SMILE Vとは?2nd EditionとAirの違いと、旧SMILE BSを使う会社の判断の物差し

サーバーの管理画面を開いた情報システムの担当者が、OSの欄で手を止める。

「Windows Server 2012」。

その上では、販売管理と会計が、旧SMILE BSで今日も動いています。

SMILE V(スマイル ブイ)とは、株式会社OSKが開発し、大塚商会が販売する国産の基幹業務システムです。

SMILE BSは、その前の世代の統合業務パッケージを指します。

いま選べるのは、オンプレミスの「SMILE V 2nd Edition」と、クラウドの「SMILE V Air」の2つです。

旧SMILE BSを使う会社が最初に見るのは、製品の新旧ではありません。

製品が動いている基盤の期限です。

Windows Server 2012のサポートは、2023年10月10日に終わっています(出典:OSK公式サイトのお知らせ、2023年7月21日)。

では、期限が過ぎた基盤の上で、製品の保守契約はどこまで効くのか。

その答えが、上げる・移る・替えるのどれを選ぶかの出発点になります。

基幹業務システムは、販売・会計・人事給与など、会社の中心となる業務を管理する仕組みのことです。

こうした業務を1つの基盤でまとめて扱う仕組みを、ERPと呼びます。

目次

この記事で分かること

  • SMILE Vとは何か、旧SMILE BSとの関係
  • SMILE V 2nd EditionとSMILE V Airの違い(ライセンスの数え方・上限)
  • 費用の考え方と、30日間の無料体験
  • 旧SMILE BSを使い続けている会社の3つの道と、帳票の棚卸しの進め方

(読了時間の目安:約13分)

SMILE Vとは|40年以上続く国産の基幹業務システム

SMILEシリーズの歩み

SMILEシリーズは、2009年に30周年を迎えた基幹業務システムです(出典:OSK 会社沿革、2026年9月確認)。

OSKは、基幹業務システムを開発して40年以上と案内しています(出典:OSK公式サイト、2026年9月確認)。

製品名は、次のように移り変わってきました。

製品時期位置づけ
SMILE BS旧世代統合業務パッケージ
SMILE V2017年発売SMILE BS 2nd Editionなどの後継
SMILE V Air2021年7月1日提供開始クラウド版
SMILE V 2nd Edition2022年5月23日発売SMILE Vの後継(オンプレミス版)

SMILE Vの発売年はOSKの会社沿革、AirとSMILE V 2nd Editionの日付はOSKのニュースリリースによります(2026年9月確認)。

これから検討するなら、対象はSMILE V 2nd EditionとSMILE V Airの2つです。

開発元のOSKと、販売元の大塚商会

SMILEシリーズを開発しているのは、株式会社OSKです。

OSKは、大塚商会が株式の100%を持つ子会社です(出典:OSK 会社概要、2026年9月確認)。

OSKは、基幹系の「SMILE」と、情報系の「eValue」の両方を開発しています。

情報系は、ワークフロー(申請・承認)や文書管理など、社内の情報共有を担う仕組みです。

開発・販売・サポートは、大塚商会とOSKが一体で担います。

導入後の相談先が1つに決まっている。

IT専任の担当者が少ない会社には、これが安心材料になります。

SMILE V 2nd EditionとSMILE V Airの違い

  • SMILE V 2nd Edition:オンプレミス版。自社でサーバーを持ち、その中で使う
  • SMILE V Air:クラウド版。インターネット経由で使う

OSKの製品ページでは、違いが次のように案内されています(出典:OSK公式サイト、2026年9月確認)。

項目SMILE V 2nd EditionSMILE V Air
ライセンスの数え方利用人数。1ライセンスで複数のアカウントを使えるアカウント数。作るアカウントの数だけ必要
ライセンスの上限原則無制限最大50ライセンス
最新版への更新自社の環境で行う常に最新の状態で使える
無料体験――30日間の無料体験あり

SMILE V Airは、Microsoft Azureを基盤とするクラウドサービスです(出典:OSKニュースリリース、2021年6月29日)。

見落としやすいのは、ライセンスの数え方と上限です。

クラウド版は、作るアカウントの数だけライセンスが要ります。

上限は50です。

使う人が50人を超えそうな会社は、ここを先に数えてください。

2nd EditionかAirか、分かれ目の2つの問い サーバーを自社で持ち管理できるならSMILE V 2nd Edition。手放したい場合、使う人が50人以内ならSMILE V Air、大きく超えるなら2nd Editionか別の製品も比べる。 2nd EditionかAirか 問い1:サーバーを自社で持ち、 管理し続けられるか はい → SMILE V 2nd Edition 利用人数で数え、上限は原則無制限 いいえ(手放したい) 問い2:アカウントの数は、 3〜5年後も50以内か はい → SMILE V Air いいえ → 2nd Editionか別の製品も
2nd EditionかAirか、分かれ目の2つの問い

図の2つの問いに加えて、もう1つ見ておく点があります。

使いたい業種別製品が、どちらの形で提供されているかです(第3章)。

オンプレミスとクラウドの違いの考え方は、クラウドERPとは?で扱っています。

SMILE Vの主な機能

SMILE Vは、複数のモジュール(機能のまとまり)を組み合わせて使います。

区分モジュール主な役割
基幹系販売見積・受注・出荷・請求・入金、発注・仕入・在庫
基幹系会計仕訳から決算処理まで、管理会計
基幹系人事給与給与計算・労務管理、年末調整、社会保険
基幹系CRM QuickCreator顧客管理の仕組みをノーコードで作る
基幹系CTI電話の着信時に、顧客の情報を画面に出す
業種別業種別製品製造業・運送業・建設業などの業種向け
情報系連携eValue Vワークフロー・文書管理・スケジューラなど
共通RPA機能・Custom AP Builder定型業務の自動化、自社向けの機能づくり

RPA機能(自動実行機能)と開発ツール「Custom AP Builder」は、OSKの製品ページにあります。

(出典:OSK公式サイト、2026年9月確認)

CRMは顧客との関係を管理する仕組み、CTIは電話とパソコンをつなぐ仕組みです。

ノーコードは、プログラムを書かずに仕組みを作れること。

RPAは、決まった手順のパソコン作業を自動で行う仕組みを指します。

業種別製品

OSKの製品ページには、業種別製品として次のようなものが並んでいます(出典:OSK公式サイト、2026年9月確認)。

  • 製造業:Fu-jin(組立製造業)、Raijin(繰返・個別生産製造業)、Blendjin(配合製造業)など
  • 卸売業:FoodMaster(食品卸売業)、PowerSteel(鋼材卸業・加工業)など
  • 運送業:TruckStar(運送業)
  • 建設業:CostManager(建設業原価管理)、PowerMitsumori(建設業見積管理)
  • その他:AparEvo(アパレル業)、SmartTsuhan(通信販売業)、RentArrange(レンタル業)など

業種別製品は、製品によってオンプレミス版・クラウド版の提供の形が違います。

クラウドに移りたい会社ほど、ここで候補が絞られます。

特徴・強み

  • 基幹系と情報系を一体で使える:販売・会計とワークフロー・文書管理を連携できる。OSKが両方を開発しているため
  • 一貫した体制:大塚商会とOSKが一体で、開発・販売・サポートを担う
  • 国内の法改正への対応:年末調整や社会保険など、人事給与・会計の季節業務を支える

SMILE Vの費用と無料体験

費用の考え方

ベンチャーネットが確認した範囲では、OSKの製品ページに具体的な価格の記載はありませんでした。

費用は、使うモジュール・ユーザー数・オプションで変わります。

正確な金額は、販売元の大塚商会の見積もりで分かります。

見積もりを比べるときは、次の点をそろえます。

  • 使う人の数と、アカウントの数(クラウド版はアカウント数で数える)
  • 使うモジュールと、業種別製品の有無
  • 導入支援・データ移行・毎年の保守の費用
  • オンプレミス版なら、サーバーとその入れ替えの費用

確認の表にすると、次のとおりです。

SMILE Vの見積もりを比べるときにそろえる4点 使う人の数とアカウントの数、使うモジュールと業種別製品の有無、導入支援・データ移行・毎年の保守の費用、オンプレミス版ならサーバーと入れ替えの費用。クラウド版はアカウント数で数える点を見落としやすい。 見積もりでそろえる4点 使う人の数とアカウントの数 クラウド版はアカウント数で数える 使うモジュール 業種別製品の有無も 導入支援・データ移行 毎年の保守の費用 サーバーと入れ替えの費用 オンプレミス版の場合 正確な金額は、販売元の大塚商会の見積もりで
SMILE Vの見積もりを比べるときにそろえる4点

別の製品への入れ替えも比べるなら、費用と期間を動かす要因は4つです。

機能範囲、開発(特に外部システムとの連携)、社内の体制、ユーザー数。

情報システムの担当が少ない会社では、支援を厚くする分、期間も延びやすくなります。

旧SMILE BSで作った独自の帳票や機能の数は、このうち「開発」の重さに直結します。

費用の見方全般は、クラウドERPの費用・料金相場で扱っています。

SMILE V Airの30日間無料体験

OSKは、SMILE V Airの30日間の無料体験を用意しています(出典:OSK公式サイト、2026年9月確認)。

販売・会計・人事給与のほか、QuickCreatorやAI機能なども体験の対象に挙がっています。

体験版には、次の注意書きがあります。

  • 個人情報や機密情報を含むデータは、登録しない
  • 登録したデータは、すべての体験版の利用者が見られる情報として扱われる
  • Eメールを使う通知の機能は、試せない

体験版には、架空のデータを用意して使ってください。

判断の物差し|SMILE Vが合う会社、別の選択肢が合う会社

SMILE Vが合いやすい会社

  • 従業員数十名〜数百名規模の、国内の中堅・中小企業
  • 国内の商習慣や、法改正への対応を重視する
  • IT専任の担当者が少なく、販売元のサポートを頼りたい
  • 販売・会計・人事給与を中心に、国内の業務をまとめたい
  • 自社の業種に、業種別製品がある

別の選択肢も比べたほうがよい会社

  • 海外に拠点があり、多通貨・多言語で一元管理したい
  • 数千名規模の会社や、複雑なグループ経営の管理が必要
  • クラウドで使いたいが、使う人が50人を大きく超える
  • これから海外展開や事業の組み替えを見込んでいる

選択肢ごとの合う条件

選択肢合う条件注意点
SMILE V Airクラウドで使いたい、使う人が50人以内アカウント数で数え、上限は50
SMILE V 2nd Edition自社で環境を管理したい、使う人が多いサーバーの期限と入れ替えの費用
NetSuite海外拠点・多通貨、事業の拡大を見込む日本の商習慣に合わせる設計が要る。給与・人事は対象外
Odoo・他の国産ERP必要な業務から小さく始めたい、業種に合う製品がある製品ごとに対象の規模と範囲が違う
AIスクラッチ開発業務が独自で、パッケージに合わない作った後の保守の体制が要る

AIスクラッチ開発は、AIを使って自社専用のシステムを一から作る方法のことです。

SMILEの人事給与を使っている会社は、替える先が給与まで扱えるかを先に見ておきます。

NetSuiteは、Oracleが提供するクラウドERPです。

世界220地域・44,000社以上で使われ、190通貨・27言語に対応しています(出典:Oracle NetSuite公式サイト、2026年9月時点)。

費用は、ミニマム構成で月額20万円〜が出発点です。

モジュール・ユーザー数・オプションで変わり、数百万円規模になることもあります。

全体像はNetSuiteとは?、機能の違いはNetSuite vs SMILE V 2nd Editionで比べています。

ほかの選択肢は、Odooとは?とAIでスクラッチ開発とERP、どちらを選ぶべきかをご覧ください。

旧SMILE BSを使い続けている会社の3つの道

これから初めて選ぶ会社は、第2章の2つの問いで2nd EditionかAirかを決め、Airなら無料体験で操作を見てください。

入れる時期の見極めは、「うちの規模でERPは早い?」で扱っています。

製品の保守と、基盤の期限は別もの

OSKは、製品のサポートの対象について、次の原則を示しています(出典:OSK公式サイトのお知らせ、2023年7月21日)。

  • サポートの対象は、原則としてメーカーのサポート中のOS・データベース・ブラウザなど
  • サポートが終わった基盤の上でも、保守契約にもとづき操作の問い合わせには対応
  • ただし、基盤に起因する障害には対応できなくなる

同じお知らせは、SMILE BS 2nd Editionの利用者にも向けられていました。

Windows Server 2012上で動いている可能性があるとして、後継製品への入れ替えを勧めています。

冒頭の問いへの答えは、ここにあります。

製品の保守契約があっても、基盤が原因の障害には手当てがありません。

旧SMILE BSの危うさは、どの基盤の上で動いているかで変わります。

保守契約の内容と、サーバー・OS・データベースの期限を、販売元に確かめてください。

この関係を図にすると、次のとおりです。

製品の保守と、基盤の期限は別もの サポートが終わった基盤の上でも、保守契約にもとづき操作の問い合わせには対応する。ただし基盤に起因する障害には対応できなくなる。保守契約の内容と、サーバー・OS・データベースの期限を販売元に確かめる。 製品の保守と、基盤の期限は別 サポートが終わった基盤の上では 対応する 操作の問い合わせ 保守契約にもとづく 対応できなくなる 基盤に起因する障害 保守契約でも手当てなし 販売元に確かめること □ 保守契約の内容 □ サーバー・OS・データベースの期限 例:Windows Server 2012のサポートは 2023年10月10日に終了
製品の保守と、基盤の期限は別もの

上げる・移る・替える

道向く条件最初に聞くこと
A. SMILE V 2nd Editionへ上げる業務の流れを大きく変えない、使う人が多い移行の手順・費用。新しいサーバーの要否
B. SMILE V Airへ移るサーバーの管理から手を離したい、使う人が50人以内アカウントの数。使う業種別製品がクラウド版にあるか
C. 別の製品へ替える海外展開・事業の変化・グループ経営5年後の事業の形。いまの独自の帳票・機能の棚卸し

どの道でも、先に独自の帳票や追加の機能の棚卸しを済ませておきます。

進め方は、第8章で扱います。

データの移し方は、基幹システムのデータ移行ガイドにまとめています。

入れ替え全体の流れは、基幹システムのリプレイスとは?をご覧ください。

「いまは替えない」を選ぶなら

すぐに替えないことも、正当な選択です。

ただし、次の2つは決めておきます。

  • いつまで使うか:基盤の期限から逆算した日付
  • 何が起きたら前倒しするか:障害・担当者の退職・法改正など

期限を決めない先送りは、障害が起きたときに選択肢を狭めます。

よくある3つの失敗

失敗1:サポートが終わった基盤の上で、旧SMILE BSを動かし続ける

起きること:サーバーの障害で業務が止まり、復旧に時間がかかる。

原因:製品の保守契約があるから大丈夫、と考えていた。

OSKの案内では、基盤に起因する障害には対応できなくなるとされています。

避け方:製品の保守と、基盤の期限を分けて見ます。

期限が過ぎているなら、入れ替えの計画を急ぎます。

失敗2:クラウド版のライセンスの数え方を見落とす

起きること:SMILE V Airを選んだ後で、アカウントが足りない、費用が見込みより高いと分かる。

原因:オンプレミス版と同じく「利用人数」で数えると思い込んでいた。

避け方:部署や拠点ごとに、必要なアカウントの数を書き出します。

3〜5年後に増える人数も含めて数えます。

失敗3:体験版を触っただけで決めてしまう

起きること:導入後に、自社に特有の取引や帳票が標準で扱えないと分かる。

原因:画面の操作感だけで判断し、自社の業務の流れで試していなかった。

避け方:体験版では、自社のよくある取引と例外の取引を架空のデータで流します。

実データや個人情報は入れません。

業務と機能の合う・合わないを見る手順は、Fit&Gap分析で扱っています。

ベンチャーネットならこう見る|帳票の一覧を、そのまま要件にしない

「移る先はSMILE Vで決まっている。いまの帳票を全部そろえてくれればいい」

長く使ってきた会社ほど、こう考えがちです。

NetSuite認定パートナー(Solution Provider)であるベンチャーネットは、NetSuite・Odoo・AIスクラッチ開発を扱っています。

SAPからのリプレイスにも対応しています。

仕事の多くは、ゼロからの導入より、他社のあとの引き継ぎや、他システムとの連携です。

その現場で繰り返し見るのが、いまの帳票の一覧をそのまま要件にし、使っていない帳票まで運んだ姿です。

だから、移る先の製品が決まっていても、業務の見える化からやり直します。

型1:見える化→整理整頓→Fit&Gap

  1. 業務の見える化:帳票がどの業務で、誰に、いつ使われているかを現場に聞いて描く
  2. 整理整頓:毎月使うもの、年に数回だけのもの、使っていないものに分け、やめる・まとめるを決める
  3. Fit&Gap:残った帳票と業務を、移る先の標準機能と照らし合わせる

Fit&Gapは、業務と機能の合う・合わないを1つずつ見る作業です。

2段目で数を減らしておけば、3段目の手間も、入れ替えの「開発」の重さも軽くなります。

ベンチャーネットの進め方:見える化→整理整頓→Fit&Gap→3つの選択 業務の見える化、整理整頓、NetSuite標準機能とのFit&Gap、そして標準に合わせる・開発する・残すの3択で決める。 ベンチャーネットの進め方業務の見える化いまの業務フローを現場に聞いて描く整理整頓やめる・まとめる・そろえる業務を決めるFit&GapNetSuiteの標準機能と照らし合わせる3つの選択標準に合わせる/開発する/残す製品が決まっていても、見える化から始める
ベンチャーネットの進め方:見える化→整理整頓→Fit&Gap→3つの選択

図の3段目はNetSuiteを例にしていますが、照らし合わせる相手がSMILE Vでも、順番は変わりません。

照らし合わせて合わなかったものは、「標準に合わせる/開発する/残す」のどれかに決めます。

変わることは、見積もりの前に伝える

製品が変われば、帳票の形、締め処理の考え方、画面の操作感も変わります。

ライセンス費用が、いまより上がることもあります。

NetSuiteへ替える場合、給与・人事は対象外で、別の仕組みが要ります。

ベンチャーネットは、こうした点を先にお伝えします。

比べた結果がSMILE Vになることも、そのまま申し上げます。

最初の打ち合わせで伺うのは、次の3つです。

  • 見直しの起点は、基盤の期限か、事業の変化か
  • 5年後の人数・拠点・海外の見込み
  • 独自の帳票・機能の数と、そのうち毎月使うもの

期限だけが理由で、国内の業務が中心のままなら、SMILE Vへ上げるのが自然な候補です。

海外展開や人数の大きな増加が理由なら、別の製品も並べて比べる意味があります。

今日できること|1時間で「いまのSMILE」を書き出す

次の表を、情報システムの担当者か、販売元の担当者と一緒に埋めてみてください。

項目書き込む内容
製品名とバージョン(例)SMILE BS 2nd Edition 販売・会計
動いているサーバーのOS(例)Windows Server 2012
データベースの種類基盤の期限を見るため
保守契約の更新日契約書で確かめる
使う人の数とアカウントの数クラウド版の上限50と照らす
独自の帳票・機能の数そのうち毎月使うものに印を付ける
5年後の人数・拠点・海外いまの数と見込み

OSが期限切れなら、それだけで検討を急ぐ理由になります。

埋まらない項目は、販売元に次に聞くことです。

よくある質問

Q1. SMILE BSとSMILE Vは何が違うのですか

SMILE VはSMILE BSの後継の製品です。

SMILEシリーズは「SMILE BS→SMILE V→SMILE V 2nd Edition」と移ってきました。

これから検討する場合は、SMILE V 2nd EditionとSMILE V Airが対象です(第1章)。

Q2. SMILE Vはクラウドでも使えますか

クラウド版の「SMILE V Air」があります。

オンプレミス版は「SMILE V 2nd Edition」です。

クラウド版は、アカウント数でライセンスを数え、上限は50ライセンスです(第2章)。

Q3. SMILE Vは無料で試せますか

SMILE V Airに30日間の無料体験があります。

販売・会計・人事給与などを試せます。

登録したデータは他の体験版の利用者も見られるため、架空のデータで試してください(第4章)。

Q4. 旧SMILE BSは、まだ使い続けられますか

動いている基盤の期限しだいで危うさが変わります。

OSKは、サポートが終わった基盤に起因する障害には対応できなくなると案内しています。

保守契約とサーバー・OSの期限を、販売元に確かめてください(第6章)。

Q5. SMILE Vの費用はどれくらいですか

公式の製品ページに価格の記載はなく個別の見積もりで決まります。

使うモジュール・ユーザー数・オプションで変わります。

別の製品への入れ替えも比べるなら、機能範囲・開発・社内の体制・ユーザー数の4つが費用と期間を動かします(第4章)。

Q6. IT専任の担当者がいなくても運用できますか

販売元の支援を前提にすれば運用しやすい製品です。

大塚商会とOSKが一体でサポートを担います。

サーバーの管理を減らしたい場合は、クラウド版のSMILE V Airが候補です(第1章・第2章)。

Q7. SMILE VとNetSuite、どちらを選べばいいですか

国内の業務が中心ならSMILE V、海外拠点や多通貨ならNetSuiteが合いやすくなります。

最後は、自社の業務で合うかどうかで決まります。

詳しくはNetSuite vs SMILE V 2nd Editionで比べています。

まとめ

  • SMILE Vは、OSKが開発し、大塚商会が販売する国産の基幹業務システム
  • 旧SMILE BSの後継。いまは2nd Edition(オンプレミス)とAir(クラウド)の2つ
  • クラウド版はアカウント数で数え、上限は50ライセンス
  • 旧SMILE BSの会社は、製品の保守より先に基盤の期限を見る
  • 帳票の一覧は、見える化と整理整頓をしてから要件にする

サーバーのOSの欄に「2012」とあったら、それが検討を始める合図です。

まず、表の7項目を埋めるところから始めてください。

もう少し詳しく知りたい方へ

旧SMILE BSからの見直しは、基盤の期限と事業の形によって、進め方が変わります。

帳票・機能の棚卸しや、候補の比べ方から、ご相談をお受けしています。

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この記事を書いた人

持田 卓臣のアバター 持田 卓臣 株式会社ベンチャーネット代表取締役

持田 卓臣(もちだ たくおみ)
株式会社ベンチャーネット 代表取締役

ヒューレット・パッカード社でITコンサルタントとして従事した後、2005年に株式会社ベンチャーネットを設立。
Oracle NetSuite Solution Provider Partner として、中堅・中小企業向けクラウドERP「NetSuite」の導入・運用支援を提供しています。
SEO・広告・SNS・ウェブ・MA・SFAと一気通貫で培ってきたデジタルマーケティング領域の業務知見を活かし、NetSuiteを軸とした経営DXを支援しています。
著書:『普通のサラリーマンでもすごいチームと始められる レバレッジ起業「バーチャル社員」があなたを救う』(KADOKAWA、2020年)

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