有効なため、意図しない項目が埋まることがあります。どの項目にAIフィールドを置くかは、導入時に決めておいてください。
AIサーバーアクション
自動化の処理の中で、AIに判断を任せる仕組みです。
公式ドキュメントによれば、AIサーバーアクションはレコードと指示を読み、どの処理(ツール)を呼ぶかを決めます。ツールの実体は、標準のサーバーアクションです(出典:Odoo公式ドキュメント「AI server actions」、2026年10月確認)。
AI専用の別の仕組みを作るのではなく、既存の自動化の枠組みにAIを組み込む設計です。
文書からの読み取り
請求書や経費のスキャンなど、文書から情報を読み取る機能もあります。
Odoo 20では、こうした機能を含むすべてのAI機能にクレジットが必要になりました。クレジットはアプリ内課金で購入します(出典:Odoo 20 Release Notes、2026年9月確認)。使った量に応じて費用が発生する仕組みです。
OdooのAI機能のメリットとデメリット
標準のAI機能は、有償のEnterprise版で提供されます。無料のCommunity版で使える範囲は限られるため、ここで挙げる良い点は主にEnterprise版の話です。メリットは、次の5つです。
- 慣れた画面の中で完結する:別の画面や外部のサービスを開かずに済み、作業の流れが途切れない
- 操作を覚える負担が下がる:「AIに質問」は、データベース内のどこからでも普段の言葉で使える
- 自社の資料に沿った答えに寄せられる:エージェントの「ソースに限定」で、回答を登録した資料の範囲にもとづかせる
- 定型的な文章をAIに任せられる:AIフィールドで、長い説明文の要約や定型文の作成に使える
- 既存の自動化に組み込める:AIサーバーアクションは、標準のサーバーアクションをツールとして呼ぶ
デメリットと注意点は、次の4つです。
- Community版では使える範囲が限られる:AI機能を目的に検討するなら、まず版の確認が要る
- 使うほど費用が増える:Odoo 20からは、すべてのAI機能にクレジット(アプリ内課金)が必要になった
- 業務と記録の整理が先に要る:入力の抜けや表記の揺れがあると、どのAI機能でも結果は安定しない
- 出力の確認は人が担う:AIの出力をそのまま業務に流すと、誤りに気づけない。AIフィールドの1日1回の自動実行にも注意が要る
両方を並べると、次の図のとおりです。
注意点の多くは、検討の順番を守れば手を打てます。避け方は検討するときの注意点とAIに任せる手間を選ぶまでの進め方に書いています。
AIが得意なこと、人が担い続けること
AIに任せやすい作業
- 操作方法を調べる
- 情報を探す、要約する
- 定型的なレコードを作る
- 文書から情報を読み取る
共通するのは、手順が決まっていて、判断の幅が小さい作業です。
人が担い続ける領域
- どの業務をどう回すかを決める
- 標準機能に合わせる範囲を決める
- 例外処理を判断する
- 日本の制度要件に対応する
- AIが出した結果を確認する
とくに最後が大事です。AIの出力をそのまま業務に流すと、誤りに気づけません。確認する工程は、必ず残ります。
OdooのAI機能を検討するときの注意点
AIは業務設計の代わりにはならない
AIがどれほど優秀でも、「どの業務をどう回すか」は人が決めます。この点が、検討でいちばん大切です。整理されていない業務にAIを載せると、混乱が速く広がるだけになりかねません。自動化の前に、やめる作業を決める考え方はAIや自動化に飛びつく前にに書いています。
順序は、業務の整理が先で、AIの活用はその後です。
元データの状態が精度を決める
AIは、記録されていない情報を作り出せません。
入力が抜けている、表記が揺れている、そもそも記録していない。この状態では、どのAI機能を使っても結果は安定しません。
AI活用の第一歩は、AIの設定ではなく業務の記録を整えることです。この論点はOdooとデータドリブン経営でも扱っています。製品を問わない考え方は、AI導入の成否は「データの整い方」で決まるにまとめました。
日本の制度対応は別の話
AIが進化しても、日本の制度への対応は解決しません。
給与計算の日本向け標準対応がないことや、電子帳簿保存法への対応が標準だけでは完結しないことは、AIが入っても変わりません。詳しくはOdooの日本対応状況の記事をご覧ください。
エディションと費用の仕組みを確認する
標準のAI機能は有償版で提供され、無料のCommunity版で使える範囲は限られます。
加えてOdoo 20では、すべてのAI機能にクレジット(アプリ内課金)が必要です。使うほど費用が増える構造なので、どの場面でどれだけ使うかを先に見積もっておきます。
「AIがあるから」で製品を選ばない
AI機能は魅力的ですが、それだけで導入を決めるのは危険です。
自社の業務範囲に合うか、規模に合うか、運用体制を作れるか。こうした前提のほうが、成否を大きく左右します。
社内会議で使える確認リスト
AI機能を検討に入れる前に、次の項目を確かめてみてください。□が埋まらないうちは、AIより先に業務と記録の整理から始めるほうが近道です。
- □ AIに任せたい手間を「誰の・どの作業の・何分か」で言える
- □ その作業の手順が、担当者が替わっても同じになっている
- □ AIが参照する記録(取引先・品目・案件など)に、入力の抜けや表記の揺れが少ない
- □ AIの出力を誰が確認し、誤りをどこで止めるかが決まっている
- □ クレジットの使用量を、月ごとに誰が見るかが決まっている
- □ 使いたいAI機能が、検討中の版(Community版/Enterprise版)で使えることを確認した
AIに任せる手間を選ぶまでの進め方
ERP導入支援を手がけるベンチャーネットは、AI機能の相談を受けると、次の順番で進めます。入り口は機能の一覧ではなく、現場の手間です。
ステップ1:手間の棚卸し(見える化)
「探す」「転記する」「要約する」「聞いて回る」といった手間を、部門ごとに書き出します。見える化の考え方は業務の見える化とはが参考になります。この段階では、AIを使うかどうかはまだ決めません。
ステップ2:記録の状態を確かめる
AIが読むことになるデータを、実際に開いて確かめます。入力の抜けや表記の揺れが多ければ、AIの設定より先に記録を整えます。
ステップ3:標準機能に合わせられるかを見る(Fit to Standard)
Fit to Standardとは、標準機能に業務を合わせる考え方です。残った手間を、Odoo標準のAI機能で届くものと届かないものに分けます。
ステップ4:小さく試して、確認の工程を決める(わかる化)
1つの部門・1つの作業で試し、出力を誰がどう確かめるかを決めます。あわせて、クレジットの使用量が業務量とどう連動するかを見ます。
ステップ5:3〜5年後の姿から、製品を選び直す
AIの話を入り口にしても、最後は基幹システム全体の判断に戻ります。ベンチャーネットは、NetSuite・Odoo・AIスクラッチ開発を扱い、SAPからのリプレイスにも対応しています。規模や固有業務によっては、Odooが合わないとお伝えすることもあります。AIスクラッチ開発はライセンス費用がかからない一方、開発費と保守費が別途かかります。
判断の考え方は、OdooとFit to StandardとパッケージERPかスクラッチ開発かで整理しています。
バージョンと機能の更新について
Odoo 19.0は2025年9月にリリースされました。標準サポートの終了は2028年9月(予定)と、公式に記載があります。
その後、19.1(2026年1月)・19.2(2026年3月)・19.3(2026年5月)・19.4(2026年7月)が順に提供されています。
19.1〜19.4は、Odooオンラインで先に提供されました。Odoo.shとオンプレミスは対象外でした(公式のサポート表にN/Aと明記)。
2026年9月には、次のメジャー版のOdoo 20が公開されました。Odoo.shやオンプレミスの会社も、Odoo 20に上げれば、19.1〜19.4の新機能をまとめて受け取れます。
違うのは、新機能を受け取る時期です。早く使いたいならOdooオンライン。自社で管理したいなら、Odoo.shかオンプレミスで年1回のメジャー版に合わせます。
AI機能を目的にOdooを検討している場合、この点はとくに重要です。次の変更は、いずれもマイナー版でOdooオンラインに先に届いたものです。Odoo.shやオンプレミスでは、Odoo 20に上げたときにまとめて受け取ります。
公式リリースノートで確認できるAI関連の変更は、次の3つです。
| 版 | 変更 |
|---|---|
| 19.1 | AIに、ファイルについて質問できるようになった |
| 19.3 | AIエージェントが、レコードを作成・更新できるようになった |
| 19.4 | 公式のMCPサーバーで、外部のAIエージェントをOdooに接続できるようになった |
MCP(Model Context Protocol)は、AIが外部のデータやツールとやりとりするための規格です。
MCPサーバーには、公式ドキュメントに節があります。接続の例に挙がるAIクライアントは、Claude Code・Codex・Antigravityです。初めの設定でAIに公開されるのは、取得・検索系の道具だけです(出典:Odoo公式ドキュメント「AI MCP server」、2026年10月確認)。それ以外は、サーバーアクションの設定画面で「Available in MCP」に印を付けて公開します。
公式のMCPサーバーを使えるのは、Odoo Online 19.4以降とOdoo 20です。Odoo Onlineでは、MCPを含む外部APIを使えるのはカスタムプランだけです。検討時には、公式ドキュメントで最新の内容をご確認ください。
また、Odoo 20では、すべてのAI機能にクレジットが必要になりました(出典:Odoo 20 Release Notes、2026年9月確認)。Odoo 20の変更点はOdoo 20の新機能まとめで整理しています。
この節はEnterprise版の話です。Community版は、この更新の流れに乗りません。
※出典:Odoo公式のリリースノートおよびドキュメント(2026年10月確認)
OdooのAI機能についてよくある質問
AI機能は無料版でも使えますか?
無料のCommunity版で使える範囲は限られます。Odooが提供する標準のAI機能は、有償版で利用できるものです。
AI機能を目的に検討するなら、まず版の確認が必要です。詳しくはCommunity版とEnterprise版の違いの記事をご覧ください。
AIに任せた作業の精度は信頼できますか?
手順が決まった定型作業なら、実用的です。判断を伴う業務では、確認が欠かせません。
AIの出力をそのまま業務に流さず、確認する工程を残してください。これは、どのAIツールでも同じです。
AIを使うために、特別な準備は必要ですか?
技術的な準備より、業務の整理が必要です。
何をAIに任せ、何を人が担うのか。この区切りが曖昧なままだと、機能があっても使われません。導入時に、業務の流れとあわせて設計してください。
追加の費用はどう考えればよいですか?
使う機能と量によって変わります。
Odoo 20では、すべてのAI機能にクレジットが必要で、クレジットはアプリ内課金で購入します。想定する利用量をもとに、事前に確認しておくことをおすすめします。最新の条件はOdoo公式の料金ページでご確認ください。
バージョンが上がると、設定はそのまま使えますか?
そのまま使えるとは限りません。
AI関連の機能は、バージョンごとの変化が大きい領域です。バージョンアップ時の確認項目に、AIの設定を必ず含めてください。この記事も、公式の記載が変わりしだい更新します。
OdooのAI機能のメリットとデメリットは何ですか?
慣れた画面で使える利点とクレジット課金という注意点があります。
別の画面に移らずに質問やタスクの指示ができ、操作を覚える負担が下がります。一方、標準のAI機能は有償版で提供され、Odoo 20からはすべてのAI機能にクレジットが必要です。業務と記録の整理も先に要ります(メリットとデメリット)。
まとめ:AIは業務の整理が先
- OdooのAIは1つの機能ではなく、業務の各所に置かれた仕組みの集まり
- 実務で影響が大きいのは「質問する」「タスクを任せる」「項目を埋める」の3つ
- 慣れた画面の中で完結する設計のため、実際に使われやすい
- いちばん大きいのは、操作を覚える負担が下がること
- AIに任せられるのは、手順が決まった作業。判断と確認は人が担う
- 標準のAI機能は有償版。Odoo 20からは、すべてのAI機能にクレジット(アプリ内課金)が必要
- 日本の制度対応は、AIでは解決しない
AIが役に立つのは、整理された業務の上でこそです。どの機能を使うかより、どの業務をどう回すか。基幹システムの導入をITではなく経営プロジェクトとして捉える理由も、そこにあります。
1年後、年に一度の決算作業を新任の担当者がAIに手順を聞きながら進め、ベテランはAIの下書きを確かめる役に回っている。その手前にあるのは、入力の抜けと表記の揺れを直し続けた1年分の記録です。
もう少し詳しく知りたい方へ
「自社のどの手間ならAIに寄せられるか」を、今の業務と記録の状態から一緒に整理します。製品を決める前の段階からご相談いただけます。
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