InfiniOneとは?機能・特徴・向いている企業・費用を徹底解説

ERPを選ぶとき、「InfiniOne(インフィニワン)」という名前を見かけた方も多いと思います。国産のERPパッケージのひとつで、製造業や商社を中心に使われています。

この記事では、InfiniOneがどんな製品なのか、主な機能・特徴・向いている企業・費用の考え方を、できるだけ専門用語をかみくだいて整理します。

※この記事は、NetSuite認定パートナー(Solution Provider)であるベンチャーネットが、ERP選定の参考情報として中立的にまとめたものです。InfiniOneそのものの導入をご検討の場合は、提供元であるFutureOne(フューチャーワン株式会社)へお問い合わせください。

この記事で分かること

  • InfiniOneの基本(提供元・成り立ち・カバーする業務範囲)
  • 主な機能と、製造業向けの対応
  • 向いている企業のタイプと、費用の考え方
  • 検討時に確認しておきたいポイント

読了目安:約6分

目次

InfiniOneとは?提供元と基本

InfiniOneは、FutureOne(フューチャーワン株式会社)が提供するERPパッケージです。ERPとは、販売・在庫・会計などの基幹業務をひとつのシステムでまとめて管理する仕組みのことです。

InfiniOneは「変化対応型」をうたい、販売から生産・会計までを切れ目なくつなぐことを特徴としています。

公開情報では、旧製品名を「NewRRR」とし、1999年に開発された日本の中堅企業向けERPとして紹介されています。導入実績は1,200社規模とされています。

つまり、長く使われてきた国産ERPであり、日本の中堅企業の業務に合わせて磨かれてきた製品という位置づけです。

InfiniOneの主な機能

InfiniOneは、次のような業務を1つのパッケージで一元管理できるとされています。

  • 販売・購買・在庫
  • 債権債務(売掛・買掛などのお金の管理)
  • 貿易(輸出入に関わる業務)
  • 生産・原価
  • 財務会計

大きな特徴は、必要な機能だけを選んで導入できる点です。最初から全部を入れる必要はなく、業務に合わせて組み合わせられます。

また、業界ごとの商習慣に合わせた「業界別テンプレート」が用意されています。製造業・鉄鋼業・食品業・木材業・建設資材業・機械商社・総合商社など、幅広い業種に対応しているとされています。

製造業向けの対応

InfiniOneは、製造業のなかでも生産の進め方の違いに対応している点が特徴です。

  • 組立製造業向け:見込みで作る計画生産、注文を受けてから作る受注生産、外部に委託するファブレス生産に対応。MRP(必要な部品や材料の量を計算する仕組み)も備えるとされています。
  • プロセス製造業向け:化学・食品など、配合表(レシピ)をもとに作る製造に対応。ロット管理や品質管理の連携も挙げられています。

連携やオプション

外部システムとの連携やオプションも用意されています。たとえばEDI(企業間の電子データ交換)、ハンディターミナル、BIツールとの連携などです。

電子帳票の配信、クラウドBI、モバイル対応、Microsoft Teamsとの連携といったオプションも公開情報で紹介されています。

InfiniOneの特徴(強み)

ここまでの内容を、検討の視点で整理すると、InfiniOneの強みは次のようにまとめられます。

  • 国産で日本の商習慣に合わせやすい:販売・会計・貿易までを国産パッケージで一体運用できます。
  • 製造業の生産形態を幅広くカバー:計画生産・受注生産・ファブレス、さらにプロセス製造まで対応します。
  • 必要な機能から段階的に導入できる:業務に合わせて範囲を選べます。
  • データをリアルタイムに見られる:日々の伝票や製造記録を会計データにつなげ、経営判断の材料にしやすいとされています。

InfiniOneが向いている企業

公開情報をふまえると、InfiniOneは次のような企業と相性がよいと考えられます。

  • 国産ERPで、日本式の販売・会計・貿易を一体で運用したい中堅企業
  • 計画生産と受注生産など、複数の生産形態が混在している製造業
  • 業界特有の商習慣が強く、業界別テンプレートを活かしたい企業

一方で、海外拠点を多通貨・多言語でクラウド上に一元化したい、といった要件が中心の場合は、クラウド型ERPもあわせて比較する価値があります。自社の優先順位によって最適な選択は変わるため、複数の製品を並べて検討するのがおすすめです。

ERP全般の選び方はERPを徹底比較、製造業に絞った比較は製造業向けERPの記事で詳しく整理しています。InfiniOneを含む主要な製造業ERPの深掘りは製造業ERPの製品比較もあわせてご覧ください。

InfiniOneの費用の考え方

InfiniOneの費用は、導入する機能の範囲・業界別テンプレートの利用・カスタマイズの量などによって変わります。そのため、公開情報だけで一律の金額を示すことは難しいのが実情です。

正確な費用は個別見積もりとなるため、検討時は提供元のFutureOneへ問い合わせて、自社の要件に合わせた見積もりを取るのが確実です。

費用を比較するときは、初期費用だけでなく、保守・運用や将来の拡張にかかる費用まで含めて見ておくと、導入後のギャップを防ぎやすくなります。

よくある質問

InfiniOneの提供元はどこですか?

FutureOne(フューチャーワン株式会社)です。InfiniOneの導入相談や見積もりは、提供元のFutureOneへお問い合わせください。

InfiniOneは製造業以外でも使えますか?

公開情報では、製造業のほか商社・卸・小売など幅広い業種向けのテンプレートが用意されているとされています。詳しい対応範囲は提供元へご確認ください。

費用はいくらですか?

導入範囲やカスタマイズによって変わるため、個別見積もりとなります。具体的な金額は提供元のFutureOneへお問い合わせください。

クラウド型ERPとはどう違いますか?

製品ごとに、導入形態・グローバル対応・拡張やAI連携の考え方が異なります。比較の視点はERPを徹底比較の記事で整理しています。

もう少し詳しく知りたい方へ

クラウド型ERPやグローバル展開、AI連携もあわせて検討したい方は、NetSuiteの無料デモ・個別相談をご利用いただけます。

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この記事を書いた人

持田 卓臣のアバター 持田 卓臣 株式会社ベンチャーネット代表取締役

持田 卓臣(もちだ たくおみ)
株式会社ベンチャーネット 代表取締役

ヒューレット・パッカード社でITコンサルタントとして従事した後、2005年に株式会社ベンチャーネットを設立。
Oracle NetSuite Solution Provider Partner として、中堅・中小企業向けクラウドERP「NetSuite」の導入・運用支援を提供しています。
SEO・広告・SNS・ウェブ・MA・SFAと一気通貫で培ってきたデジタルマーケティング領域の業務知見を活かし、NetSuiteを軸とした経営DXを支援しています。
著書:『普通のサラリーマンでもすごいチームと始められる レバレッジ起業「バーチャル社員」があなたを救う』(KADOKAWA、2020年)

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