NetSuite Ask Oracleとは|自然言語でデータを検索・分析・操作するAIアシスタント【日本未対応】

「AIに聞けば、正しい数字がすぐ返ってくる」

Ask Oracleの紹介を見て、そう期待する経営者は少なくありません。

半分は当たっています。

ただし、返ってくる答えは、NetSuiteの中のデータより正しくはなりません。

Ask Oracle(アスク・オラクル)とは、NetSuiteにふだんの言葉で質問し、検索・分析・操作ができるAIアシスタントです。

次世代のNetSuite「NetSuite Next」の中核の機能です(出典:Oracle)。

2026年7月15日に米国とカナダで提供が始まり、日本での時期は2026年9月25日時点で未発表です。

日本に来るまでの時間は、何に使えばよいのか。

答えの質を決めるのは、AIの側ではなく、会社の側の準備です。

目次

この記事で分かること

  • Ask Oracleとは何か、できること(検索・分析・操作)
  • 2026.2で北米に提供されたAsk Oracleの中身
  • NetSuite純正のAIと、ChatGPTなど外部のAI連携の違い
  • 日本での提供時期(2026年9月時点の正確な情報)
  • 待つ間に、問いから逆算して整える4つの準備

言葉の整理:自然言語は、人がふだん話したり書いたりする言葉のことです。ロールは、NetSuiteで「誰が何を見られ、何をできるか」を決める役割の単位です。

Ask Oracleとは

Ask Oracleは、自然な言葉でNetSuiteを操作できるAIアシスタントです。

2025年10月の公式の発表では、自分の言葉で使えると説明しています。

NetSuite全体のデータを、検索・移動・分析・操作できます(出典:Oracle、2025年10月7日)。

「自然言語アシスタント」とは

これまでNetSuiteで必要なデータを取り出すには、保存検索やレポートを自分で組む必要がありました。

保存検索は、検索の条件を登録して何度も使える、NetSuiteの機能です。

使いこなすには、一定の習熟が求められます。

Ask Oracleなら、「先月の関東エリアの売上は?」と聞くだけです。

専門的な操作を覚える必要はありません。

NetSuite Nextの中核機能

NetSuite Nextは、AIを中心に作り直された次世代のNetSuiteです。

その中核を担うのが、Ask Oracleです。

公式には、スイート全体に組み込まれた対話型のAIアシスタントと説明されています。

(出典:Oracle NetSuite公式、2026年7月15日)

NetSuite Nextの全体像は、NetSuite Nextとはで扱っています。

現時点では日本未対応

Ask Oracleは、現時点で日本では提供されていません。

2026年7月15日、Ask Oracleは北米で提供が始まりました。

対象は、リリース2026.2の米国とカナダのお客様です。

日本での提供時期は、2026年9月25日時点で発表されていません。

Oracle 日本も発表を出していますが、米国のプレスリリースの抄訳という位置づけです(出典:Oracle 日本公式、2026年9月確認)。

今すぐ使うための機能ではなく、来たるべき変化に備えるための情報として読んでください。

なぜ今、Ask Oracleが注目されるのか

データを引き出せるのは、これまで操作に慣れた一部の人に限られがちでした。

Ask Oracleは、そのハードルを下げます。

  • 専門知識がなくても、ふだんの言葉でデータを引き出せる
  • 「どのメニューを開くか」を考えず、聞くだけで済む
  • 必要な情報に、誰でも早くたどり着ける

データが「一部の担当者のもの」から「現場の誰もが使えるもの」へ移る動きです。

ベンチャーネットは、経営データの「見える化・わかる化・動ける化」を大切にしています。

数字が見えるだけでなく、意味が分かり、次の行動につながってこそ価値があります。

Ask Oracleは、その方向を後押しする機能です。

Ask Oracleでできること

Ask Oracleでできることは、大きく「検索」「分析」「操作」の3つです(出典:Oracle)。

Ask Oracleでできる3つ:検索・分析・操作 検索では記録・ページ・レポート・ダッシュボードを見つけ、分析では数字の背景まで説明してグラフを作りPDFに書き出し、操作ではエージェント型のワークフローを呼び出す。答えはロールと権限の範囲で返る。 Ask Oracleでできる3つ検索ナビゲート記録・ページ・レポート・ダッシュボードを見つける分析説明とグラフ数字の背景まで説明し、PDFに書き出せる操作アクションエージェント型のワークフローを呼び出す答えは、ロールと権限の範囲で返る
Ask Oracleでできる3つ:検索・分析・操作

検索・ナビゲート

ふだんの言葉で、欲しい情報や画面にたどり着けます。

2026.2の公式の解説では、関係する記録・ページ・レポート・ダッシュボードを見つけられるとされています。

正確な言葉を当てたり、似た結果をいくつも開いたりする手間が減ります(出典:Oracle NetSuite公式、2026年7月15日)。

分析

数字を返すだけでなく、その背景まで説明します。

公式の解説では、データを分析し、説明の文章やグラフを作るとされています。

たとえば「利益率が最も高い製品と最も低い製品を比べて」のような問いが想定されます。

作った分析は、PDFに書き出すこともできます(出典:Oracle NetSuite公式、2026年7月15日)。

操作(アクション)

Ask Oracleは、調べるだけでなく、日々の作業を進める入口にもなります。

エージェント型のワークフロー(AIが一連の作業を進める仕組み)を、Ask Oracleから呼び出せるとされています(出典:Oracle)。

2026.2で提供されたAsk Oracleの中身

2026年7月15日の発表で、北米で提供されたAsk Oracleの中身が明らかになりました。

Oracleの解説記事では、次のことができるとされています。

できること内容
データに質問するふだんの言葉で、数字や状況を聞く
分析をつくる説明文やグラフを作り、PDFに書き出す
画面を探すメニューをたどらずに、記録やレポートを見つける
キャンバスで作業する「キャンバス」と呼ぶ作業場で、その場限りのダッシュボードや分析を作る

出典:Oracle NetSuite公式の解説記事(2026年7月15日)。

あわせて、次の点も示されています。

  • ロールと権限の範囲で動く:利用者に許された範囲でだけ答えます
  • 根拠を確かめられる:「Show Explanation」というボタンで、答えの説明を表示できます
  • 管理者が使える人を決める:ロールごとに、使える人を設定できます
  • ライセンスに含まれる:公式のFAQでは、Ask OracleはNetSuiteのライセンスに含まれるとされています

公式の解説では、NetSuite Nextに切り替える前の、いまの画面でもAsk Oracleを使えるとされています。

答えには、良い・悪いを評価するボタンもあります。

日本で使えるようになったとき、答えの範囲はいまのロールと権限で決まります。

Ask Oracleの仕組みと信頼性

経営の判断に使ううえで、押さえておきたい点は3つです。

  • 権限の枠内で動く:利用者の役割・権限・ポリシーの範囲でのみ動く
  • 根拠を説明する:答えに説明が添えられ、Show Explanationで確かめられる
  • 人の関わり方を選べる:エージェント型のワークフローには、承認を挟む進め方と、自動で進める進め方がある

(出典:Oracle)

「便利だが中身が見えないAI」ではありません。

根拠と権限がはっきりしているから、経営の意思決定に使える道具を目指せるのです。

純正の自然言語と、外部AI連携(ChatGPT・Claudeなど)の違い

NetSuiteでAIを使う方法には、大きく2つのやり方があります。

  • 組込型(Ask Oracle):NetSuite純正の自然言語アシスタント
  • 外部AI連携型(AI Connector Serviceなど):ChatGPTやClaudeなど、外部のAIを選んでつなぐ仕組み
比較軸組込型:Ask Oracle外部AI連携型:AI Connector Serviceなど
何をするものNetSuiteの中で自然な言葉で操作外部のAIをNetSuiteにつなぐ
提供元NetSuite純正の機能外部のAI(例:ChatGPT、Claude)
費用NetSuiteのライセンスに含まれる。ChatGPTやClaudeの別の契約は要らないNetSuite側は有料の機能ではない。AIの側で有料プランが要ることがある
日本での状況(2026年9月)未提供。米国とカナダで提供中国の制限の記載は公式FAQに見当たらない。アカウントで確認
向いている場面標準的なデータの操作・分析自社でAIを選び、ほかの情報と横断して使いたい
AIとの親和性高。データ・権限・説明が一体高。AIを選べ、乗り換えやすい

出典:Oracle NetSuite公式ヘルプの2つのFAQ(NetSuite Next、AI Connector Service)。

Oracle NetSuite公式の2026.2の解説記事(いずれも2026年9月確認)。

優劣ではなく、向く場面の違いです。

標準的な操作はAsk Oracleが手軽で、AIを自社で選びたいなら外部連携が向きます。

日本では、外部連携が「先に試せる入口」にもなります。

2つの違いを図にすると、次のとおりです。

組込型(Ask Oracle)と外部AI連携の違い 組込型はNetSuiteの中で自然な言葉で操作し、ライセンスに含まれるが日本では未提供。外部AI連携型は外部のAIをNetSuiteにつなぎ、AIの側で有料プランが要ることがあるが、日本では先に試せる入口になる。 組込型と外部AI連携の違い組込型:Ask Oracle外部AI連携型何をするかNetSuiteの中で自然な言葉で操作外部のAIをNetSuiteにつなぐ費用NetSuiteのライセンスに含まれるAIの側で有料プランが要ることがある日本(2026年9月)未提供米国とカナダで提供中国の制限の記載は公式FAQに見当たらない向く場面標準的なデータの操作・分析AIを選び、ほかの情報と横断して使う日本では、外部連携が先に試せる入口
組込型(Ask Oracle)と外部AI連携の違い

外部のAIとの連携は、NetSuite AI Connector Service(MCP)とはで扱っています。

使い分けは、NetSuiteの「純正AI」と「外部AI連携」は何が違う?で詳しく比べています。

日本ではいつ使えるのか

2026年9月時点の情報は、次のとおりです。

  • 2026年7月15日、リリース2026.2で、米国とカナダのお客様への提供が始まりました
  • ほかの国については「近く」とされ、時期は示されていません
  • 提供は段階的に行われるため、まだ使えないアカウントもあるとされています
  • 日本での提供時期は、2026年9月25日時点で発表されていません

新しい画面デザイン(Redwood)は、Ask Oracleとは別に使えます。

既存のアカウントでは、利用者が個人の設定で有効にします(出典:Oracle NetSuite公式ヘルプ、2026年9月確認)。

Ask Oracle本体とは、提供の時期が違います。

切り替えの進め方は、NetSuite Redwood UI(新画面)とはで扱っています。

最新情報は、Oracleの公式発表でご確認ください。

日本での提供状況は、NetSuite×AI経営の最新動向【毎週更新】で毎週追っています。

判断の物差し|待つか、いま別の方法で始めるか

自社の状況考え方
NetSuiteを使っていて、データと権限が整っているAsk Oracleを待ちつつ、外部のAIとの連携で小さく試す
NetSuiteを使っているが、データがばらばら待つ間に、第10章の4つの準備を進める
ERPを選んでいる途中Ask Oracleを理由に選ばない。いま日本で使える機能で選ぶ
いますぐ自然な言葉でデータを聞きたい外部のAIとの連携や、日本で使える組込型のAIから始める

分かれ目を図にすると、次のとおりです。

Ask Oracleを待つか、いま別の方法で始めるか NetSuiteを選ぶ途中なら、いま日本で使える機能で選ぶ。使っていてデータと権限が整っていなければ、第10章の4つの準備から。整っていれば、Ask Oracleを待ちつつ外部のAIとの連携で小さく試す。 待つか、いま別の方法で始めるかNetSuiteをいま使っている?選ぶ途中日本で使える機能で選ぶいいえはいデータと権限が整っている?準備から第10章の4つの準備いいえはい待ちつつ、外部のAIとの連携で試す自然な言葉で聞く体験を先に積むAsk Oracleを理由にERPを選ばない
Ask Oracleを待つか、いま別の方法で始めるか

NetSuite以外が合う会社もあります。

費用を抑えて小さく始めるならOdoo、国内の商習慣に合わせた処理が中心なら国産のERPも候補です。

自社専用の問いに答えるAIを作りたいなら、AIスクラッチ開発との組み合わせも考えられます。

データの置き場所がばらばらなら、いまはAIを入れず、先にデータを統合します。

これから選ぶ会社と、いま使っている会社

これからNetSuiteを選ぶ会社

Ask Oracleは魅力的ですが、日本での時期は未発表です。

選ぶときは、いま日本で使える機能で、自社の業務に合うかを見てください。

NetSuite本体の費用は、ミニマム構成で月額20万円〜が出発点です。

モジュール・ユーザー数・オプションで変わり、数百万円規模になることもあります。

公式のFAQでは、Ask OracleはNetSuiteのライセンスに含まれるとされています。

いまNetSuiteを使っている会社

すでに使っている会社は、日本で提供が始まる日に備えられます。

  • ロールの棚卸し:Ask Oracleはロールと権限の範囲で答える。誰にどのロールを付けているか
  • よく聞かれる問い:経営者が知りたい数字を、いまのデータで答えられるか
  • 外部のAIで試す:AI Connector Serviceで、自然な言葉で聞く体験を先に積む

ロールの考え方は、NetSuiteのロールと権限で扱っています。

待つ間の4つの準備|問いから逆算する

冒頭の問いに戻ります。

日本に来るまでの時間は、答えの質を上げる準備に使います。

「利益率が最も高い製品と最も低い製品を比べて」と聞いても、原価の登録が一部の品目だけなら、答えも一部だけです。

AIは、元のデータの穴を埋めてはくれません。

準備は、聞きたい問いから逆算して進めます。

Ask Oracleを待つ間の準備:問いから逆算する 最初に聞きたい問いを決め、その問いに必要なデータを整え、業務のやり方をそろえ、答えを見てよい人を権限で決める。1つの問いで回してから広げる。 問いから逆算する準備 最初に聞く問いを決める 経営者が知りたい数字を1つ ①データを整える 取引先・品目の名寄せ、集計のルール ②業務をそろえる 例外の処理を棚卸しし、標準に寄せる ③権限を決める 答えを誰まで見てよいか ④1つの問いで回してから、次の問いへ
Ask Oracleを待つ間の準備:問いから逆算する

準備①:データを整える

よくある状態:同じ取引先が表記の違いで複数登録されている。部門ごとに集計のルールが違う。過去のデータに空欄や誤入力が残っている。

なぜ要るか:Ask Oracleは、NetSuiteの中のデータを読み取って答えます。

元のデータが汚れていれば、正しく聞いても、正しい答えは返りません。

どう進めるか:取引先や品目の名寄せ、集計のルールの統一から始めます。

進め方は、AI活用に向けたデータの準備で扱っています。

準備②:業務を標準化する

よくある状態:「あの人にしか分からない」例外の処理が多い。同じ業務でも、担当者ごとにやり方が違う。

なぜ要るか:属人的で例外だらけの業務は、AIが解釈しづらいものです。

「動いている」ことと「AIで活用できる」ことは、別の話です。

どう進めるか:例外の処理を棚卸しし、標準的な流れに寄せます。

世界標準の業務に自社を合わせる発想が、ここでも効きます。

準備③:権限とポリシーを設計する

Ask Oracleは、利用者の役割・権限の枠内でのみ動きます(出典:Oracle)。

権限の設計が曖昧なままでは、使いこなせません。

  • 誰が、どのデータに、どこまでアクセスできるか
  • どのアクションに、承認を挟むか

準備④:1つの問いで、90日回す

全部を一度に整えようとすると、いつまでも前に進めません。

ベンチャーネットは、1つの業務と1つのKPIに絞り、最短90日で1周目を回すことを目安にしています。

たとえば「製品別の利益率」を1つ決め、その問いに必要なデータ・業務・権限だけを整えます。

1周回すと、2つ目の問いで何を整えればよいかが見えてきます。

よくある失敗3つ

失敗1:Ask Oracleを待って、何もしない

起きること:日本で提供が始まっても、データが整っておらず、すぐに使えない。

原因:「来てから考える」と、準備を先送りした。

避け方:第10章の準備のうち、1つの問いに必要なデータの整備から今月始めます。

失敗2:北米の紹介を見て、日本でもすぐ使える前提で計画する

起きること:業務の計画に組み込んだのに、使えないことが分かり、やり直しになる。

原因:海外の発表と、日本での提供状況を分けて見なかった。

避け方:日本での時期が発表されるまでは、Ask Oracleを前提にしない計画にします。

自然な言葉で聞く体験は、外部のAIとの連携で先に試せます。

失敗3:広い権限のまま、AIに聞ける状態にする

起きること:見せるつもりのない数字に、AI経由で近づける人が出る。

原因:管理者に近い広い権限のロールを、多くの人に付けていた。

避け方:Ask Oracleはロールと権限の範囲で答えます。

使う前に、ロールを必要な権限だけに絞ります。

ベンチャーネットならこう見る|AIの答えは、現場の勘と並べて比べる

NetSuite認定パートナー(Solution Provider)であるベンチャーネットは、NetSuite・Odoo・AIスクラッチ開発を扱っています。

SAPからのリプレイスにも対応し、特定の製品に誘導しない立場です。

NetSuiteと生成AIを組み合わせた経営支援にも取り組んでいます。

オラクル主催のNetSuite AI ハッカソン 2025では、その取り組みが優秀賞を受賞しました(出典:自社プレスリリース)。

その立場から、Ask Oracleの準備を2つの型で考えます。

型1:AI経営の仕込みは、導入・運用のプロジェクトの中で

AIのための準備を、別のプロジェクトとして立てる必要はありません。

マスターの整備、ロールの設計、例外の処理の棚卸し。

どれも、ERPの導入や運用の中で本来やる作業です。

そこで「将来AIに何を聞くか」を意識しておくと、同じ作業がそのまま仕込みになります。

型2:現場の勘とAIの答えを、同じ条件で並べる

Ask Oracleの答えを、最初から信じる必要はありません。

同じ問いに対する、現場の勘による判断とAIの答えを、同じ条件で並べて比べます。

ずれたときは、Show Explanationで根拠を開き、元のレポートと照らし合わせます。

比べる回数が積み重なって、はじめて「任せてよい問い」が分かります。

最初に伺う問いは、3つです。

  1. Ask Oracleに最初に聞きたい問いは何か
  2. その答えを、誰まで見てよいか
  3. その答えが正しいと、誰がどう確かめるか

3つ目が決まっていれば、Ask Oracleは経営の道具になります。

今日できること|「Ask Oracleに聞きたい問い」を3つ書く

経営者と経理の担当で、次の表を埋めてみてください。

Ask Oracleに聞きたい問い見てよい人元のデータいま答えられるか
(例)利益率が高い製品と低い製品は役員・部門長NetSuiteの売上と原価原価の登録が一部の品目だけ

「いま答えられるか」に課題がある問いが、待つ間に手を付ける場所です。

「見てよい人」の欄は、そのままロールの設計の材料になります。

3つのうち1つを選べば、それが準備④の「1つの問い」です。

よくある質問(FAQ)

Q1. Ask Oracleは日本でいつ使えますか

2026年9月25日時点で、日本での提供時期は発表されていません。

北米では、2026年7月15日にリリース2026.2で、米国とカナダのお客様への提供が始まっています。

Oracle 日本の発表も、米国のプレスリリースの抄訳という位置づけです。

最新情報は、Oracleの公式発表でご確認ください。

Q2. ChatGPTやClaudeとの連携(外部AI連携)と何が違いますか

Ask OracleはNetSuite純正の機能です。NetSuiteの中のデータを、自然な言葉で扱います。

外部AI連携は、ChatGPTやClaudeなどの外部のAIを選んでNetSuiteにつなぐ仕組みです。

どちらが上ということはなく、用途に応じて補い合う関係です(第6章)。

Q3. 追加の費用はかかりますか

公式のFAQでは、Ask OracleはNetSuiteのライセンスに含まれるとされています。

ChatGPTやClaudeの別の契約も要らないとされています。

日本での提供の条件は、提供が発表されたときに改めてご確認ください。

Q4. AIの答えは信用してよいですか

答えの説明を「Show Explanation」で確かめられます。

答えはロールと権限の範囲で作られます。

経営の判断に使う数字は、しばらくは元のレポートや現場の判断と並べて比べてください(第12章)。

Q5. いまのNetSuiteのユーザーは、何を準備すべきですか

最初に聞きたい問いを1つ決めてそのデータから整えます。

取引先や品目の名寄せ、集計のルールの統一が出発点です。

あわせて、属人的な業務の標準化と、権限・ポリシーの設計を進めます(第10章)。

まとめ

  • Ask Oracleは、NetSuiteにふだんの言葉で質問し、検索・分析・操作ができるAIアシスタント
  • 2026年7月15日に、米国とカナダで提供が始まった。日本の時期は未発表
  • ロールと権限の範囲で答え、Show Explanationで説明を確かめられる
  • 公式のFAQでは、NetSuiteのライセンスに含まれる
  • 待つ間は、聞きたい問いから逆算してデータ・業務・権限を整える

AIに聞けば、正しい数字が返ってくる。

そう言える日は、AIが来た日ではなく、1つ目の問いのデータが整った日です。

もう少し詳しく知りたい方へ

「自社のデータや業務を、どこから整えればよいか」は、会社ごとに答えが変わります。

待つ間の準備から、ご相談をお受けしています。

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この記事を書いた人

持田 卓臣のアバター 持田 卓臣 株式会社ベンチャーネット代表取締役

持田 卓臣(もちだ たくおみ)
株式会社ベンチャーネット 代表取締役

ヒューレット・パッカード社でITコンサルタントとして従事した後、2005年に株式会社ベンチャーネットを設立。
Oracle NetSuite Solution Provider Partner として、中堅・中小企業向けクラウドERP「NetSuite」の導入・運用支援を提供しています。
SEO・広告・SNS・ウェブ・MA・SFAと一気通貫で培ってきたデジタルマーケティング領域の業務知見を活かし、NetSuiteを軸とした経営DXを支援しています。
著書:『普通のサラリーマンでもすごいチームと始められる レバレッジ起業「バーチャル社員」があなたを救う』(KADOKAWA、2020年)

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