ホワイトペーパー・診断シート一覧|Odoo概要/導入事例集/10のこと/3ポイント

記事を読んで、Odooのことは分かってきた。ところが社内で話を進める段になると、別の壁が出てきます。

自分は分かった。では、それを役員会や現場にどう説明するか。手元に資料がなければ、口頭の説明だけで押し切ることになります。

このページには、そうした場面で使える資料を4点まとめました。役割はそれぞれ違い、向いている検討の段階も違います。

資料の中には、Community版(無料・オープンソース)とEnterprise版(有償)の区別が関わる部分があります。各資料の説明でも触れています。

現在、各資料のダウンロード導線を準備しています。公開まで少しお待ちください。

目次

資料の使い分け

4点の資料は、検討の段階ごとに役割が分かれています。

検討段階と4つの資料の対応 知る段階にOdoo概要、比べる段階に導入事例集、動かす段階に10のこと、決める段階に3ポイントが対応する。順番どおりでなくてもよく、いま困っている場面に近い資料を選ぶ。 どの段階で、どの資料を使うか 知る|① Odoo概要 何ができるかを5分でつかむ 比べる|② 導入事例集 他社の進め方を読み方から学ぶ 動かす|③ 10のこと 社内を動かす前に押さえる論点 決める|④ 3ポイント 見える化から儲かる化まで 順番どおりでなくても構いません 社内の合意形成でつまずいているなら、 ①を飛ばして③から読むほうが 早い場合があります。いま最も困っている 場面に近い資料を選んでください。 ※ 資料はいずれも、特定の製品を推すためではなく、 判断材料を揃えるために作っています
検討段階と4つの資料の対応

段階ごとの目安は次のとおりです。

いまの状況適した資料
Odooという名前を知ったばかり① Odoo概要
他社がどう進めたかを知りたい② 導入事例集
社内で話を通す必要がある③ 10のこと
何から手をつけるかを決めたい④ 3ポイント

① Odoo概要|何ができるかを5分でつかむ

Odooがどういうソフトウェアで、どこまでを1つにまとめられるのか。それをスライド形式でまとめた資料です。

収録している内容

  • Odooの成り立ちと、オールインワン型である理由
  • 主要なアプリと、業務の流れの中での位置づけ
  • Community版とEnterprise版の違い(機能・サポート・費用の考え方)
  • 導入形態の選択肢(クラウド/自社サーバー)
  • 向いている企業と、向いていない企業

こう使うと役に立ちます

社内で「Odooって何?」と聞かれたら、そのまま画面共有できる形にしています。

誤解が生まれやすいのは、版の違いです。口頭で「無料で使える」とだけ伝わると、その一言が独り歩きし、後の検討で食い違いが出ます。資料の該当ページを一緒に見るのが確実です。

同じ内容を記事で読みたい方は、Odooとは?機能・特徴・料金・向いている企業をやさしく解説をご覧ください。

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② 導入事例集|海外事例の「読み方」

Odooは世界中で使われています。公式サイトにも、多くの事例が公開されています。

ただ、そのまま読んでも自社に引き寄せにくい、という声があります。業種も規模も国も違うからです。

そこでこの資料では、事例に読み解くための視点を添えました。

収録している内容

  • 事例を読むときの5つの視点(規模/業務の形/導入した範囲/体制/国と制度)
  • 公開されている海外事例から、中小企業に近い規模のものを抜粋
  • 日本の会社に置き換えて読むときの注意点
  • 事例に出てこない部分(費用や期間の詳細)をどう補うか

こう使うと役に立ちます

事例を「すごい話」として読むと、自社との距離ばかりが目につきます。

見てほしいのは、「この会社は最初に何を諦めたのか」です。ここは自社の判断に直結します。導入が進む会社は、たいてい何かを標準に合わせると決めています。

扱うのは、公開されている海外の事例だけです。日本での支援実績や顧客名は載せていません。守秘義務があるためです。

事例の読み方は、Odooの導入事例の読み方でも取り上げています。

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③ 賢い経営者が知っている10のこと

システム導入がうまくいかない会社には、共通した傾向があります。

製品選びには時間をかける。それなのに、社内で決めるべきことが決まっていない。この状態のまま進むと、途中で止まります。

この資料では、製品を選ぶ前に押さえておきたい10の論点を、経営者の視点でまとめました。

収録している内容

  • なぜ「システムを入れる」ではなく「経営を変える」と捉えるべきか
  • 現場の反対が起きる仕組みと、その扱い方
  • 「うちは特殊だから」という言葉が意味するもの
  • 予算の立て方と、見落としやすい費用
  • 3〜5年後から逆算して考えるという発想
  • 事業承継やM&Aを視野に入れる場合の論点

こう使うと役に立ちます

読むタイミングは、役員会や幹部会議の前を想定しています。

各論点は、そのまま議題にできる問いの形で書きました。会議の叩き台に使えます。「どの製品にするか」ではなく「何を決めるか」から入ると、議論は短く済みます。

関連する記事は、中小企業の経営を「つなぐ」10の視点です。

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④ 経営を「システム化」するための3ポイント

見える化、わかる化、儲かる化。この3段で、経営のシステム化を整理した資料です。

収録している内容

  • 第1段 見える化:数字が今どうなっているかが分かる状態
  • 第2段 わかる化:なぜそうなったかを読める状態
  • 第3段 儲かる化:打ち手が数字に返ってくる状態
  • 各段でOdooのどのアプリが関わるか
  • 段を飛ばした場合に起きること
  • 自社がいまどの段にいるかを判定するシート

こう使うと役に立ちます

この資料には、診断シートが付いています。設問に答えていくと、自社がどの段で止まっているかが見えてきます。

多くの会社は、第1段の途中で止まっています。数字は出るが、出るまでに時間がかかる。あるいは、出てきた数字が社内で信用されていない。

この段階で第3段のダッシュボードを作っても、機能しません。段には順番があります。

Web版の記事は経営を「システム化」するための3ポイントです。資料版との違いは、診断シートが付くところです。

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資料を読んだあとにやること

資料を読み終えたら、社内で次の3つを進めてください。

資料を読んだあとに社内で進める3ステップ 現状を書き出す、3〜5年後の姿を一文で書く、差を見て優先順位をつける、という3段階の流れ。決めることが先で、道具を選ぶのは後。 読んだあと、社内で進める3ステップ STEP 1 現状を書き出す どの業務でどのツールを使っているか どこで数字が止まるか STEP 2 3〜5年後の姿を書く 何名規模で、何を扱う会社に なっていたいか。一文で言い切る STEP 3 差に優先順位をつける 現状と将来像の差がシステムで埋める範囲 効果が出る順に並べる この3つが揃うと、相談の中身が変わる 整理がないまま製品比較から入ると、 検討が長引きやすくなります。 決めることが先、道具を選ぶのは後です。 ※ Community版とEnterprise版のどちらを選ぶかは、 この3つを終えたあとで検討します
資料を読んだあとに社内で進める3ステップ

1. 現状を書き出す

どの業務でどのツールを使い、どこで数字が止まっているか。1枚にまとめます。

2. 3〜5年後の姿を一文で書く

何名規模で、何を扱っている会社になっていたいか。ここが曖昧だと、製品を選ぶ基準が定まりません。

3. 差を見て、優先順位をつける

現状と将来像の差が、システムで埋める部分です。全部を一度にやろうとしないこと。効果が出やすいところから並べ替えます。

この3つを終えてから相談すると、話がぐっと具体的になります。整理がないまま製品比較から入ると、検討は長引きがちです。

進め方の詳細は、Odoo導入の進め方と期間とOdoo導入 最初の90日プランにまとめています。

よくある質問

資料はOdooの宣伝資料ですか?

いいえ、宣伝資料ではありません。

ベンチャーネットは、NetSuite・Odoo・AIスクラッチ開発を扱い、SAPからのリプレイスにも対応しています。特定の製品に誘導する理由がありません。だから資料にも、「Odooが合わないケース」を書いています。

規模が大きい場合や、海外拠点の管理が必要な場合は、OdooとNetSuiteの違いもあわせてご覧ください。

どれか1つだけ読むならどれですか?

Odooをまだよく知らないなら①、社内を動かす段階なら③です。

すでに導入を決めていて、何から始めるかを考えているなら、④の診断シートが役立ちます。

資料の内容は更新されますか?

はい、更新します。

Odooは原則として年1回、メジャーバージョンが更新されます。日本対応の状況も変わっていきます。資料には作成時点を載せていますので、そちらをご確認ください。

まとめ

  • 資料は4点あり、検討の段階ごとに役割が分かれている
  • 順番どおりに読む必要はなく、いま困っている場面に近いものを選ぶ
  • 読んだあとは、現状・将来像・その差の3つを社内で整理する
  • 資料はOdooを推すためではなく、判断材料を揃えるために作っている

1年後、あなたの会社では「何を決めるか」が先に決まり、そのうえで道具が選ばれているはずです。順番が逆にならないよう、この資料を使ってください。

もう少し詳しく知りたい方へ

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この記事を書いた人

持田 卓臣(もちだ たくおみ)
株式会社ベンチャーネット 代表取締役

ヒューレット・パッカード社でITコンサルタントとして従事した後、2005年に株式会社ベンチャーネットを設立。
Oracle NetSuite Solution Provider Partner として、中堅・中小企業向けクラウドERP「NetSuite」の導入・運用支援を提供しています。
SEO・広告・SNS・ウェブ・MA・SFAと一気通貫で培ってきたデジタルマーケティング領域の業務知見を活かし、NetSuiteを軸とした経営DXを支援しています。
著書:『普通のサラリーマンでもすごいチームと始められる レバレッジ起業「バーチャル社員」があなたを救う』(KADOKAWA、2020年)

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