NetSuiteの外国送金とISO20022対応|SWIFT切替後の実務ポイント

50以上。

NetSuiteの送金の機能が扱える、海外の銀行の形式の数です(出典:Oracle NetSuite公式、2026年9月確認)。

それでも、日本の銀行の外為の形式には、標準のテンプレートがありません。

ISO20022とは、金融のメッセージの国際標準の規格です。

外国送金の形式は、2025年11月までにこの規格へ移りました。

NetSuiteでは、外国送金まわりの多くを標準で回せます。

仕入先の銀行の情報、多通貨の記帳、送金の承認の流れです。

ただ、日本の銀行が求める形式でファイルを出すには、テンプレートの調整か、開発での補いが要る場面が多くなります。

では、自社の送金は、どこまで標準で回せて、どこから作り込みが要るのか。

NetSuite認定パートナー(Solution Provider)であるベンチャーネットが、実務の目線で答えます。

目次

この記事で分かること

  • ISO20022で、外国送金の何が変わったのか
  • NetSuiteで外国送金が標準でどこまでできるか(できること・できないことの表)
  • 標準で足りない場合の3つの道(いまできる・作り込む・提供を待つ)と、作り込みの費用の考え方
  • よくある3つの失敗と、今日1時間でできる確認

言葉の整理:SWIFT(国際銀行間通信協会)は、外国送金の電文をやり取りする世界的なネットワークです。

仕向送金は、自社から海外へお金を送る側の送金のことです。

ISO20022とは?外国送金で何が変わったか

ISO20022の特長

ISO20022は、お金のやり取りに要る情報を、XML(データを構造的に記述する形式)でまとめます。

従来より多くの情報を、正確に乗せられます。

三菱UFJ銀行の公式の案内では、住所の国や都市の情報をはっきりさせる点が挙げられています。

それにより、法令順守の対応が高まるという説明です(出典:三菱UFJ銀行公式、2026年9月確認)。

送金の詳しい情報を、依頼と同時に送れるようにもなります。

SWIFTの電文の形式は、1970年代から使われてきた「MT」から、ISO20022に沿ったXMLベースの「MX」へ移りました。

移行の日程

移行は段階的に進み、2025年11月に完了しています(出典:三菱UFJ銀行公式、2026年9月確認)。

時期移行した決済の仕組み
2023年3月ユーロの決済制度(TARGET2・EURO1)
2023年6月英ポンドの決済制度(CHAPS)
2024年1月香港
2024年4月米ドルの決済制度(CHIPS)
2025年7月米ドルの決済制度(Fedwire)
2025年11月SWIFTのネットワークでMTの形式を廃止

いまは「これから備える」段階ではありません。

切り替え後の実務に、どう対応するかです。

企業側に起きること

三井住友銀行の公式の案内では、企業側への影響として次の2つが挙げられています(出典:三井住友銀行公式、2026年9月確認)。

  • 依頼人・受取人の住所を、国名・都道府県・市区町村などに細かく分けて書く
  • 自社のシステムから全銀フォーマット等で外国送金を依頼している場合、システムの改修が要ることがある

AnserDATAPORTは、NTTデータが提供する、企業と銀行をつなぐファイル伝送のサービスです。

その公式の案内では、外国送金の依頼のファイルが、固定長からXMLの形式に変わると説明しています(出典:NTTデータ公式、2026年9月確認)。

変わったのは、仕入先の住所の持ち方と送金ファイルの形式の両方です。

ISO20022で変わった3つ:電文・ファイル・住所 SWIFTの電文の形式はMTから、ISO20022に沿ったXMLベースのMXへ、外国送金の依頼のファイルは固定長からXMLへ変わった。依頼人・受取人の住所は、国名・都道府県・市区町村などに細かく分けて書く。 ISO20022で変わったこと これまで いま SWIFTの電文の形式 MT 1970年代から MX XMLベース 送金の依頼のファイル 固定長 XML 依頼人・受取人の住所 1行で持つ 国名・都道府県・ 市区町村などに分ける 企業側では、ファイルと住所の両方が変わった
ISO20022で変わった3つ:電文・ファイル・住所

NetSuiteで外国送金は標準でどこまでできるか

送金ファイルを作る「Electronic Bank Payments」

NetSuiteには、送金ファイルを作るElectronic Bank Payments(EBP)があります。

NetSuiteに追加する拡張機能(SuiteApp)の一つです。

以前はNetSuite Electronic Paymentsと呼ばれていました(出典:Oracle NetSuite公式)。

仕入先への支払いや従業員への経費精算の送金ファイルを作れます。

高度な支払の機能は多通貨・多言語に対応し、50以上の海外の銀行の形式を扱えます(出典:Oracle NetSuite公式、2026年9月確認)。

ただし、多通貨の支払の処理は、EBPのライセンスが要る機能です(出典:Oracle NetSuiteヘルプ、2026年9月確認)。

EBPの全体は、NetSuiteの総合振込・支払自動化で扱っています。

標準でできること・できないこと

項目NetSuite補足
送金の取引の登録・管理◯支払の取引として登録・管理
海外の仕入先・銀行の情報の管理◯仕入先ごとに持つ。住所の項目の分け方は要確認
多通貨での記帳◯標準で多通貨に対応
多通貨の支払ファイルの処理△EBPのライセンスが要る
送金の承認の流れ◯承認の流れを設定できる
ISO20022のテンプレートの調整△Localization Assistantで調整できる
日本の銀行の外為の形式への適合✕標準テンプレートがなく、独自の書式の作成や開発が要る

凡例:◯標準で対応/△条件つき/✕独自の書式の作成や開発が要る

ISO20022のテンプレートを調整する機能

NetSuiteには、ISO20022の支払のテンプレートを調整・新しく作る機能があります(出典:Oracle NetSuiteヘルプ、2026年9月確認)。

  • 設定の場所は、Localization Assistantの「Payment Formats」の画面
  • 振込(pain.001)と口座振替(pain.008)の、いくつかの版が対象
  • 基本のテンプレートの項目の対応づけを、編集・削除できる
  • 設定するときに、対象の国を選ぶ

「ISO20022にまったく対応できない」わけではありません。

ただ、日本の各銀行が求める細かな仕様に合わせるには、設定や作り込みが要ります。

なぜ「標準だけ」では足りないのか

「NetSuiteを入れれば、海外送金も自動でできるはず」

そう考える方は少なくありません。

ところが、日本の外国送金には、つまずきやすい点が2つあります。

理由1:日本の外為の形式に標準テンプレートがない

Oracleのヘルプでは、標準テンプレートがない国では、独自の支払ファイルの書式を作る必要があると説明しています。

書式の作成・変更は、EBPのライセンスを買った後に使える機能です(出典:Oracle NetSuiteヘルプ、2026年9月確認)。

日本の銀行が外為の送金で求める書式は、この「標準テンプレートがない」側に入ることが多いのが実情です。

理由2:送金の経路が日本独自

日本の外国送金は、多くがAnserDATAPORT経由か、各銀行のインターネットバンキングで行われます。

NetSuiteから出したファイルを、この経路や銀行ごとの仕様にそのまま乗せられるとは限りません。

冒頭の「50以上」の中に、日本の銀行の外為の形式は入っていない。

そう考えて、最初に取引銀行の仕様を確かめるのが近道です。

NetSuiteで外国送金に対応する3つの道

(a) いま、標準でできること

標準の機能だけでも、外国送金まわりで回せることは多くあります。

仕入先ごとの銀行の情報、多通貨の記帳、送金の承認の流れです。

周辺の業務は、日本対応の機能やSuiteAppで効率化できます。

まず、標準で回せる範囲を確定させます。

(b) 作り込めば、実現できる

標準テンプレートがないことは、あきらめる理由にはなりません。

NetSuiteでは、独自の支払ファイルの書式や、SuiteScriptを使えます。

SuiteScriptとは、NetSuite上で動く独自のプログラムです。

これらで、銀行ごとの仕様に合わせた送金ファイルを作り込めます。

ベンチャーネットは、2025年のISO20022の切り替えに際し、国内の大手銀行の新しい外為送金の形式に対応した実績があります。

カスタムオブジェクトを用いた対応です。

「できること」ではなく「やるべきこと」から要件を固め、標準と追加の開発の釣り合いを設計します。

アドオン開発サービス「NetSuiteリブート」の考え方です。

作り込みの費用は、どのくらいか。

送金ファイルの作り込みだけの金額は、銀行の数と形式で変わります。

参考に、ベンチャーネットが支援したNetSuite導入の費用を挙げます。

3名程度・購買・販売だけで開発のない事例は、150万円程度・1.5か月でした。

100名程度で外部システム連携の開発を含めた事例は、2億円程度・1.5年で、うち約7割が開発です。

外部とつなぐ開発は、それだけ費用の大半を占めることがあります。

導入費用を決める4つの要因 業務の範囲、開発の量、社内の体制、ユーザー数の4つで導入費用が決まる。 導入費用を決める4つの要因1業務の範囲購買・販売だけか、在庫・会計・PJ管理まで入れるか2開発の量とくに外部システムとの連携開発3社内の体制情報システム担当が少ないと、支援を厚くし期間も延びやすい4ユーザー数受入テスト・教育の工数と、社内調整の時間
導入費用を決める4つの要因

費用を決める要因は4つです。

機能範囲、開発(特に外部連携)、社内の体制、ユーザー数。

送金ファイルの作り込みは、このうち「外部連携の開発」にあたります。

取引銀行が増えるほど、作る書式とテストの数も増えます。

4つの事例の条件は、NetSuiteの料金・費用・価格で扱っています。

(c) これから、順次提供されること

NetSuiteは、定期的なアップデートで機能の拡張を続けています。

日本の外為への対応も、今後進む可能性があります。

提供の予定は、アカウントの担当に聞いてください。

本記事は、対応の状況に合わせて更新します。

判断の物差し|どの道が自社に合うか

どの道を選ぶかは、送金の件数と、取引銀行の形式でほぼ決まります。

外国送金をNetSuiteでどう扱うかの分かれ道 送金が月に数件なら作り込まず銀行の画面で依頼する。件数が多く、ISO20022のテンプレート調整で合うなら調整で進め、銀行独自の形式なら作り込む。 外国送金の分かれ道 外国送金は月に数件か はい|作り込まない 銀行の画面で依頼し、記録を残す いいえ(件数が多い) 銀行の形式はどちらか ISO20022のXML|調整 標準テンプレートを調整して使う 銀行独自の形式|作り込む 独自の書式やSuiteScriptで補う
外国送金をNetSuiteでどう扱うかの分かれ道

NetSuiteで外国送金まで扱うのが合うのは、次のような会社です。

  • 海外の仕入先への送金が毎月多く、請求から支払までをNetSuiteで回したい
  • 海外の子会社も含めて、支払の承認と記録を1つにまとめたい
  • 送金ファイルの作り込みに、一度は投資できる

一方、送金が月に数件なら、作り込みの費用に見合う効果は出にくいものです。

銀行の画面で依頼し、会計の記録だけをNetSuiteに残す形で十分回ります。

銀行のシステムで回っている会社も、送金の経路は変えず、記録の二重の入力だけを減らす手があります。

銀行ごとの独自の形式が多く、いまのシステムも残したいなら、必要な変換だけを作るAIスクラッチ開発も選択肢です。

請求・承認・送金が1つのデータにそろえば、異常な送金の点検をAIに任せやすくなります。

海外の拠点の管理の全体は、NetSuiteのグローバル展開機能|OneWorld・多通貨・多言語をご覧ください。

これから選ぶ会社と、いま使っている会社

これからNetSuiteを検討する会社

見積もりの前に、次の3つを書き出しておきます。

  • 外国送金に使う銀行と、送金の経路(インターネットバンキングか、ファイル伝送か)
  • 月の送金の件数と、通貨の種類
  • 銀行が求める依頼の形式(ISO20022のXMLか、銀行独自の形式か)

この3つで、標準で足りるか、作り込みが要るかがほぼ分かれます。

作り込みが要るなら、その費用も見積もりに含めてもらいます。

いまNetSuiteを使っていて、切り替え後の運用を見直す会社

切り替え後に、送金の業務が手作業に戻っていないでしょうか。

  • 仕入先の住所を、国名・都市などに分けて持てているか
  • 銀行の画面で、NetSuiteの記録を見ながら入力し直していないか
  • 送金の記録が、NetSuiteの支払の取引と照合できているか

手作業が残っているなら、テンプレートの調整か作り込みで減らせる余地があります。

保守の更新やパートナーの見直しの時期に、あわせて検討すると進めやすくなります。

よくある3つの失敗

失敗1:「NetSuiteで海外送金もできる」と思い込む

起きること:稼働してから、銀行の外為の形式に合うファイルが出せないと分かる。送金は銀行の画面での手入力に戻る。

原因:標準テンプレートがない国があることと、書式の作成にライセンスが要ることを見落としていた。

避け方:導入の前に取引銀行の依頼の形式を手に入れ、NetSuiteの標準で出せるかを見極めます。

失敗2:仕入先の住所の持ち方を変えない

起きること:送金ファイルは作れたが、住所の項目が足りず、銀行から差し戻される。

原因:ISO20022では住所を細かく分けて書くのに、仕入先のマスタ(基本の情報)が住所を1行で持っていた。

避け方:送金ファイルの前に、仕入先のマスタの住所の項目を見直します。

国名・都道府県・市区町村などに分けて持てるようにします。

失敗3:本番の前のテストを省く

起きること:本番の送金日に、形式の誤りでファイルが受け付けられない。支払の期日に間に合わない。

原因:銀行ごとの細かな仕様を、少額のテストで確かめていなかった。

避け方:銀行ごとに、少額・少件数のテストの送金を計画に入れます。

形式が変わったときも、同じテストを繰り返します。

ベンチャーネットならこう見る

外国送金の相談で、ベンチャーネットが最初に聞くのは3つです。

  1. 外国送金の件数と使う銀行・経路は何か:件数が少なければ、作り込まない判断もある
  2. 銀行が求める依頼の形式は何か:ISO20022のXMLか、銀行独自の形式かで打ち手が変わる
  3. 仕入先の住所を新しい形式で持てているか:ファイルより先に、マスタを整える

そのうえで、2つのことを大切にしています。

役割を3つに分ける|日本オラクル・ベンチャーネット・取引銀行

外国送金の作り込みは、関わる相手が多い仕事です。

誰が何を担うかを、最初に分けます。

担い手担うこと
日本オラクルライセンス(EBPを含む)、トレーニング、製品サポート
ベンチャーネット要件定義、テンプレートの調整、送金ファイルの作り込み、保守、Oracleとの調整
取引銀行と自社依頼の形式の資料、テストの送金の受け付け、仕入先のマスタの整備

要件を聞くのは、営業ではなく導入コンサルタントです。

銀行の仕様書を読む人と作る人の間で、伝言ゲームにしないためです。

契約は請負契約に対応しています(準委任も相談可)。

「検証してから入れる」と「変わること」を先に伝える

Oracleが示す進め方も、そのまま入れずに、自社の環境で確かめてから入れます。

送金なら、テンプレートの調整と作り込みを、銀行ごとの少額のテストで確かめてから本番に移します。

進める順番を図にすると、次のとおりです。

外国送金は、検証してから本番に移す 取引銀行の依頼の形式の資料を手に入れ、仕入先の住所をマスタで整え、テンプレートの調整や作り込みを行い、銀行ごとの少額・少件数のテストの送金で確かめてから本番に移す。形式が変わったときも同じテストを繰り返す。 検証してから本番に移す 1 銀行の形式を確かめる 取引銀行の依頼の形式の資料を手に入れる 2 住所をマスタで整える 国名・都道府県・市区町村などに分ける 3 調整・作り込み テンプレートの調整、独自の書式やSuiteScript 4 少額のテスト送金 銀行ごとに、少額・少件数で確かめる 本番 形式が変わったときも、同じテストを繰り返す
外国送金は、検証してから本番に移す

あわせて、変わることを先にお伝えします。

  • ライセンス費用:多通貨の支払や独自の書式にはEBPのライセンスが要り、費用が上がることがある
  • 帳票とファイル:銀行ごとに書式を作るため、銀行が増えるほど作り込みとテストが増える
  • 画面の操作感:送金の準備の一部が、銀行の画面からNetSuiteの画面に移り、担当者の手順が変わる

道具の話は、最後に置きます。

取引銀行の仕様を先に確かめるほうが、結果として早く確実に進みます。

今日できること|外国送金の流れを1時間で書き出す

最近の外国送金を1件選び、次の表を埋めてみてください。

書き出すこと自社の答え
使った銀行と経路(インターネットバンキング・ファイル伝送)
送金の通貨と金額
依頼に使った形式(銀行の画面・全銀フォーマット等・XML)
受取人の住所を、国名・都市などに分けて入力したか
送金の記録を、会計のどこに誰が入れたか

あわせて、取引銀行の担当に、外国送金の依頼の形式の資料をもらえるか聞いてみてください。

その資料が、標準で足りるか、作り込みが要るかを判断する材料になります。

よくある質問

Q1. NetSuiteで海外送金(外国送金)はできますか?

送金の管理はできます。ただし、範囲に注意が要ります。

仕入先の銀行の情報の管理、多通貨での記帳、承認の流れは標準で対応できます。

日本の銀行の外為の形式でファイルを出すには、独自の書式の作成や開発で補うことが多くなります。

Q2. ISO20022への切り替えで、NetSuite側に特別な準備は必要ですか?

出すファイルを銀行の新しい形式に合わせる準備が要ります。切り替えそのものは、2025年に完了しています。

NetSuiteから送金ファイルを出して銀行に渡すなら、銀行が求める新しい形式に合わせます。

あわせて、仕入先の住所を細かく分けて持てるかも見直します。

Q3. ISO20022のテンプレートはNetSuiteにありますか?

ISO20022の支払のテンプレートを調整する機能があります。

Localization Assistantの画面で、項目の対応づけを編集できます。

ただし、日本の各銀行の細かな仕様に合うかは、個別に確かめる必要があります(2-3)。

Q4. 標準で足りない場合、どう対応すればいいですか?

独自の支払ファイルの書式やSuiteScriptで作り込みます。

独自の書式の作成には、EBPのライセンスが要ります。

取引銀行の仕様を確かめ、足りない部分だけを作るのが現実的です(第4章)。

Q5. 国内の送金(全銀フォーマット)はどうなりますか?

国内の送金は外国送金とは別の仕組みで行います。

NetSuiteでの全銀フォーマットへの対応は、NetSuiteで全銀フォーマットの支払を自動化する方法で扱っています。

Q6. 外国送金が少ない会社でも、作り込むべきですか?

月に数件なら作り込まない判断もあります。

銀行の画面で依頼し、記録だけをNetSuiteに残す運用でも回ります。

件数が増えてきた段階で、作り込みを検討してください(第5章)。

まとめ:できることを正直に、できる形を一緒に

  • 外国送金の形式は、2025年11月までにISO20022へ移った
  • 企業側では、住所の持ち方と送金ファイルの形式が変わった
  • NetSuiteでは、送金の管理・多通貨の記帳・承認は標準で回せる
  • 日本の銀行の外為の形式には標準テンプレートがなく、調整や作り込みが要ることが多い
  • 独自の書式を作るにも、多通貨の支払を処理するにも、EBPのライセンスが前提
  • 作り込みは外部連携の開発にあたり、銀行の数だけ書式とテストが増える

50以上の形式に対応していても、自社の取引銀行が入っているとは限りません。

まずは取引銀行の依頼の形式の資料を手に入れ、第9章の表と並べてみてください。

もう少し詳しく知りたい方へ

取引銀行の形式に合わせた送金ファイルの作り込みや、海外取引の管理の全体をご相談いただけます。

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この記事を書いた人

持田 卓臣のアバター 持田 卓臣 株式会社ベンチャーネット代表取締役

持田 卓臣(もちだ たくおみ)
株式会社ベンチャーネット 代表取締役

ヒューレット・パッカード社でITコンサルタントとして従事した後、2005年に株式会社ベンチャーネットを設立。
Oracle NetSuite Solution Provider Partner として、中堅・中小企業向けクラウドERP「NetSuite」の導入・運用支援を提供しています。
SEO・広告・SNS・ウェブ・MA・SFAと一気通貫で培ってきたデジタルマーケティング領域の業務知見を活かし、NetSuiteを軸とした経営DXを支援しています。
著書:『普通のサラリーマンでもすごいチームと始められる レバレッジ起業「バーチャル社員」があなたを救う』(KADOKAWA、2020年)

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