製造業の労務費管理とは?人件費との違いと、原価を最適化するNetSuite活用法【2026年版】

「人件費は毎月わかっている。でも、製品ごとにいくら人の費用がかかっているかは分からない」

製造業の経営者から、よく聞く声です。

労務費とは、製品をつくるために働く人の費用のうち、製造原価に入る部分です。

労務費管理とは、この費用を記録し、製品ごとの原価に正しく乗せて、価格や工程の判断に使うことを指します。

人件費の一部ですが、同じものではありません。

違いがあいまいなまま原価を出すと、製品ごとの採算を見誤ります。

価格の決め方も、力を入れる製品の選び方も、ずれていきます。

押さえる点は3つです。

  • 労務費は、直接労務費と間接労務費に分けて考える
  • 直接労務費は「作業時間×賃率」で出す。作業時間の記録が土台になる
  • どこまで細かく記録するかは、製品の数と工程の複雑さで決める

では、Excelで足りるのはどこまでで、どこからシステムが要るのか。

言葉の整理:ERP(Enterprise Resource Planning)は、基幹業務システムのことです。

会計・販売・在庫・生産などの業務とお金の流れを、1つの仕組みで管理します。

目次

この記事で分かること

  • 人件費と労務費の違い
  • 直接労務費・間接労務費の計算式と、架空の数字による例
  • 労務費の記録の3つのやり方と、Excelで足りる段階・システムが要る段階
  • ERP(NetSuite)で作業時間を記録し、原価に反映する考え方
  • 現場の入力を定着させる進め方

人件費と労務費は何が違うのか

人件費は、従業員にかかる費用の総称です。

製造の現場だけでなく、営業や管理部門の人の費用も含みます。

労務費は、人件費のうち、製品の製造に携わる従業員の賃金や手当などです。

製造原価に入るコストです。

観点人件費労務費
範囲従業員にかかる費用の全体製造に携わる人の費用
主な計上先製造原価と、販売費及び一般管理費製造原価
例営業担当の給与、経理担当の給与も含む組立ラインの作業者、製造部門の管理職の賃金
経営で使う場面会社全体の人の費用の水準を見る製品ごとの原価と利益を見る

たとえば、営業担当の給与を製造原価に入れると、製品の原価が高く見えます。

逆に、製造部門の管理職の賃金を原価から外すと、原価が低く見えます。

どちらも、価格の判断をずらす原因になります。

労務費は「直接」と「間接」に分かれる

直接労務費は、製品の製造に直接関わる従業員の労務費です。

組立ラインで働く作業者の賃金が典型です。

間接労務費は、製品の製造に直接関わらない労務費です。

製造ラインのメンテナンス担当や、製造部門の管理職の賃金などです。

観点直接労務費間接労務費
例組立ラインの作業者の賃金設備メンテ担当・製造管理職の賃金
製造原価への計上製品に直接ひもづける配賦の基準で各製品へ振り分ける
把握のしやすさ比較的わかりやすい配賦のルールが要り、煩雑になりやすい

配賦(はいふ)とは、複数の製品や部門に共通してかかる費用を、決めたルールで振り分けることです。

労務費が製品の原価に乗るまでを図にすると、次のとおりです。

労務費が製品の原価に乗るまで 人件費のうち製造に携わる人の費用が労務費。直接労務費は作業時間×賃率で製品にひもづけ、間接労務費は配賦の基準で各製品へ振り分けて、製品ごとの原価になる。 労務費が製品の原価に乗るまで 人件費 営業・管理部門の人の費用も含む 製造に携わる人の費用 労務費 直接労務費 例:組立ラインの作業者 間接労務費 例:設備メンテ担当 作業時間×賃率 作業時間の記録が土台 配賦で振り分ける 基準を決めて各製品へ 製品ごとの原価
労務費が製品の原価に乗るまで

直接労務費の計算式

直接労務費=作業時間×賃率

賃率は、1時間あたりの労務の単価です。

以下は、説明のための架空の数字です。

  • 製品Aの組立に、作業者が2時間かかった
  • 賃率は1時間あたり3,000円

製品Aの直接労務費は、2時間×3,000円=6,000円です。

作業時間が正しく記録されていないと、この計算は成り立ちません。

労務費管理の土台は、作業時間の記録です。

間接労務費の配賦の例

間接労務費は、製品に直接ひもづけられません。

そこで、配賦の基準を決めて振り分けます。

以下も、架空の数字です。

  • 今月の間接労務費:100万円
  • 配賦の基準:直接作業時間
  • 製品Aの直接作業時間:600時間、製品Bの直接作業時間:400時間

この場合、製品Aに60万円、製品Bに40万円を配賦します。

基準を「生産数量」に変えれば、結果も変わります。

どの基準が実態に近いかは、製品の作り方で決まります。

直接費と間接費の考え方は、間接費を「見える化」して削減する方法で扱っています。

配賦の考え方は配賦とは?、原価計算の全体像はNetSuiteで実現する全体最適な原価管理をご覧ください。

なぜ製造業で労務費管理が難しいのか

計算式は単純です。

難しいのは、正しい数字を、必要なときにそろえ続けることです。

手作業の管理には、いくつかの壁があります。

  • データの集計や分析に、多くの時間がかかる
  • 手作業のため、入力や転記のミスが起きやすい
  • 間接労務費の配賦に、煩雑な手計算が要る

「この製品は本当に利益が出ているのか」を知りたいときに、最新の労務費がすぐに出てこない。

気づいたときには、採算の合わない製品を作り続けていた、ということも起こり得ます。

現場でよく聞くのは、「数字は出せるが、出るころには遅い」という声です。

労務費管理の難しさは、計算そのものより、タイムリーに把握し続けることにあります。

労務費の記録の3つのやり方|Excelで足りる段階、システムが要る段階

どこまで細かく記録するか

労務費をどこまで細かく記録するかで、やり方は3つに分かれます。

やり方中身向く会社手間
A. 月末に一括で配賦給与の合計を、生産数量などの基準で製品に配る製品が少なく、工程が単純小さい
B. 作業指示ごとに時間を記録作業指示・工程ごとに作業時間を入力する製品が多く、製品で手間が違う中くらい
C. 現場でリアルタイムに記録スキャナやタブレットで、作業の開始と終了を記録する工程が多く、差異を早くつかみたい導入時に大きい
労務費の記録の3段階:A→B→C Aは月末に一括で配賦、Bは作業指示ごとに時間を記録、Cは現場でリアルタイムに記録。下に行くほど製品・工程ごとのデータがそろい、手間も増える。全社でCにせず、差異を早く知りたい工程だけCにする順番もある。 労務費の記録の3段階 A|月末に一括で配賦 製品が少なく、工程が単純な会社 B|作業指示ごとに時間を記録 製品で手間が違う会社 C|現場でリアルタイムに記録 差異を早く知りたい工程だけでもよい 下に行くほどデータがそろい、手間も増える
労務費の記録の3段階:A→B→C

すべての会社にCが要るわけではありません。

まずA→Bと進め、差異を早く知りたい工程だけCにする。

この順番も、十分に現実的です。

AIとの相性も、この順で上がります。

Aでは、製品ごとの実態のデータがありません。

Bで製品・工程ごとのデータがそろい、Cでは時系列のデータで異常を見つけやすくなります。

「標準より時間がかかっている工程を毎週洗い出す」といった点検を、AIに任せやすくなるのはB以降です。

自社の数字で段階を見る

まず見る数字は3つです。

  • 製造原価に占める労務費の割合:大きいほど、労務費の精度が利益に効く
  • 製品による手間の差:同じ売価でも、作業時間が大きく違う製品があるか
  • 間接労務費の比率:高いほど、配賦の基準の選び方で結果が変わる

3つとも小さければ、細かい記録の価値は小さくなります。

段階状態合うやり方
Excelで足りる製品が少ない。工程が単純。月次の数字で判断が間に合うA
迷う段階製品が増えた。見積もりと実績がずれ始めた主力の製品だけ時間を記録して試す
システムが要る製品が多い。工程で手間が違う。受注ごとに採算を見たいB・C

Excelで足りる段階で、大きなシステムを入れる必要はありません。

「見積もりと実績のずれ」が繰り返し出るようになったら、次の段階を考える合図です。

NetSuiteで労務費を原価に反映する仕組み

NetSuite(ネットスイート)は、Oracle NetSuiteが提供するクラウド型のERPです。

世界220地域・44,000社以上で使われています(出典:Oracle NetSuite公式サイト、2026年9月確認)。

押さえたいのは、作業時間を誰がどこで記録するかです。

NetSuiteが勝手に作業時間を集めるわけではありません。

現場が記録した時間を、原価の計算につなげる仕組みです。

公式に案内されている機能

Oracle NetSuiteの公式サイトでは、次のように案内されています(出典:Oracle NetSuite公式、2026年9月確認)。

  • WIP & Routings:作業区(ワークセンター)と工程を定義し、労務の原価を追える
  • 作業指示のコンソール:現場の担当者が、不良・停止時間・労務などをリアルタイムに記録し、売上原価を正確に見られる
  • MES:バーコードスキャナの画面と、タブレットのアプリで、現場の実績を記録できる

WIPは、仕掛品(製造の途中にある品)のことです。

MESは、製造の現場の実績を集めて管理する仕組みです。

どの機能が自社の契約に含まれるかは、構成で変わります。

スキャナでの入力は、NetSuite Manufacturing Mobile徹底解説で扱っています。

工程まで管理する機能は、NetSuite Advanced Manufacturing(高度製造)とはをご覧ください。

標準原価で「差異」を見る

NetSuiteの在庫の原価計算の方法には、標準原価があります。

Oracleのヘルプでは、品目の標準の原価を持ち、実際との差異を追える方法と説明されています。

(出典:Oracle NetSuiteヘルプ、2026年9月確認)

労務費で考えると、次のようになります。以下は架空の数字です。

  • 標準:製品1個の組立は30分。賃率3,000円なので、標準の労務費は1,500円
  • 実際:組立に40分かかった。実際の労務費は2,000円
  • 差異:500円。1個あたり10分多くかかっている

標準と実際の差を図にすると、次のとおりです。

標準と実際の差異を見る(架空の例) 製品1個の組立の標準は30分で労務費1,500円、実際は40分で2,000円。差異は500円で、1個あたり10分多くかかっている。賃率は1時間あたり3,000円。差異が大きい製品や工程が見直しの候補になる。 標準と実際の差を見る 製品1個の組立(架空の数字) 標準 1,500円 組立30分 実際 2,000円 組立40分 差異 500円 10分多い 賃率は1時間あたり3,000円 差異が大きい製品や工程が、 見直しの候補になる
標準と実際の差異を見る(架空の例)

差異が大きい製品や工程が、見直しの候補になります。

差異をどの勘定でどう扱うかは、会計方針で決めます。顧問の会計士・税理士に相談してください。

手作業とシステムの違い

観点手作業(Excelなど)NetSuiteで記録をつなげた場合
データの集計月末にまとめて集計し、時間がかかる現場の記録が作業指示にひもづく
正確さ転記のミスが起きやすい転記の回数が減る
タイミング月次でも遅れがち記録した時点で原価に反映しやすい
間接費の配賦手計算で煩雑決めたルールで処理しやすい
前提担当者の手間現場が記録を続けること

最後の行を見てください。

システムに替えても、現場の記録が続かなければ数字は正しくなりません。

労務費が見えると、何が決められるか

  • 利益率の高い製品を特定し、価格を見直す
  • 工数がかかりすぎている製品の作り方を改める
  • 機械化による省人化など、人の配置を考え直す

数字が見えること自体は、目的ではありません。

「なんとなく利益が出ているはず」から、「この製品の、この工程に、これだけかかっている」へ。

判断の解像度が上がることに、可視化の価値があります。

人の生産性の見方は、労働生産性とは?で扱っています。

NetSuiteが合う会社、ほかの道が合う会社

NetSuiteが合いやすいのは、会計・在庫・生産を1つにまとめ、製品ごとの原価を会計とつなげたい会社です。

拠点や会社が複数あり、同じ物差しで原価を比べたい会社にも合います。

一方で、次の場合はほかの道を並べて比べます。

状況合いやすい道
労務費の割合が小さく、月末の一括の配賦で判断が足りているいまは入れない。まず記録の型を整える
個別受注の製番管理など、日本の製造業の慣行に深く合わせたい国産の製造業向けERP
費用を抑えて小さく始めたい。設定や改修を担える人が社内にいるOdoo
記録したい作業が独特で、既製品に合わないAIスクラッチ開発(作った後の保守の担い手を先に決める)

製造業のERPの選択肢は、製造業向けERP15選で比べています。

これから選ぶ会社、いま見直す会社

これから選ぶ会社が最初に決めるのは、労務費をどの粒度で見たいかです。

製品ごとか、作業指示ごとか、工程ごとか。

デモでは、代表的な製品を1つ選び、作業時間の記録から原価に反映されるまでを見せてもらいます。

いま生産管理や原価計算の仕組みがある会社は、労務費が月末の一括の配賦のままになっていないかを見ます。

NetSuiteをすでに使っていても、労務費は月末の手計算のまま、という場合があります。

その場合は、乗り換えの前に、いまの契約の中で記録をつなげられないかを探ります。

労務費管理でつまずく、よくある3つの失敗

失敗1:可視化そのものが目的になる

起きること:労務費を見える化したが、その数字が誰にも見られず、判断に使われない。

原因:「ダッシュボードを作ること」がゴールになり、数字を見た後の行動を決めていなかった。

避け方:最初に「この数字を見て誰が何を判断するか」を決めます。

たとえば「製品別の労務費を毎月見て、採算の悪い製品を見直す」という運用です。

失敗2:現場の作業時間の入力が定着しない

起きること:入力が現場の手間になり、だんだん入力されなくなる。数字が信頼されなくなる。

原因:入力の負担と、入力した人への見返りを設計していなかった。

避け方:定着は、次の4つの順番で考えます。

  • データ整理を最初に:製品・工程・作業区の区分を先にそろえ、入力の選択肢を迷わせない
  • 段階的に導入:主力の製品や、差異を知りたい工程から始める
  • 研修・サポートを徹底:入力を始めた直後は、現場の質問にすぐ答える
  • 操作はシンプルに:入力の項目を絞り、使わない機能を盛らない

入力した数字を、現場にも役立つ形で返す。

たとえば工程ごとの標準との差を、現場の打ち合わせで見られるようにします。

失敗3:配賦のルールを最初から作り込みすぎる

起きること:間接労務費の配賦を細かくしようとして、ルールが複雑になる。運用が回らなくなる。

原因:精度を追うほどルールは複雑になり、変更にも弱くなる。

避け方:まずシンプルな基準で始め、動かしながら精度を上げます。

最初から100点を目指すより、まず回す。

ベンチャーネットならこう見る|記録の見える化から、システムは最後に

NetSuite認定パートナー(Solution Provider)であるベンチャーネットは、NetSuite・Odoo・AIスクラッチ開発を扱っています。

SAPからのリプレイスにも対応しています。

労務費の相談で最初に聞くのは、次の3つです。

  • 労務費は、製造原価の何割か
  • 見えた数字で、価格・工程・見積もりのどれを良くしたいか
  • 現場は、記録を続けられる人手と端末を持っているか

何で実現するかは、最後に決めます。

先にシステムを決めると、判断したいことと記録の手間が合わなくなりがちです。

型:見える化→整理整頓→Fit&Gap

労務費の場合、見える化するのは「作業時間を、誰が、どこに、どの単位で書いているか」です。

ベンチャーネットの進め方:見える化→整理整頓→Fit&Gap→3つの選択 業務の見える化、整理整頓、移る先の製品の標準機能とのFit&Gap、そして標準に合わせる・開発する・残すの3択で決める。 ベンチャーネットの進め方業務の見える化いまの業務フローを現場に聞いて描く整理整頓やめる・まとめる・そろえる業務を決めるFit&Gap移る先の製品の標準機能と照らし合わせる3つの選択標準に合わせる/開発する/残す製品が決まっていても、見える化から始める
ベンチャーネットの進め方:見える化→整理整頓→Fit&Gap→3つの選択
  1. 見える化:工程ごとに、作業時間の記録の有無と置き場所を描く
  2. 整理整頓:同じ時間を2か所に書いている記録や、誰も見ていない日報をやめる・まとめる
  3. Fit&Gap:残った記録を、使う製品の標準の画面や作業指示と照らし合わせる

合わない部分は、標準の入力に合わせるか、開発で補うか、いまの運用に残すかを決めます。

記録の手間を増やさずに原価へつなげる道は、この順番で見えてきます。

今日できること|1つの製品で労務費を試算する

主力の製品を1つ選び、次の表を埋めてみてください。1時間ほどでできます。

項目記入の例(架空)自社の数字
製品名製品A
1個あたりの作業時間(現場に聞く)2時間
賃率(1時間あたり)3,000円
直接労務費(作業時間×賃率)6,000円
今の原価に入っている労務費4,500円
差1,500円

差が大きければ、今の原価は実態からずれています。

その製品の価格や見積もりの前提を、見直す価値があります。

あわせて、「作業時間を誰が、どこに記録しているか」も書き出します。

記録がない工程が、次に手をつける場所です。

よくある質問

Q1. 人件費と労務費は、何が違うのですか

労務費は人件費のうち製造に携わる人の費用です。

人件費には、営業や管理部門の人の費用も入ります。

労務費は製造原価に入るため、製品ごとの採算を考えるうえで区別が欠かせません(第1章)。

Q2. 直接労務費と間接労務費は、どう見分けますか

製品の製造に直接関わるかどうかで見分けます。

組立ラインの作業者の賃金は直接労務費です。

設備メンテナンス担当や製造管理職の賃金は間接労務費で、配賦で各製品に振り分けます(第2章)。

Q3. 直接労務費はどう計算しますか

作業時間×賃率で計算します。

賃率は1時間あたりの労務の単価です。

作業時間の記録が正しくないと、計算の結果も正しくなりません(2-1)。

Q4. 労務費の管理は、Excelで足りますか

製品が少なく工程が単純なら足ります。

見積もりと実績のずれが繰り返し出るようになったら、主力の製品だけ時間を記録して試します。

製品が多く、受注ごとに採算を見たいなら、システムでの記録を考えます(4-2)。

Q5. NetSuiteは作業時間を自動で集めてくれますか

現場が記録した時間を原価につなげる仕組みです。

公式には、作業指示の画面やスキャナ、タブレットで現場が記録できると案内されています。

記録を続ける運用の設計が要ります(第5章)。

Q6. 現場の入力を定着させるには、どうすればよいですか

データ整理を先に行い、段階的に始めます。

区分をそろえて入力の迷いをなくし、主力の製品から始めます。

始めた直後は質問にすぐ答え、入力の項目は絞ります(第7章の失敗2)。

まとめ

  • 労務費は、人件費のうち製造原価に入る部分
  • 直接労務費は作業時間×賃率。間接労務費は配賦で振り分ける
  • 難しさは計算より、タイムリーに把握し続けること
  • 記録はA(月末に一括)→B(作業指示ごと)→C(リアルタイム)。全社でCにしなくてよい
  • Excelで足りる段階もある。「見積もりと実績のずれ」が続いたら次の段階へ
  • 定着は、データ整理を最初に、段階的に、操作はシンプルに

製品ごとの人の費用が分からないなら、まず主力の1製品で試算してください。

その差の大きさが、どこまで細かく記録するかを決める材料になります。

もう少し詳しく知りたい方へ

労務費をどの粒度で見るか、どこまで記録するか。

その整理の段階から、製造業の経営者のご相談をお受けしています。

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この記事を書いた人

持田 卓臣のアバター 持田 卓臣 株式会社ベンチャーネット代表取締役

持田 卓臣(もちだ たくおみ)
株式会社ベンチャーネット 代表取締役

ヒューレット・パッカード社でITコンサルタントとして従事した後、2005年に株式会社ベンチャーネットを設立。
Oracle NetSuite Solution Provider Partner として、中堅・中小企業向けクラウドERP「NetSuite」の導入・運用支援を提供しています。
SEO・広告・SNS・ウェブ・MA・SFAと一気通貫で培ってきたデジタルマーケティング領域の業務知見を活かし、NetSuiteを軸とした経営DXを支援しています。
著書:『普通のサラリーマンでもすごいチームと始められる レバレッジ起業「バーチャル社員」があなたを救う』(KADOKAWA、2020年)

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