NetSuiteの料金・費用・ライセンス体系を徹底解説【2026年最新版】

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リード文

「NetSuiteを導入したい。でも実際いくらかかるのか?」── これは、ベンチャーネットがご相談を受ける際にもっとも多い問いの一つです。

NetSuiteは、世界220地域・43,000社以上で導入されているクラウドERPです(2026年最新公式数値・出典:Oracle NetSuite公式PR 2026年)。

本記事は、料金体系の解説だけで終わりません。経営判断としてNetSuiteへの投資をどう捉えるか、Solution Providerとして現場で見てきた失敗パターンまで踏み込んでお伝えします。

発信元は、NetSuite認定パートナー(Solution Provider)であるベンチャーネットです。Oracle NetSuite担当営業と連携する立場から、公式情報と現場視点の両軸で整理しました。

NetSuiteのライセンスは、ミニマム構成で月額20万円〜が出発点です。金額は、利用するモジュール・ユーザー数・必要なオプションによって変動します。

本記事では、「何が金額を決めるのか」「規模ごとの目安」「陥りがちな失敗」「経営判断軸」を、約9,000字でまとめます。

NetSuite料金の全体像 ── 月20万円〜が出発点、そこから何が積み上がるか

NetSuiteの料金は、複数の要素が組み合わさって決まります。まずは全体像を押さえましょう。

NetSuite料金の3費用構成

NetSuiteを利用するための費用は、大きく3つで構成されます。

費用区分内容発生タイミング
ライセンス費用NetSuiteを使うための月額・年額の利用料契約期間中ずっと
導入費用要件定義・設定・データ移行・トレーニング主に初年度
保守費用稼働後のサポート・運用支援稼働後ずっと

ライセンス費用が継続的にかかる一方で、導入費用は初年度に集中するのが特徴です。この3つを合わせた合計を「TCO(総保有コスト)」と呼びます。詳しくはH2-6で解説します。

「月20万円〜」の正しい理解

NetSuiteのライセンスは、ミニマム構成で月額20万円〜が目安です。

ただし、この「20万円〜」という表記は、最小構成で始める場合の出発点です。実際の金額は、利用するモジュール(機能範囲)・ユーザー数・必要なオプションによって変動します。

業務範囲を広げ、ユーザー数や必要なオプションが増えれば、月額・年額ともに数百万円規模になることもあります

ベンチャーネットの持田は、こうお伝えしています。

「システムは経営のインフラです。インフラを変える投資をどう捉えるか── 料金以前に、まずここを大切にしていただきたい」

ライセンス費用の詳しい構成はH2-2で、規模ごとの費用感はH2-5で解説します。料金FAQの全体はNetSuiteの料金に関するFAQ30問もご参照ください。

具体的にいくらになるか、自社の場合は大体どのくらいなのかを知りたい場合は、Solution Providerのベンチャーネットへお気軽にご連絡ください。Oracle営業と共に対応いたします。

NetSuiteライセンス費用の構成3要素(公式準拠)

NetSuiteのライセンス費用は、Oracle NetSuite公式の説明によれば、3つの主要コンポーネントで構成されています。

コア・プラットフォーム

コア・プラットフォーム」とは、すべてのNetSuiteアカウントに共通で必要なベースライセンスです。財務・会計・基本的な販売管理など、ERPの基本機能がここに含まれます。

NetSuiteを使う以上、このコア・プラットフォームの費用は必ず発生します。

オプション・モジュール

モジュール」とは、業務範囲を拡張する追加機能のことです。代表的なものには、以下があります。

  • 在庫管理モジュール
  • 製造管理モジュール
  • CRM(顧客管理)モジュール
  • SuiteCommerce(Eコマース機能)
  • SuiteAnalytics(高度な分析機能)

NetSuite公式によれば、モジュールは契約期間中いつでも追加可能ですが、削除は契約更新時のみとなります。最初に広く取りすぎないことが重要です。

主要モジュールの詳細は、NetSuite(ネットスイート)とは をご参照ください。

ユーザー数(フル / セルフサービス)

利用人数に応じてライセンス費用が変動する仕組みです。NetSuiteには2種類のユーザー区分があります。

ユーザー種別対象主な機能
フルユーザー経営層・経理責任者・営業マネージャーなど全機能・レポート作成・承認処理
セルフサービスユーザー一般従業員・現場スタッフ時間入力・経費精算・閲覧中心

公式ルールとして、アカウントの共有はできず、各ユーザーは自身のログインIDが必要です。また、読み取り専用ライセンスは存在しません。閲覧のみのユーザーでも、有料ライセンスが必要となります。

この3要素 ──「コア・プラットフォーム」「オプション・モジュール」「ユーザー数」── の組み合わせで、自社のライセンス費用が決まります。

NetSuiteのエディション ── Starter / Mid-Market / Enterprise の3層区分

NetSuiteは、世界220地域・43,000社以上で利用されているグローバルERPです。グローバル展開を考えると、エディション選択は重要な意思決定軸になります。

ライセンス費用の3要素に加えて、もう一つ重要な選択軸が「エディション」です。

NetSuiteのエディションとは

エディション」とは、特定の企業規模や業務要件に合わせて、機能をパッケージ化したライセンスの区分のことです。NetSuiteには、規模・要件別に3つのエディションが用意されています。

3つのエディション

エディション対象企業規模特徴推奨ケース
Starter Edition従業員〜50名、単一法人SuiteSuccessによる短期間導入スモールスタートで始めたい中小企業
Mid-Market Edition従業員50〜500名、複数法人にも対応OneWorld機能で多通貨・多言語・多会計基準対応複数子会社の統合管理・海外展開を視野に入れる中堅企業
Enterprise Edition従業員500名以上、グローバル展開企業高度なカスタマイズ・専任サポート大企業・複雑な業務要件を持つ企業

ここで2つの専門用語を補足します。

  • SuiteSuccess:業種別のベストプラクティスを組み込んだ標準テンプレートを使い、導入期間を大幅に短縮するアプローチ
  • OneWorld:複数法人・多通貨・多言語・多会計基準に対応する機能。グローバル経営の統合管理を可能にする

エディション選びの判断軸

ベンチャーネットの持田は、エディション選びについてこうお伝えしています。

「エディション選びは、現在の規模だけでなく、5年後10年後の事業計画で判断することをおすすめします。

会社は成長すると必ず構造が変わります。後から拡張しやすい構成を初期から想定しておくと、後悔が少ないものです」

たとえば、いま従業員30名でも、3年後に複数子会社や海外展開を視野に入れているなら、Starter Editionよりも Mid-Market Edition を選ぶ判断もあり得ます。

ただし、エディションごとの具体的な月額・年額は公開していません。Oracle NetSuite担当営業とSolution Providerのベンチャーネットが、ご要件をお伺いした上で、最適なエディションと概算費用をお伝えします。

具体的にいくらになるか、自社の場合は大体どのくらいなのかを知りたい場合は、Solution Providerのベンチャーネットへお気軽にご連絡ください。Oracle営業と共に対応いたします。

導入費用・保守費用の考え方

ライセンス費用に加えて、NetSuite導入時には導入費用保守費用が発生します。それぞれの内訳を見ていきましょう。

導入費用の内訳

導入費用は、要件定義から稼働開始までに必要な初期コストです。主な項目は以下のとおりです。

費用項目内容主な実施者
要件定義・設定業務フローの整理、NetSuiteへの設定反映Solution Provider
カスタマイズ標準機能で対応できない部分の開発Solution Provider
データ移行既存システムからのデータ移行Solution Provider + 自社IT
トレーニング利用者への操作教育Solution Provider

ここで、専門用語を1つ補足します。

  • SuiteSuccess:業種別のベストプラクティスを組み込んだNetSuiteの標準導入アプローチ

NetSuite公式によれば、SuiteSuccessを活用することで、導入期間を50〜70%短縮できるケースがあります。標準テンプレートに沿う形で進めるため、要件定義の工数や、カスタマイズの開発工数を大きく圧縮できるのが特徴です。

保守費用の考え方

保守費用は、稼働後のサポート・運用支援に関する費用です。NetSuiteには、標準サポートに加えてプレミアムサポートという上位プランがあります。

また、カスタマイズを行う企業には、Sandbox(テスト環境)の利用が実質必須となります。

  • プレミアムサポート:24時間365日対応など、標準サポートを拡張した有償オプション
  • Sandbox:本番環境とは別に用意される、設定変更やカスタマイズの検証用環境

ライセンスを契約すれば終わり、ではありません。継続的な保守・運用にも一定の予算を見込んでおくことが大切です。

具体的にいくらになるか、自社の場合は大体どのくらいなのかを知りたい場合は、Solution Providerのベンチャーネットへお気軽にご連絡ください。Oracle営業と共に対応いたします。

会社規模・業務範囲別の費用感 ── 月20万円〜が当てはまるケースの輪郭

「月額20万円〜」という表記を見たとき、自社にとってこれが現実的な数字なのかどうか、判断に迷う方も多いと思います。ここでは、どんなケースで「月20万円〜」が当てはまるのかを整理します。

「月20万円〜」が当てはまるケース

結論からお伝えすると、「月20万円〜」が当てはまるのは、最小限のコア機能を、少人数で利用するケースです。

具体的には、以下のような構成です。

  • コア・プラットフォーム + 必要最小限の1〜2モジュール
  • フルユーザーは経営層・経理責任者など数名
  • 単一法人での利用

実は、こうした「ミニマム構成で済むケース」は、検討に入る中堅企業の中では限定的です。

多くの中堅企業では、会計・販売管理・在庫管理を統合し、複数部門で利用するケースが一般的です。その場合は、月20万円を出発点として、構成に応じて費用が積み上がっていきます

ベンチャーネットの持田は、こうお伝えしています。

「私たちも、初めから大きな構成で始めるのではなく、ミニマム構成でスタートし、段階的に拡張していくアプローチをおすすめすることが多いです」

エディション別の規模感

H2-3で紹介したエディション3層を、規模感の視点で再整理すると、以下のようになります。

エディション規模感の目安月額の規模感
Starter Editionミニマム構成・少人数月20万円〜が出発点
Mid-Market Edition中堅企業・複数部門・複数法人月額・年額ともに数百万円規模になることもあります
Enterprise Edition大企業・グローバル個別案件として要相談

ここで重要なのは、Mid-Market Edition以上では、数百万円規模を視野に入れた予算化が必要になることです。

「月20万円〜」を最小限の出発点として理解した上で、自社の業務範囲・ユーザー数・必要なオプションに応じて、現実的な金額を見積もる── これが、料金検討の正しい順序です。

規模選びの判断軸

エディションや構成の選び方について、ベンチャーネットの持田はこうお伝えしています。

「5年後10年後の会社の姿から逆算して選ぶことが大切です。

今の規模だけで選ぶと、後で会社の構造が変わったときに苦労します。会社は成長すると必ず構造が変わりますから」

具体的にいくらになるか、自社の場合は大体どのくらいなのかを知りたい場合は、Solution Providerのベンチャーネットへお気軽にご連絡ください。Oracle営業と共に対応いたします。

TCO(総保有コスト)で考える視点 ── 5年スパンの投資判断軸

ここまで、ライセンス費用・導入費用・保守費用について個別に見てきました。これらを統合的に捉える視点が、TCO(総保有コスト)です。

TCO(総保有コスト)とは

TCOは「Total Cost of Ownership」の略で、システムを保有・運用するうえで発生するすべての費用を、5年程度のスパンで合算して見る考え方です。

ライセンス費用だけでなく、導入費・保守費・運用工数まで含めて、トータルでいくらかかるのかを把握することで、経営判断としての投資の意味合いが見えてきます。

ライセンス費だけ見ない、経営判断軸

ベンチャーネットの持田は、TCOの視点をこう語っています。

「ライセンス費だけ見て、安い・高いを決めないでいただきたい。

ERPは経営判断を支える基盤です。TCOで5年スパンの投資として捉えることが大切です」

加えて、こう続けます。

「会社は成長すると必ず構造が変わります。

初期費用だけでなく、拡張時のコスト、追加モジュールの費用、運用が定着するまでの費用まで見据えて、エディションやモジュール構成を選んでいただきたいのです」

ROI・回収期間の業界動向

ERP投資の妥当性を判断する一つの指標が、ROI(投資対効果)回収期間です。海外の業界調査からいくつかの数字を紹介します。

  • 海外の業界調査によれば、ERP導入後の回収期間は一般的に18〜36ヶ月とされています(出典:Panorama Consulting Group “ERP Software Statistics” https://www.panorama-consulting.com/)
  • また、クラウド型ERPはオンプレミス型より約2.5倍速く回収できるとの分析もあります(出典:Nucleus Research “Cloud Delivers 2.5x More ROI Than On-Premise”)
  • 業界資料によれば、複数年契約により5〜10%程度のコスト削減効果があるとされています(出典:Anfini「NetSuiteの価格体系とライセンスプランを徹底解説【2025年最新版】」 https://oracle-consult.jp/article/NetSuite-LicensePlan-2025)

ただし、これらは海外データであり、日本市場の中堅企業における実態は、業務範囲・自社の体制・運用定着度によって大きく異なります。

参考値として受け止めた上で、自社の状況に応じた現実的な試算が必要です。クラウドERP全般の相場感はクラウドERP導入コストガイドもご参照ください。

具体的にいくらになるか、自社の場合は大体どのくらいなのかを知りたい場合は、Solution Providerのベンチャーネットへお気軽にご連絡ください。Oracle営業と共に対応いたします。

NetSuite導入で陥りがちな料金面の失敗パターン ── Solution Providerが現場で見てきた4つの落とし穴

ここまでNetSuiteの料金体系を整理してきました。最後に、実際の検討・導入の現場で陥りがちな「料金面の失敗パターン」を4つお伝えします。

ベンチャーネットは、お客様との対等な関係を大切にしています。売り込みではなく、失敗してほしくないという思いで、現場で見てきた事例を率直にお伝えします。

落とし穴①:「月20万円程度で済む」と思い込んで、後で予算超過する

経営者のAさんは、NetSuiteの料金ページで「月額20万円〜」という表記を見ました。「年間240万円か。うちにも導入できそうだ」と試算しました。社内で予算化を進め、いざ見積もり依頼をしたところ── ユーザー数・必要なモジュール・導入支援費が積み上がり、当初想定の3倍以上の金額が出てきました。

結果、予算の取り直し・稟議のやり直し・導入時期の遅延につながりました。

このパターンが起きる原因は、明確です。

  • 「月20万円〜」の「〜(チルダ)」を見落とし、20万円ジャストで使えると解釈する
  • ライセンス費=月額料金、と単純に考え、導入費・保守費を予算化しない
  • 業務範囲・ユーザー数・必要なオプションで金額が変動する仕組みを知らない

ベンチャーネットは、こうした誤解を防ぐため、最初の段階で「自社にとっての適切な構成と、その規模感」を共有することから始めます。安く見せて売り込むことは、一切しません。

落とし穴②:必要以上のユーザー数・モジュールを最初から契約してしまう

中堅企業のBさんは、NetSuite導入を決断し、「将来的に必要になるだろう」と、経理・営業・在庫・人事の各モジュールを一括契約。さらに全社員50名分のフルユーザーを契約しました。

ところが、稼働後半年経っても実際に使われているのは経理3名と営業マネージャー5名のみ。残りの42名はNetSuiteにログインしておらず、月額ライセンス費の大部分が無駄になっていました。

NetSuiteは契約期間中いつでもモジュール追加可能ですが、削除は契約更新時のみです。だからこそ、最初に広く取りすぎないことが重要です。

既存ERPからの段階的な切り替えについては、クラウドERP切替ガイドもご参照ください。

ベンチャーネットの持田は、こうお伝えしています。

「ミニマム構成でスタートし、段階的に拡張していくアプローチをおすすめすることが多いです。

会社は成長すると必ず構造が変わります。最初から完璧な構成を組もうとせず、業務定着に合わせて拡張する方が、結果的に投資対効果が高くなります」

落とし穴③:ライセンス費だけ見て、導入支援費・運用費を見落とす

中堅企業のC社では、CFOがライセンス見積もりだけを見て予算を立てました。「年間1,000万円のライセンス費なら、3年間で3,000万円」と判断したのです。

しかし、稼働開始時には要件定義・カスタマイズ・データ移行で数百万円規模の導入費用が発生。運用が始まると、保守費・Sandbox環境の費用も継続して発生します。

結果、5年間のトータルコストは当初予算の倍以上になり、社内で「ERP投資の見通しが甘かった」と評価されてしまいました。

この落とし穴は、ライセンス費=NetSuiteの総コストと単純化して捉えてしまうことから起きます。H2-1で紹介した3費用構成と、H2-6のTCO視点が、ここで効いてきます。

ベンチャーネットは、ライセンス見積もりと一緒に、3年・5年スパンでのTCO試算もお出しできます。Oracle営業と共に対応する立場だからこそ、ライセンス以外の領域も含めた現実的な数字をお伝えできます。

落とし穴④:自社の業務範囲を整理せずに、見積もり依頼してしまう

経営者のDさんは、「とにかく一度、NetSuiteの見積もりを取ってみよう」とSolution Providerに問い合わせました。「いまの会計システムが古いので、入れ替えたい」と伝えたものの、具体的にどの業務をNetSuiteで動かしたいかが整理されていません。どこまで標準機能で対応するかも曖昧でした。

Solution Provider側も安全側を見て幅広い構成で見積もりを出さざるを得ず、結果、自社にとって本当に必要な機能の倍以上の構成で見積もりが出てきて、「思っていたより高い…」と検討が止まってしまいました。

ベンチャーネットの持田は、こうお伝えしています。

「いきなり料金を聞く前に、まずは『見たい数字を3つだけ決める』ところから始めることをおすすめしています。

月次の損益、部門ごとの粗利、リアルタイムの売掛残高 ── 自社にとって本当に必要な3つの数字が決まると、必要なモジュールや構成も見えてきます」

ベンチャーネットは、料金の見積もりに踏み込む前に、業務整理から一緒に伴走します。これは、売り込みではなく、失敗してほしくないという思いからです。お客様にとって本当に必要な構成を一緒に見極めることが、結果的に最短ルートだと考えています。

4つの落とし穴を踏まえて

合わないと判断したら、その旨を正直にお伝えする── これがベンチャーネットの基本姿勢です。

いま導入すべきか、もう少し準備期間を置くべきか── そんな相談からでも構いません。

具体的にいくらになるか、自社の場合は大体どのくらいなのかを知りたい場合は、Solution Providerのベンチャーネットへお気軽にご連絡ください。Oracle営業と共に対応いたします。

見積もり依頼の流れ ── 何を準備すれば、Oracle営業との対話が早く進むか

「料金を知りたい」と思ったとき、すぐに見積もり依頼するのではなく、事前準備をしておくと対話がスムーズに進みます。

見積もり依頼前に整理しておきたいこと

H2-7の落とし穴④でも触れたとおり、業務範囲が整理されていないまま見積もり依頼すると、過大見積もりにつながりがちです。今の課題は何か、理想の状態は何か── まずはこの2点を整理することが第一歩です。

具体的には、以下の5つを事前にまとめておくと、Oracle営業との対話が早く進みます。

  • 現在の課題(情報の分断、二重入力、月次決算の遅れなど)
  • 必要な機能範囲(会計・在庫・販売・人事など、どこから着手したいか)
  • 想定ユーザー数(フルユーザー/セルフサービスの内訳)
  • 利用開始希望時期(来期からか、半年後か、検討中か)
  • 既存システムからの移行データ(会計・顧客・在庫など、どこまで移すか)

完璧に整理する必要はありません。「現時点でわかる範囲」で構いません。Solution Provider 側で不足を補いながら整理を進めるのが通常の流れです。

見積もり依頼後の流れ

見積もり依頼後は、以下の4ステップで進みます。

ステップ内容主な実施者
①ヒアリング業務範囲・規模・課題の整理Solution Provider
②要件整理NetSuiteで対応できる機能の確認Solution Provider
③Oracle営業との対話概算費用の提示Solution Provider + Oracle営業
④詳細見積もり構成確定後の正式見積もりSolution Provider + Oracle営業

ベンチャーネットは、①ヒアリングの段階から伴走します。「具体的にいくらか」ではなく、「自社にとって何が必要か」を一緒に整理することからスタートできます。

具体的にいくらになるか、自社の場合は大体どのくらいなのかを知りたい場合は、Solution Providerのベンチャーネットへお気軽にご連絡ください。Oracle営業と共に対応いたします。

デジタル化・AI導入補助金(旧 IT導入補助金)など費用負担軽減策

NetSuite導入の費用負担を軽減する選択肢として、公的補助金や契約形態の工夫があります。

デジタル化・AI導入補助金の対象になる場合がある

中小企業庁が運営する「デジタル化・AI導入補助金」は、NetSuiteのようなITツール導入時に活用できる可能性のある制度です。2025年度までは「IT導入補助金」と呼ばれていましたが、2026年度から「デジタル化・AI導入補助金」に名称変更されました(出典:中小企業庁 https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/hojyokin/kobo/2026/260310001.html)。

ただし、対象要件・補助率は年度ごとに変わります。最新情報は、以下の公式情報源でご確認ください。

  • 中小企業庁 公式発表:https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/hojyokin/kobo/2026/260310001.html
  • デジタル化・AI導入補助金事務局:https://it-shien.smrj.go.jp/

申請にはIT導入支援事業者(Solution Provider 等)との連携が必須です。ベンチャーネットでも、申請サポートのご相談を承っています。

その他の費用負担軽減策

補助金以外にも、契約形態・導入方式の工夫で費用負担を抑える選択肢があります。

  • 複数年契約:業界資料によれば、複数年契約により5〜10%程度のコスト削減効果があるとされています(出典:Anfini「NetSuiteの価格体系とライセンスプランを徹底解説【2025年最新版】」 https://oracle-consult.jp/article/NetSuite-LicensePlan-2025)
  • SuiteSuccess の活用:標準テンプレートに沿うことで、導入期間・費用を抑えるアプローチが可能

補助金活用や複数年契約の詳細は、Solution Providerのベンチャーネットへお気軽にご連絡ください。

NetSuite料金に関するよくあるご質問(FAQ)

最後に、料金に関してよくいただくご質問をまとめます。

Q1: NetSuiteは月額20万円程度で使えますか?

「月額20万円〜」は、最小構成・小規模ユーザーで始める場合の出発点です。実際の金額は、利用するモジュール・ユーザー数・必要なオプションによって変わります。

中堅企業で複数モジュールを利用される場合、月額・年額ともに数百万円規模になることもあります

「自社の場合はいくらか」「大体どのくらいなのか」を知りたい場合は、Oracle NetSuite担当営業とSolution Providerのベンチャーネットが共に概算をお伝えします。

Q2: NetSuiteの費用はどのように決まりますか?

NetSuiteの費用は、ライセンス費用・導入費用・保守費用の3つで構成されます。ライセンス費用はさらに、公式3要素(コア・プラットフォーム/オプション・モジュール/ユーザー数)の組み合わせで変動します。

詳しくはH2-1とH2-2をご参照ください。

Q3: フルユーザーとセルフサービスユーザーの違いは?

機能範囲が異なります。経営層・経理責任者・営業マネージャーなど、レポート作成や承認処理が必要な方はフルユーザー、時間入力や経費精算が中心の現場スタッフはセルフサービスユーザーを使い分けることで、コスト最適化できます。

「とりあえず全員フルユーザー」とすると、月額ライセンス費が大きく膨らみます。

Q4: いつ導入すべきか/もう少し待つべきか?

ベンチャーネットの持田は、こうお伝えしています。

「5年後10年後の姿から逆算して判断するのがおすすめです。

会社は成長すると必ず構造が変わります。今すぐ必要か、もう少し準備期間を置くべきかも、Solution Provider と一緒に整理できます」

タイミングのご相談からでも構いません。

Q5: 中小企業でもNetSuiteの恩恵はありますか?

はい、中小企業こそ恩恵が大きい側面があります。

ベンチャーネットの持田は、こう語っています。

「NetSuiteは段階的に導入できる仕組みになっています。ミニマム構成で始めて、業務定着に合わせて拡張していくアプローチが取れるのです」

最初から大きな投資をする必要はありません。

Q6: 見積もりはどのように依頼すればよいですか?

H2-8で紹介した5項目(現在の課題・必要な機能範囲・想定ユーザー数・利用開始希望時期・移行データ)を整理した上で、Solution Provider のベンチャーネットへご連絡ください。

整理が不十分な状態でも構いません。ヒアリングの段階から伴走します。他社ERPとの比較検討に役立つ情報はSAPとNetSuiteの比較もご参照ください。

具体的にいくらになるか、自社の場合は大体どのくらいなのかを知りたい場合は、Solution Providerのベンチャーネットへお気軽にご連絡ください。Oracle営業と共に対応いたします。

まとめ ── まずは「見たい数字を3つ」決めるところから

NetSuiteの料金体系を、ここまで整理してきました。最後に、本記事で押さえるべき3つのポイントと、最初の一歩をお伝えします。

本記事のポイント振り返り

  • NetSuiteのライセンスは、ミニマム構成で月20万円〜が出発点。多くの中堅企業では、構成に応じて費用が積み上がります
  • 金額は、利用するモジュール・ユーザー数・必要なオプションによって変動します。ライセンス費・導入費・保守費の3つで構成されます
  • 経営判断としてのERP投資は、5年スパンのTCO + 失敗パターンの回避 + 業務整理 の3点で考えます

最初の一歩 ──「見たい数字を3つだけ決める」

「具体的にいくらか」を聞く前に、ベンチャーネットの持田は、こうお伝えしています。

「いきなり料金を聞く前に、まずは『見たい数字を3つだけ決める』ところから始めてみませんか?

月次の損益、部門ごとの粗利、リアルタイムの売掛残高── 自社にとって本当に必要な3つの数字が決まると、必要なモジュールや構成も見えてきます。

これは、経営判断としてのERP投資を、無駄なく進めるための出発点です」

3つの数字を一緒に整理するところから── これがベンチャーネットの伴走スタイルです。

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検討を進めたい方SaaS型クラウドERP導入支援の詳細をご覧ください
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具体的にいくらになるか、自社の場合は大体どのくらいなのかを知りたい場合は、Solution Providerのベンチャーネットへお気軽にご連絡ください。Oracle営業と共に対応いたします。

記事末尾ボイラープレート

※本記事に記載した「月額20万円〜」は、ミニマム構成・小規模ユーザーで始める場合の出発点です。実際の金額は、ご要件・構成によって変動します。最終的な金額提示は、Oracle NetSuite担当営業のみが対応可能です。概算費用を知りたい段階でも、NetSuite認定パートナー(Solution Provider)であるベンチャーネットにお問い合わせいただければ、Oracle担当営業と共に対応いたします。

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この記事を書いた人

持田 卓臣のアバター 持田 卓臣 株式会社ベンチャーネット代表取締役

持田 卓臣(もちだ たくおみ)
株式会社ベンチャーネット 代表取締役

ヒューレット・パッカード社でITコンサルタントとして従事した後、2005年に株式会社ベンチャーネットを設立。
Oracle NetSuite Solution Provider Partner として、中堅・中小企業向けクラウドERP「NetSuite」の導入・運用支援を提供しています。
SEO・広告・SNS・ウェブ・MA・SFAと一気通貫で培ってきたデジタルマーケティング領域の業務知見を活かし、NetSuiteを軸とした経営DXを支援しています。
著書:『普通のサラリーマンでもすごいチームと始められる レバレッジ起業「バーチャル社員」があなたを救う』(KADOKAWA、2020年)

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