お客様との大喧嘩、その後(借金玉のマイクロ起業 Vol.18)

前回は、お客様との大喧嘩に発展してしまった案件と、大喧嘩に至るまでの経緯についてお話ししました。今回は、その後の僕の行動についてのお話です。

目次

借金玉、反省しています。

大喧嘩に至るまでの過程を考えると、僕自身「悪いのは発注元の担当者ではないか」というところに逃げ込みたい気持ちはあります。しかし、やはり発注元社長の言う通り「御社の担当者が指示ミスを連続して、請求額が嵩んでいる」という電話を僕が入れるべきだったと今では思います。そういうことは人材の質がバラつく小さい会社では起こりがちなことですし、僕自身も十分に慮ることが出来る話でした。

また、発注元社長のお話では、僕のところに発注する以前は長年の付き合いの出入り業者に依頼しており、その業者は発注元会社の依頼内容をおおよそ知り尽くしていたので、雑な依頼でも問題が起きなかったのだそうです。ちなみに、担当者は経験が浅く、指示ミスをすると料金が増えるということを、あまり強く認識していなかったようですね。

そして、なにより僕は「おまえのところの社員がバカだから俺も迷惑してんだよ」というニュアンスを強く出してしまった。もちろん、これは僕の側からすれば正当性があるつもりの発言なのですが、30も年下の若造にそんなことを言われれば腹立たしいでしょう。ちなみに、社長は僕からの謝罪の電話には誠実な謝罪を返してくれました。そして、僕は社長のこの気性を知らないわけではなかったんですね……。怒りっぽいけれど、カラっとした良い人ではあるんですよ。そして、会社に呼びつけられた時の僕は明確に苛立っていました。隠す気もないというか、今思うと正直喧嘩する気満々だったというか……。

怒らない、慮る、原則論で仕事をしない

もちろん、商売として利益の出ないことは出来ません。今回の件も、既に発生してしまった追加料金を請求しないわけにはいかなかったと思います。しかし、「社長、ここのところずいぶん無駄な追加料金が発生していますけど、大丈夫ですか?」と電話を入れることは出来ました。今回の発注元社長はきちんと支払うべきものは期日どおり支払う人ですし、仕事内容の無茶を言う人でも、ひどい値切りをする人でもありません。

そんなお客様を「不愉快だ」という理由で切り捨てていたら、マイクロ起業など成功するわけがありません。しかも、30も年上の社長に、人づてとは言え先手で謝罪させてしまったのも、社会的にコレクトとは言いがたいでしょう。僕の衝動性、怒りっぽさ、思わず挑発してしまう口の悪さ、本当に反省は尽きません。

マイクロ起業、特に僕のような人と人の間に立つ事業はこういう時にどれくらい上手に立ち回れるかで勝負が決まるところだと思います。もちろん、相手の言い分を丸呑みするわけにはいきませんが、それでもお客様を立てる精神は持たなければいけない。このバランスに関しては僕も未だに明確な線がわかりませんが、努力していかなければいけないところだと思います。また、揉め事になるとついスピードが上がってしまう自分の性格にももっと自覚的になるべきだと反省しました。

ちなみに、発注元社長とは完全に和解が成立し、再び仕事の発注をいただきました。そして、こないだ一緒に熟女キャバクラにも行って来ました。まぁ、うん…熟女が悪いわけじゃないけど、うん、いやよかった。とてもよかった……かな?

未熟な人間ですが、少しでも熟していきたいと思います。

やっていきましょう。

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この記事を書いた人

1985年、北海道生まれ。大学卒業後、大手金融機関に就職するが2年で退職。
現在は不動産営業とライター・作家業をかけ持ちする。
著書に『発達障害サバイバルガイド: 「あたりまえ」がやれない僕らがどうにか生きていくコツ47』(ダイヤモンド社)、『発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術』(KADOKAWA)がある。

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