NetSuite Nextとは|AIで何が変わる?日本での提供時期と”今やるべきこと”を解説

「NetSuite Nextは、日本でいつから使えるのか」

ニュースやセミナーで名前を見た方から、まず聞かれるのがこの問いです。

答えは、2026年9月25日時点で「未発表」です。

北米では、2026年7月に提供が始まりました。

NetSuite Nextとは、AIを中心に作り直された、次世代のNetSuiteです。

別の新製品ではありません。

いまのNetSuiteを、新しい使い方へ切り替えるものです。

日本に来る日は、まだ分かりません。

では、その日までに何を仕込んでおけば、来た日から効くのか。

目次

この記事で分かること

  • NetSuite Nextとは何か、何が発表されたか
  • 4つの中核機能(Ask Oracle・新しい画面・AI Canvas・エージェント型のAI)
  • 切り替え方と、引き継がれるもの
  • 日本でいつ使えるのか(2026年9月時点の正確な情報)
  • 日本で使えるまでに、経営者が仕込んでおくこと

言葉の整理:ERPは、会計・販売・在庫・人事などの業務を1つにまとめて管理するシステムです。エージェント型のAIは、答えるだけでなく、作業の手順を進めるAIのことです。

NetSuite Nextとは|一言でいうと

NetSuite Nextは、2025年10月7日、米国ラスベガスの年次イベント「SuiteWorld 2025」で発表されました。

公式の発表では、対話型のAI、エージェント型のワークフロー、自然な言葉での検索を組み込むとしています(出典:Oracle、2025年10月7日発表)。

まったく別の製品ではありません。

いまお使いのNetSuiteを、新しい体験に切り替えるものです。

たとえば、これまでレポートを作って見ていた数字を、「今期の売れ筋商品は?」と聞くだけで受け取る。

そんな使い方を目指しています。

NetSuiteは、世界220地域・44,000社以上で使われています(出典:Oracle NetSuite公式サイト、2026年9月時点)。

Oracleは「#1 AI Cloud ERP」と位置づけています。

なぜ大きな方向転換なのか

NetSuite Nextは、機能の追加ではありません。

使い方そのものを変える発表です。

これまでのERPは、「人がシステムの操作を覚える」のが前提でした。

メニューをたどり、項目を入力し、レポートを設計する。

慣れるまで、時間がかかります。

NetSuite Nextが目指すのは、その逆です。

システムが、人の言葉を理解する方向へ向かいます。

NetSuiteを長く担当してきたベンチャーネットから見ても、これは大きな変化です。

操作の習熟が壁になって活用が進まない、という悩みは現場で何度も聞いてきました。

その壁を、AIと新しい画面で下げようとしています。

NetSuite Nextの4つの中核機能

機能中身(公式の説明)経営者にとっての意味
Ask Oracle自分の言葉で、NetSuite全体のデータを検索・移動・分析・操作するアシスタントレポートを作れる人に頼らず、数字にたどり着ける
Redwood(新しい画面)Oracleの新しいデザインの仕組みにもとづく画面新しく入った人でも操作を覚えやすくなる
AI Canvasデータを行動につなげる共同の作業場。問題の分析や案出しから、ワークフローを動かせる会議の前の分析を、その場のデータで進められる
エージェント型のワークフロー支払の提案・仕入先の選定・照合などの複雑な作業を、AIが先回りして進める定型の作業の手間が減る。承認の流れは人が握る

出典:Oracle「NetSuite Unveils NetSuite Next」(2025年10月7日)、2026年9月確認。

4つの機能を、目的から逆に引くと次のとおりです。

4つの中核機能:こうしたいなら、この機能 レポートを作れる人に頼らず数字にたどり着くならAsk Oracle、操作を覚えやすくするならRedwood、会議の前の分析をその場のデータで進めるならAI Canvas、定型の作業の手間を減らすならエージェント型のワークフロー。日本での提供時期は2026年9月25日時点で未発表。 こうしたいなら、この機能レポートを作れる人に頼らず数字にたどり着きたいAsk Oracle新しく入った人でも操作を覚えやすくしたいRedwood会議の前の分析をその場のデータで進めたいAI Canvas定型の作業の手間を減らし承認の流れは人が握るエージェント型ワークフロー日本での提供時期は未発表(2026年9月25日時点)
4つの中核機能:こうしたいなら、この機能

Ask Oracle|自然な言葉のアシスタント

Ask Oracleは、NetSuite Nextの中心となる機能です。

「先月の地域別の売上を比べて」と話しかけるイメージです。

レポートの設計や保存検索の手間を、大きく減らすことを狙っています。

2026.2で北米に提供されたAsk Oracleには、「キャンバス」という作業場もあります。

その場限りのダッシュボードや分析を作り、PDFに書き出せます(出典:Oracle NetSuite公式、2026年7月15日)。

詳しくは、NetSuite Ask Oracleとはで扱っています。

Redwood|新しい画面

Redwoodは、Oracleの新しいデザインの仕組みにもとづく画面です。

操作のしやすさは、活用の定着に直結します。

地味に見えて、現場には大きな変化です。

切り替えの進め方は、NetSuite Redwood UI(新画面)とはで扱っています。

AI Canvas|AIと一緒に考える作業場

AI Canvasは、実際の業務データを使いながら、分析や計画を練るための作業場です。

要約や比較をその場で作り、関係者と共有できます。

詳しくは、NetSuite AI Canvasとはで扱っています。

エージェント型のワークフロー|AIが作業を進める

4つ目は、AIが「答える」だけでなく「動く」機能です。

公式の発表では、利用者の承認を挟む進め方と、自動で進める進め方が示されています。

AIの動きは、既存のロール・権限・ポリシーの範囲に収まる設計です(出典:Oracle、2025年10月7日発表)。

ロールは、NetSuiteで「誰が何を見られ、何をできるか」を決める役割の単位です。

AIに何を任せ、どこで人が止めるか。

その考え方は、AIエージェントと人の役割分担で扱っています。

ChatGPT・Claudeなど外部のAIとの連携

NetSuiteのAIは、NetSuiteの中だけで完結しません。

NetSuiteには、AI Connector Serviceという仕組みがあります。

ClaudeやChatGPTなど、外部のAIとつなげます(出典:Oracle NetSuite公式、2026年9月確認)。

普段使っている対話型のAIから、NetSuiteのデータについて尋ねる、といった使い方です。

自社がすでに特定のAIを使っていれば、それを活かせる余地があります。

どのAIをどうつなぐかは、自社のデータの扱い方と関わります。

仕組みと注意点は、NetSuite AI Connector Service(MCP)とはで扱っています。

切り替えの仕組みと費用

切り替えは、思ったよりシンプルな設計です。

2025年10月の発表では、移行の作業なしに、ボタン一つで切り替えられるとされていました(出典:Oracle)。

費用の面では、公式のFAQでAsk OracleはNetSuiteのライセンスに含まれるとされています。

NetSuite Next全体の費用の扱いは、アカウントの担当に聞いてください。

(出典:Oracle NetSuite公式ヘルプ、2026年9月確認)

2026年7月、北米での提供開始にあわせて、実際の切り替え方が示されました。

切り替え方内容
プレビューで試すいまの環境を写したプレビュー用のアカウントで試してから切り替える。プレビュー用のアカウントは30日間使える
すぐに切り替える本番のアカウントで、そのまま有効にする

出典:Oracle NetSuite公式の解説記事(2026年7月15日)。

30日間は、Oracle NetSuite公式ヘルプ「NetSuite Next FAQ」(2026年9月確認)。

管理者は、ロールごとにNetSuite Nextを使える人を決められます。

公式のFAQでは、NetSuite Nextから元の画面に戻る操作も用意されているとされています。

データ・ロール・権限・カスタマイズ・ワークフローは、そのまま引き継がれると説明されています。

取引などのデータは同じアカウントに保存され、NetSuiteとNetSuite Nextの両方から見えます。

もっとも、切り替えられることと、使いこなせることは別です。

ボタン一つで新しい機能が現れても、自社の業務にどう活かすかは、会社が決めることです。

日本ではいつ使える?提供時期の正確な話

NetSuite Nextは、2026年7月15日に、北米での提供が始まりました。

対象は、リリース2026.2の米国とカナダのお客様です(出典:Oracle、2026年7月15日発表)。

2025年10月の発表では「今後12カ月以内に北米のお客様向けに提供開始予定」とされていました。

その予定どおりに始まった形です。

ほかの国については「近く」とされ、時期は示されていません。

日本での提供時期は、2026年9月25日時点で発表されていません。

ここまでの流れを図にすると、次のとおりです。

NetSuite Next:発表から日本での提供まで 2025年10月7日にSuiteWorld 2025で発表され、2026年7月15日に北米(米国とカナダ、リリース2026.2)で提供が始まった。日本での提供時期は2026年9月25日時点で未発表で、ほかの国は「近く」とされる。 発表から日本での提供まで2025年10月7日SuiteWorld 2025で発表北米は12カ月以内の予定2026年7月15日北米で提供開始米国とカナダ・リリース2026.2日本2026年9月25日時点で未発表ほかの国は「近く」とされる待つ間が、仕込みの時間になる
NetSuite Next:発表から日本での提供まで

北米でも、提供は段階的です。

公式のFAQでは、対象になったアカウントの管理者に、画面で案内が表示されるとされています。

「今すぐ日本で使える」わけではない。

話題が先行している分、ここは冷静に受け止めたいところです。

裏を返せば、日本に来るまでに、仕込みの時間があるということです。

※ 提供時期に関する情報は変動する可能性があります。最新の状況は、Oracle・NetSuiteの公式発表をご確認ください。

日本での提供状況は、NetSuite×AI経営の最新動向【毎週更新】で毎週追っています。

従来のNetSuiteとどう変わる?【比較表】

観点従来のNetSuiteNetSuite Next
操作方法メニュー・検索をたどって操作Ask Oracleで自然な言葉で質問・操作
画面デザイン従来の画面Redwoodの画面
データ分析レポート・保存検索を作成質問して分析、キャンバスで可視化
AIの役割補助的エージェント型のAIが承認を挟みつつ作業を進める
外部AI連携AI Connector Serviceでつなぐ同じ(外部のAIとつなげる)
切替方法—プレビューで試すか、本番ですぐ有効化。ロールごとに開放。移行不要
AIとの親和性データは整っていても、AIに聞く入口が少ないAIに聞く入口が画面の中心。データの質が答えの質を決める

※ NetSuite Nextは別製品ではなく、既存のNetSuiteのアップグレードです。

変化の中心は、AIとの対話です。

操作を覚える使い方から、話しかける使い方へ移ります。

判断の物差し|待つか、いま動くか

自社の状況考え方AIとの親和性
NetSuiteを使っていて、データが整っている日本での提供を待ちながら、ロールの整理を進める高。提供されたらすぐ効く
NetSuiteを使っているが、データがばらばら待つ間に、データと入力のルールを整える低→中。整えれば上がる
ERPの入れ替えを検討中NetSuite Nextを待たずに、いまの機能で選ぶ選ぶ製品と、データの設計しだい
AIをすぐに業務で使いたい外部のAIとの連携や、日本で使える組込型のAIから始める中〜高
NetSuite Nextを待つか、いま動くか NetSuiteを使っていてデータが整っていればロールを整えて待つ。データがばらばらなら待つ間にデータと入力のルールを整える。ERPを入れ替える検討中なら、待たずにいまの機能で選ぶ。 待つか、いま動くか いまNetSuiteを使っていて、 データは整っているか 使っていて、整っている ロールを整えて、提供を待つ 使っているが、ばらばら 待つ間に、データとルールを整える ERPの入れ替えを検討中 待たずに、いまの機能で選ぶ Nextは、来たときの追加の価値と考える
NetSuite Nextを待つか、いま動くか

図にすると、分かれ目は2つです。

いまNetSuiteを使っているか。

使っているなら、データが整っているか。

入れ替えを考えている会社は、Nextの到着を判断の条件にしないほうが安全です。

NetSuite以外が合う場合

「AIの新機能が出るから」だけで、ERPを選ぶのはおすすめしません。

費用を抑えて小さく始めたいならOdoo、国内の商習慣に合わせた処理が中心なら国産のERPも候補です。

独自の判断の流れをAIにしたいなら、AIスクラッチ開発との組み合わせも考えられます。

データの置き場所がばらばらなら、いまはAIを入れず、先にデータを統合します。

待つ間の仕込み|1業務・1KPIで90日

Ask Oracleは、強力な機能です。

ただし、答えの質は、元のデータの質を超えません。

取引先が二重に登録されている。

部門の付け方が、人によって違う。

この状態でAIに聞いても、経理の数字と合わない答えが返ってきます。

「AIを入れたのに成果が出ない」原因の多くは、AIではなくデータの側にあります。

では、待つ間に何から手を付けるか。

ベンチャーネットは、全社のデータを一度に整えようとはしません。

1つの業務・1つのKPIに絞る

最初は、1つの業務と1つのKPIに絞ります。

たとえば「部門別の粗利」を1つ決め、その元のデータと入力のルールだけをそろえます。

ベンチャーネットは、最短90日で、この1周目を回すことを目安にしています。

1周目で確かめるのは、次の3つです。

  • データは1か所にあるか:会計・販売・在庫の情報が、分かれていないか
  • 入力のルールはそろっているか:同じ項目を、誰が入れても同じ形になるか
  • 業務の流れに濁りはないか:「なんとなく続けている作業」が、数字を乱していないか

データの整え方は、AI活用に向けたデータの準備で扱っています。

現場の勘とAIの答えを、同じ条件で比べる

外部のAIとの連携など、いま使えるAIがあれば、1周目の数字で試します。

そのとき、現場の勘による判断と、AIの答えを、同じ条件で並べて比べます。

比べられる形に数字がそろって、はじめてAIを信用する根拠ができます。

Nextが日本に来たとき、この1周目がそのまま最初の問いになります。

これから選ぶ会社と、いま使っている会社

これからNetSuiteを選ぶ会社

NetSuiteを選べば、日本で提供が始まったときに、同じ契約の中で切り替えを検討できます。

ただし、日本の時期は未発表です。

選ぶときは、いま日本で使える機能で業務に合うかを見てください。

NetSuite本体の費用は、ミニマム構成で月額20万円〜が出発点です。

モジュール・ユーザー数・オプションで変わり、数百万円規模になることもあります。

費用の考え方は、NetSuiteの価格で扱っています。

いまNetSuiteを使っている会社

提供が始まったときに慌てないよう、次の3つを押さえておきます。

  • ロールの棚卸し:ロールごとに開放するため、誰にどのロールを付けているか
  • カスタマイズの一覧:スクリプトやワークフローは引き続き動く見込みとされるが、プレビューで試す対象を決める
  • 保守の体制:プレビューでの確認を、誰が担うか
使っている会社が提供前に押さえる3つ ロールの棚卸し、カスタマイズの一覧、保守の体制。導入したパートナーとの連絡が途絶えているなら、保守の体制を先に整える。 提供が始まる前に押さえる3つロールの棚卸し誰にどのロールを付けているかカスタマイズの一覧プレビューで試す対象を決める保守の体制プレビューでの確認を誰が担うかパートナーとの連絡が途絶えていたら保守の体制を先に整える
使っている会社が提供前に押さえる3つ

導入したパートナーとの連絡が途絶えているなら、保守の体制を先に整えるのが先決です。

年2回のリリースへの備えは、NetSuiteのバージョンアップへの備え方で扱っています。

よくある失敗3つ

失敗1:NetSuite Nextを待って、決めるべきことを先送りする

起きること:ERPの入れ替えや業務の見直しが、「Nextが来てから」と止まる。

原因:日本での提供時期が未発表なのに、近いうちに来る前提で待った。

避け方:いまの機能で決められることは、いま決めます。

NetSuite Nextは、来たときの追加の価値として考えます。

失敗2:切り替えたのに、AIの答えが使えない

起きること:Ask Oracleに聞いても、経理の数字と合わない答えが返る。

原因:取引先の重複や、部門ごとに違う入力のルールが残ったままだった。

避け方:待つ間に、よく聞かれる数字の元のデータを整えます(第9章)。

失敗3:全員に一度に開放して、現場が混乱する

起きること:画面の変化に戸惑う人が多く、問い合わせが集中する。

原因:ロールごとに開放できるのに、全員を同じ日に切り替えた。

避け方:プレビューで試し、使い慣れた部門のロールから順に開放します。

ベンチャーネットならこう見る|AI経営の仕込みは、日々のプロジェクトの中で

NetSuite認定パートナー(Solution Provider)であるベンチャーネットは、NetSuite・Odoo・AIスクラッチ開発を扱っています。

SAPからのリプレイスにも対応し、特定の製品に誘導しない立場です。

AI経営の仕込みは、AIの機能が届いてから始めるものではありません。

導入や運用のプロジェクトの中で、データの持ち方として仕込んでおくものです。

ベンチャーネットは、その先を「守り→攻め→次へ」の3段で考えます。

定着の先の3段階:守り→攻め→次へ 守りは業務が回ること、攻めはデータで打つこと、次へは経営が変わること。 定着の先の3段階守り|業務が回る在庫・販売・会計を1つにし、日々の業務を安定させる攻め|データで打つ売れ筋・在庫の分析、営業作業の自動化、生成AIでの集計次へ|経営が変わるKPI、管理会計、上場に向けた内部統制
定着の先の3段階:守り→攻め→次へ
  • 守り:業務が回る。在庫・販売・会計が1つにつながり、数字が信用される
  • 攻め:データで打つ。売れ筋や在庫を分析し、集計を生成AIに任せる
  • 次へ:経営が変わる。KPIや管理会計で、経営の判断そのものが変わる

Ask Oracleが力を出すのは、攻めの段からです。

守りが固まっていない会社では、AIに聞く前に数字を疑う時間が増えます。

最初に伺う問いは、3つです。

  1. NetSuite Nextが明日来たら、最初に何を聞くか
  2. その数字の元のデータは、NetSuiteに正しく入っているか
  3. 誰に、どの範囲を見せるか(ロール)

1つ目に、いまのデータで答えられるか。

そこが、仕込みの出発点です。

今日できること|「最初に聞く問い」を3つ書く

経営者と経理の担当で、次の表を埋めてみてください。

最初にAIに聞きたい問いいまの答えの出し方元のデータの場所整っているか
(例)今月の部門別の粗利は経理がExcelで集計NetSuite+Excel部門の付け方がばらばら

「整っているか」に不安がある問いが、待つ間に手を付ける場所です。

3つのうち1つを選べば、それが第9章の「1業務・1KPI」になります。

よくある質問

NetSuite Nextは新しい製品ですか?追加で契約が必要ですか?

既存のNetSuiteのアップグレードです。別の新製品ではありません。

Oracleの発表では、移行の作業なしに、ボタン一つで切り替えられるとされています。

公式のFAQでは、Ask OracleはNetSuiteのライセンスに含まれると書かれています。

契約や費用の扱いは、アカウントの担当にお問い合わせください。

日本ではいつから使えますか?

2026年9月25日時点で、日本での提供時期は発表されていません。

北米では、2026年7月15日に、リリース2026.2で米国とカナダのお客様への提供が始まりました(出典:Oracle)。

ほかの国は「近く」とされています。最新情報はOracle・NetSuiteの公式発表でご確認ください。

今のカスタマイズや設定はどうなりますか?

既存のカスタマイズを保ったまま、移行なしで切り替えられる設計です。

これまで作り込んできた設定をやり直す必要はない、とされています(出典:Oracle)。

2026年7月の公式の説明でも、データ・ロール・権限・カスタマイズ・ワークフローはそのまま引き継がれるとされています(出典:Oracle)。

切り替えたあと、元の画面に戻せますか?

公式のFAQでは、元の画面に戻る操作が用意されているとされています。

いきなり本番で切り替えず、プレビュー用のアカウントで試す方法もあります(第5章)。

AIが勝手に処理を進めてしまわないか心配です

AIの動きは、既存のロール・権限・ポリシーの範囲に収まる設計です。

エージェント型のAIには、人の承認を挟む進め方が示されています。

どこまで任せるかは、会社が決めます。

NetSuite Nextを待つ間、何を準備すればいいですか?

1つの業務と1つのKPIに絞ってデータを整えます。

全社を一度に整えるより、「部門別の粗利」のような数字を1つ決め、元のデータと入力のルールをそろえるほうが進みます。

ベンチャーネットは、最短90日でこの1周目を回すことを目安にしています(第9章)。

まとめ|「待つ」のではなく「仕込む」

  • NetSuite Nextは、AIを中心に作り直された次世代のNetSuite。別の製品ではない
  • 中核は、Ask Oracle・Redwood・AI Canvas・エージェント型のワークフロー
  • 2026年7月15日に、北米(米国とカナダ)で提供が始まった。日本の時期は未発表
  • 切り替えは、プレビューで試すか、すぐ有効にするか。ロールごとに開放できる
  • 待つ間は、1業務・1KPIに絞ってデータと入力のルールを整える

日本に来る日は、まだ分かりません。

それでも、「最初に何を聞くか」は今日決められます。

その問いに答えられるデータが、Nextの届く日の準備になります。

もう少し詳しく知りたい方へ

「自社の場合、何から始めればいいのか」は、データと業務の状態で答えが変わります。

データ基盤の整備から、ご相談をお受けしています。

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この記事を書いた人

持田 卓臣のアバター 持田 卓臣 株式会社ベンチャーネット代表取締役

持田 卓臣(もちだ たくおみ)
株式会社ベンチャーネット 代表取締役

ヒューレット・パッカード社でITコンサルタントとして従事した後、2005年に株式会社ベンチャーネットを設立。
Oracle NetSuite Solution Provider Partner として、中堅・中小企業向けクラウドERP「NetSuite」の導入・運用支援を提供しています。
SEO・広告・SNS・ウェブ・MA・SFAと一気通貫で培ってきたデジタルマーケティング領域の業務知見を活かし、NetSuiteを軸とした経営DXを支援しています。
著書:『普通のサラリーマンでもすごいチームと始められる レバレッジ起業「バーチャル社員」があなたを救う』(KADOKAWA、2020年)

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