「Odooの会計アプリに当たる機能は、NetSuiteにもありますか」
ERPを比べている方から、よく受ける質問です。
答えは、業務によって変わります。
会計まわりの6業務とは、会計・請求書発行・経費精算・継続課金・文書管理・電子署名です。
NetSuiteで見ると、6業務のうち5業務は、標準で足りるか、足りる場合があります。
残りは、作るか、専用のサービスを残してつなぐ業務です。
判定が分かれる理由は、3つしかありません。
そして、本当に判断が要るのは、そのうち1つだけです。
では、その1つとは何か。
どちらの製品を選ぶかという総論は、OdooとNetSuiteの違い|企業規模で選ぶ比較で扱っています。
本記事は、その先の業務単位の話です。
NetSuite認定パートナー(Solution Provider)であるベンチャーネットは、あわせてOdooの導入支援も行っています。
どちらか一方に誘導する立場ではありません。
📌 この記事で分かること
- 会計まわりの6業務が、NetSuiteでは「標準・拡張・連携」のどれになるか
- 判定が分かれる理由は3つしかないこと
- 電子署名と文書管理を、どこまでERPに載せるか
- この領域でOdooのほうが合う会社
- いま使っているSaaSを残すか寄せるかの棚卸し4問
この領域で見ること|3つの判定
言葉の整理
3つの判定は、親ハブの記事と同じ定義です。
①標準で足りるとは、NetSuiteの標準機能に同じ業務範囲があり、追加の開発が要らない状態のことです。
モジュールのライセンスが別に要る場合はあります。
②拡張で補うとは、標準にはないものの、項目・レコード・ワークフローを組み合わせて作れる状態のことです。
「できない」ではなく、「作る」領域です。
③連携するとは、相手側の商流や法制度への対応が価値の源泉であり、専用のサービスを残してつなぐ状態のことです。
45アプリ全体の対応表は、OdooのアプリはNetSuiteで何に当たるかにあります。
本記事は、そのうち会計まわりの6業務を詳しく見る記事です。
1社の中で、3つは混ざる
会社単位で「NetSuiteは①、Odooは③」と決まるわけではありません。
判定は業務単位です。
同じ会社の中で、会計は①、経費精算は③、電子署名は②と混ざるのが普通です。
だから、比べるのは製品の優劣ではありません。
自社が使っている業務が、どの判定に当たるかです。
6業務の判定表
| 業務(Odooのアプリ) | NetSuiteでの実現 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|---|
| 会計(Accounting) | 財務会計の標準機能 | ① | 多通貨・多子会社・連結が標準。差は深さ |
| 請求書発行(Invoicing) | 請求書の標準機能+日本向け機能 | ① | 締め請求・適格請求書まで標準にある |
| 経費精算(Expenses) | 経費レポートの標準機能 | ①/③ | 標準で回る。日本の商習慣は専用SaaS併用も |
| 継続課金(Subscriptions) | 継続請求と収益認識の機能(追加ライセンス) | ① | 決済は外側(Stripeなど)に置く |
| 文書管理(Documents) | ファイル添付は標準。本格的な管理は別 | ①/②/③ | 規模で判定が3つに分かれる唯一の業務 |
| 電子署名(Sign) | 標準にはない | ②/③ | 対外契約は連携、社内の証跡は拡張 |
6業務のうち、①だけで決まるのは3業務。
①を含むのは5業務です。
会計まわりは、NetSuiteの標準がいちばん厚い領域だからです。
Odoo側から見た対応表では、会計は「一部重なる」、請求書発行と経費精算は「同等」とされています。
会計が「一部重なる」のは、日本の税務申告が会計SaaS側にしかないためです。
この点はNetSuiteでも同じで、申告書の作成はどちらの製品も外側で行います。
判定が分かれる理由は、3つしかない
表の「理由」の列を並べ直すと、判定が①から外れる理由は3種類に収まります。
深さの差
両方に機能はあるものの、扱える範囲が違う場合です。
会計がこれに当たります。
Odooにも会計アプリがあり、仕訳も試算表も作れます。
違うのは、複数の子会社・複数の通貨・連結を、どこまで標準で扱えるかです。
この理由で判定が割れるときは、自社にその深さが要るかどうかだけを見てください。
子会社が1社で国内だけなら、深さの差は判断材料になりません。
日本の法制度
制度に密着した処理が、専用のサービス側にしかない場合です。
税務申告がこれに当たります。
給与計算も同じで、OdooもNetSuiteも日本の給与には対応していません。
判定を決めているのは、製品の優劣ではなく、業務の性質です。
この理由で③になるときは、どちらを選んでも結論は変わりません。
比較の材料から外して構いません。
商流が外側にある
相手側のネットワークや決済の仕組みそのものが、価値である場合です。
請求書のWEB配信・郵送代行、電子契約の送信、カード決済がこれに当たります。
ERPの中に同じものを作っても、相手先とつながっていなければ意味がありません。
この理由で③になるときは、つなぎ方だけを決めれば済みます。
残すか寄せるかで悩む必要はありません。
本当に判断が要るのは、1つだけ
| 理由 | 判断すること |
|---|---|
| 深さの差 | その深さが自社に要るか |
| 日本の法制度 | 判断不要。どちらでも外側 |
| 商流が外側 | 判断不要。つなぎ方だけ決める |
冒頭の問いの答えは、1つ目の「深さの差」です。
残りの2つは、どちらの製品を選んでも結論が同じになります。
会計・請求・経費|NetSuite側が厚い3業務
会計|差は「深さ」に出る
NetSuiteの財務会計は標準機能です。
仕訳・元帳・試算表・決算までを、標準で扱います。
Odooとの差が出るのは、次の3つです。
- 多通貨:為替差損益の処理を標準で持つか
- 多子会社:複数の法人を1つの環境で並行して動かせるか
- 連結:子会社の数字を集約し、内部取引を消去できるか
この3つが要らない会社にとって、差は小さくなります。
逆に、海外子会社があり連結決算を組む会社では、この差がそのまま導入の理由になります。
詳しくはNetSuiteの連結決算とNetSuite OneWorldによるグローバル対応で扱っています。
税務申告はどちらの製品でも外側です。
申告書の作成は、税理士や税務ソフトの側で行います。
請求書発行|日本向け機能まで標準にある
請求書の発行は、NetSuiteの標準機能です。
日本の商習慣に必要な機能も、標準に含まれています。
- 締め請求:取引先ごとの締め日で、期間内の取引をまとめて1枚にする
- 適格請求書:インボイス制度に必要な項目を満たした様式
作り方は締め請求書(Invoice Summary)の作り方で、日本向け機能の範囲はNetSuite Japan Localization SuiteAppとはで解説しています。
外側に残るのは、配り方です。
WEB配信や郵送代行は、相手先とつながっている仕組みそのものが価値です。
ここは専用のサービスと連携します(判定の理由では「商流が外側」)。
入金の消込は、標準の消込機能のほか、銀行明細の取込や消込に特化したサービスとの連携も選べます。
NetSuiteと銀行明細の連携とNetSuiteの入金消込はどこまで自動化できるかで扱っています。
経費精算|標準で回る。ただし専用SaaS併用も現実的
NetSuiteの経費レポートは標準機能です。
申請・承認・仕訳連動までが、標準で回ります。
それでも、日本では専用SaaSが選ばれてきました。
理由は、領収書の扱いと、日本の商習慣に合わせた入力の細かさです。
判定を①と③の両方にしたのは、このためです。
標準で足りる会社もあれば、専用SaaSを残す会社もあります。
- 標準で足りるかどうかの見極め → NetSuiteの経費精算
- 専用SaaSを残す場合のつなぎ方 → NetSuiteと経費精算SaaSをどうつなぐか
Odoo側の対応表でも、経費精算は「同等」に分類されています。
この業務は、どちらのERPでも標準で回るということです。
残すか寄せるかを決めるのは、製品ではなく自社の運用です。
継続課金・文書管理・電子署名|判定が割れる3業務
継続課金|請求はERP、決済は外側
NetSuiteには、継続的な請求と収益認識を扱う機能があります(追加ライセンス)。
契約期間に応じた請求の自動生成と、会計基準に沿った収益の計上を、同じ基盤で扱えます。
詳しくはNetSuite SuiteBillingとはとNetSuiteの収益認識で解説しています。
決済は外側です。
カード決済は、決済事業者のネットワークそのものが価値だからです。
Stripeとの接続はNetSuiteとStripeの連携にまとめています。
判定は①ですが、実際は「①のERP+③の決済」の組み合わせになります。
文書管理|規模で判定が3つに分かれる
6業務の中で、①②③のすべてに分かれるのは、この業務だけです。
| 自社の状態 | 判定 | 実現方法 |
|---|---|---|
| 見積書・請求書などを、取引のレコードに添付できれば足りる | ① | 標準のファイル添付機能 |
| 添付した文書を、契約・案件・取引先にひもづけて検索したい | ② | 項目とレコードを作って、ひもづけを強化する |
| 版管理・アクセス権・保存期限まで本格的に管理したい | ③ | 文書管理サービスと連携する |
多くの会社は①で足ります。
取引に添付できれば、探すときは取引からたどれるからです。
②に進むのは、「この契約に関係する文書を、契約の側から一覧したい」という要件が出たときです。
これは、項目とレコードを足せば作れます。
作った仕組みは、会計や在庫と同じデータベースの上で動きます。
③が要るのは、文書そのものを資産として扱う場合です。
版管理や保存期限の管理は、文書管理サービスの領域になります。
Odoo側でも、文書管理は「一部重なる」に分類されています。
結論の方向は同じで、簡易な範囲はERPに寄せ、本格的な管理は外側に置きます。
電子署名|対外契約は連携、社内の証跡は拡張
NetSuiteの標準に、電子署名の機能はありません。
そのため判定は②と③に分かれ、ここは分けて考える必要があります。
分け方を図にすると、次のとおりです。
対外契約は③(連携)です。
取引先に送って署名してもらう仕組みは、相手先が使えること自体が価値です。
ERPの中に同じものを作っても、相手が署名できなければ機能しません。
日本国内の電子契約サービスや、海外の電子署名サービスと連携します。
社内の承認と証跡は②(拡張)です。
稟議や社内規程の承認のように、社内で完結するものは、ワークフローと承認履歴で作れます。
「誰が、いつ、何を承認したか」が記録に残れば、社内の証跡としては足ります。
この線引きを誤ると、社内の承認のために対外向けの電子契約サービスを契約することになります。
件数の割に、費用がかかる形です。
先に、対外契約の件数と社内承認の件数を、分けて数えてください。
判断は、そこで決まります。
日本固有の要件は、どちらも外側に持つ
判定を左右するのが、日本固有の要件です。
| 要件 | Odoo | NetSuite |
|---|---|---|
| 消費税・インボイス制度 | 日本向けローカライズで対応 | 日本向け機能で対応 |
| 電子帳簿保存法 | 保存要件は専用SaaS併用が現実的 | 標準機能+日本向け機能でほぼ対応 |
| 締め請求書 | 作り込みが前提 | 日本向け機能に標準搭載 |
| 税務申告 | 外側(税理士・税務ソフト) | 外側(同左) |
| 給与・社会保険 | 非対応 | 日本非対応 |
税務申告と給与はどちらの製品でも外側です。
比較の材料にはなりません。
差が出るのは、締め請求書と電子帳簿保存法への対応範囲です。
日本向け機能の中身はNetSuite Japan Localization SuiteAppとは、電子帳簿保存法とインボイス制度への対応はNetSuiteと電子帳簿保存法・インボイス制度で扱っています。
国内SaaSとのつなぎ方の全体像は、NetSuite×日系SaaS連携マップにまとめました。
🌏 日本向け機能の提供範囲は、契約内容と時期で変わります。導入時に、最新の公式情報でご確認ください。
この領域でOdooが合う会社
両方を扱う立場から、正直に書きます。
判断のしかたを先に図にすると、次のとおりです。
会計まわりに限れば、次の条件がそろう会社はOdooのほうが素直です。
- 法人が1社で、国内取引のみ
- 外貨での取引がない、または年に数件
- 連結決算を組む予定がない
- 経費精算・請求書発行が、標準の範囲で回っている
- 小さく始めて、使うアプリを後から足していきたい
この条件では、NetSuiteの標準が厚いことが利点にならないのです。
使わない深さに、費用を払うことになります。
逆に、NetSuiteが効いてくるのは次の場合です。
- 子会社が複数ある、または今後作る予定がある
- 外貨建ての取引が日常的にある
- 連結決算と内部取引の消去が要る
- 監査対応で、誰がいつ何を変更したかの記録が求められる
この4つのうち2つ以上に当てはまるなら、会計まわりだけでNetSuiteを選ぶ理由が立ちます。
1つも当てはまらないなら、この領域は判断材料になりません。
他の領域で決めてください。
つまずく3つのパターン
パターン1:会社単位で「どちらか」を決めようとする
現象
製品比較の表を作り、丸の数が多いほうを選ぶ。
導入後、丸がついていた機能のいくつかを使っていないと気づく。
構造的な原因
業務単位の判定を製品単位に置き換えているためです。
1社の中で①②③が混ざるのが普通なのに、会社全体を1つの判定に丸めています。
回避策
いま使っている会計まわりのサービスを業務ごとに書き出し、1つずつ判定をつけてください。
①が多い業務が自社の中心業務なら、統合型の恩恵は大きくなります。
パターン2:「標準にない」を「できない」と読む
現象
電子署名や文書管理の欄を見て、NetSuiteでは契約も文書も扱えないと判断する。
構造的な原因
②が「作る領域」だと伝わっていないためです。
作る手間と、作った後に会計と同じ基盤で動く利点が、比較表の外に置かれています。
回避策
②の業務は、作る手間を誰が担うかを先に決めてください。
ノーコードの範囲で足りるのか、開発が要るのかで、話は大きく変わります。
パターン3:③の連携を「つなげばよい」と軽く見る
現象
専用SaaSを残す判断はしたが、連携の設計と保守を誰も担わないまま導入した。
半年後、相手側の仕様変更で連携が止まる。
構造的な原因
連携は入れて終わりではないからです。
相手の仕様変更に追いつき続ける担い手がいないと、最初の設計のまま劣化します。
回避策
③の業務ごとに、連携の設計・開発・保守を社内で担うか、外部に頼むかを契約前に決めてください。
ベンチャーネットならこう見る|①②③は「標準に合わせる/開発する/つなぐ」
①②③の判定は、ベンチャーネットが導入で使う3つの選択と重なります。
標準に合わせる(①)、開発する(②)、外に残してつなぐ(③)。
ただし、この3つを選ぶのは、業務を見える化したあとです。
進め方は「見える化→整理整頓→Fit&Gap」の順です。
- 見える化:会計まわりで使っているサービスと、転記・承認の流れを書き出す
- 整理整頓:やめる帳票、まとめられる承認、二重に持っているデータを決める
- Fit&Gap:残った業務を、NetSuiteかOdooの標準機能と照らし合わせる
見える化を飛ばして比較表から入ると、第8章のパターン1に近づきます。
使っていない業務まで、判定の対象に入ってしまうからです。
図の「残す」は、この記事の③に当たります。
専用のサービスを残し、NetSuiteかOdooとつなぐ選択です。
ベンチャーネットは、NetSuite・Odoo・AIスクラッチ開発を扱い、SAPからのリプレイスにも対応しています。
この領域で引き受けるのは、①の見極め、②の開発、③の連携設計の3つです。
ゼロからの導入より、他社のあとの引き継ぎや、他システムとの連携を担う仕事が多くを占めます。
そして、判定の結果がOdooのほうが合うなら、そうお伝えします。
第7章の条件に当てはまる会社に、NetSuiteをお勧めすることはありません。
今日できること|4問の棚卸し
会計まわりで、いま使っているサービスを書き出してください。
そのうえで、4つの問いに答えます。
- 子会社の数と、今後3年で増える予定
- 外貨建ての取引が、年に何件あるか
- 経費精算と請求書発行は、いまの運用のどこに手間がかかっているか
- 電子署名は、対外契約と社内承認のどちらの件数が多いか
1と2で「複数」「日常的にある」なら、会計の深さが効きます。
3で「転記」が挙がるなら、統合の効果が出ます。
4で社内承認のほうが多いなら、対外向けの電子契約サービスは要らないかもしれません。
45アプリ全体で同じ棚卸しをするなら、OdooのアプリはNetSuiteで何に当たるかの対応表を使ってください。
よくある質問
Q1. 会計だけをOdoo、販売と在庫をNetSuiteにできますか
技術的には可能ですがおすすめしません。
会計と販売・在庫を分けると、仕訳の自動連携という統合型の利点がそのまま消えます。
ERPを2つ持つ形になり、マスタの同期と連携の保守が生まれます。
どちらかに寄せたほうが、運用は軽くなります。
Q2. 電子署名がないのは、NetSuiteの弱点ですか
弱点というより設計思想の違いです。
対外契約の電子署名は、相手先が使えることが価値の源泉です。
ERPの内側に持つ意味が小さい領域です。
Odooには署名アプリがありますが、日本の電子契約サービスが持つ商流の広さは別の話です。
どちらの製品でも、対外契約は外側のサービスと連携するのが現実的です。
Q3. 締め請求書は、Odooでは作れませんか
作れないのではなく作り込みが前提になります。
締め請求は日本の商習慣で、標準機能として持つ海外製ERPは多くありません。
NetSuiteは、日本向け機能に標準で載せています。
月次の締め請求が業務の中心にある会社では、この差が大きく効きます。
Q4. 経費精算は、結局どちらに寄せるべきですか
いまの運用で困っていなければ寄せる必要はありません。
判断材料は2つです。
仕訳への転記に手間がかかっているか、承認が止まりがちか。
どちらも起きていないなら、既存のサービスを残して連携するほうが、移行の負担がありません。
判断の軸はNetSuiteの経費精算にまとめています。
Q5. 費用はどちらが安いですか
課金の構造が違うため金額だけでは比べられません。
Odooは、使うアプリの数にかかわらずユーザー数で決まり、単価が公開されています。
NetSuiteは、ユーザー数とモジュール構成の組み合わせで、個別見積が基本です。
どちらが安くなるかは、ユーザー数と使う範囲で入れ替わります。
NetSuite側の考え方はNetSuiteの料金・費用・ライセンス体系で扱っています。
Q6. この記事の判定は、自社にそのまま当てはまりますか
判定の理由のほうを見てください。
本記事の判定は、中堅の製造・卸売・商社を想定した一般的な見立てです。
第3章で挙げた3つの理由(深さの差・日本の法制度・商流が外側)に自社を当てはめれば、判定は自分で付け直せます。
本当に判断が要るのは、「深さの差」の1つだけです。
まとめ:判断が要るのは、1つだけ
- 会計まわりの6業務のうち、5業務はNetSuiteの標準で足りるか足りる場合がある
- 判定が分かれる理由は3つだけ。深さの差/日本の法制度/商流が外側
- 日本の法制度と商流の2つは、どちらの製品でも結論が同じ。比較の材料にならない
- だから判断が要るのは、「その深さが自社に要るか」の1つだけ
- 電子署名は、対外契約は連携/社内の証跡は拡張に分けて考える
- 文書管理は、多くの会社が標準のファイル添付で足りる
法人が1社で国内取引のみ、連結の予定もないなら、この領域でNetSuiteを選ぶ理由は立ちません。
子会社・外貨・連結・監査のうち2つ以上に当てはまるなら、会計まわりだけで選ぶ理由になります。
まずは第10章の4問に、自社の数字で答えてみてください。
もう少し詳しく知りたい方へ
書き出した業務の一覧を見ながら、①②③の判定を一緒につけるところから始められます。
Odooのほうが合う場合は、そうお伝えします。

コメント
コメント一覧 (5件)
[…] NetSuiteとOdooを比べた会計・請求・経費の比較でも、この領域は「対外契約は連携」と分けています。 […]
[…] 会計・請求・経費の比較では、請求書の配り方を「商流が外側にある」業務として扱いました。 […]
[…] 会計まわりは会計・請求・経費、販売まわりは販売・CRM・店舗、在庫まわりは在庫・購買・製造、人事まわりは人事・勤怠・給与で扱いました。 […]
[…] 会計まわりは会計・請求・経費、販売まわりは販売・CRM・店舗、在庫まわりは在庫・購買・製造で扱いました。 […]
[…] 会計まわりは会計・請求・経費、販売まわりは販売・CRM・店舗、在庫まわりは在庫・購買・製造で扱いました。 […]