「国産のGLOVIA Oneなら、今までどおり作り込める」
旧GLOVIAを長く使ってきた会社ほど、そう考えがちです。
GLOVIA Oneとは、富士通が2026年4月に発表した、GLOVIAの製品群を統合したクラウドのERPです。
NetSuiteは、Oracleが提供するクラウドのERPです。
ERP(統合基幹業務システム)は、会計・販売・在庫・人事などの業務データを一つにまとめる仕組みを指します。
実は、どちらもERPの中心部分に手を入れない考え方をとっています。
国産を選べば作り込める、とは限りません。
2つの違いは、何を「標準」とするかにあります。
- 日本の商習慣を標準のまま生かし、国内の事業を深めたいなら、GLOVIA Oneが合いやすい
- 海外の拠点やグループ会社の数字を一つの仕組みで見たいなら、NetSuiteが合いやすい
- どちらも合わない会社には、Odoo・AIスクラッチ開発・「いまは変えない」もある
では、旧GLOVIAで積み上げてきた作り込みは、どちらに移るにしても、どう扱えばよいのか。
NetSuite認定パートナー(Solution Provider)であるベンチャーネットは、NetSuiteを扱う立場です。
それでも、GLOVIA Oneのほうが合う会社の条件も、そのまま書きます。
この記事で分かること
- 2026年4月のGLOVIA Oneへの統合で、比較の前提がどう変わったか
- NetSuiteとGLOVIA Oneの共通点と違い、AIとの親和性の違い
- どんな条件ならどちらが合うか。どちらも選ばない場合の選択肢
- いま旧GLOVIAを使っている会社の3つの道と、移行の段取り
- 作り込みを仕分ける2つの型(見える化→整理整頓→Fit&Gap/標準に合わせる・開発する・残す)
GLOVIAとGLOVIA Oneの製品そのものは、GLOVIAとは?で詳しく解説しています。
NetSuiteの全体像は、NetSuiteとは?をご覧ください。
なぜ今、ERPを見直す会社が増えているのか
背景には、3つの変化があります。
- コストの上昇:原材料費や人件費が上がり、製品別・拠点別の利益を早くつかむ必要が高まった
- 古いシステムの限界:作り込みを重ねたシステムは、担当者の退職で触れる人が減り、改修の費用が年々上がる
- AIの広がり:AIに業務の数字を分析させるには、データが一か所にそろっている必要がある
そこに、GLOVIAのGLOVIA Oneへの統合が重なりました。
旧GLOVIAを使う会社にとっては、「次の一手」を考える自然な節目です。
2026年4月、GLOVIAは「GLOVIA One」へ|比較の前提が変わった
富士通の発表の要点
富士通は2026年4月20日、GLOVIA Oneの提供開始を発表しました。
発表の要点は次のとおりです(出典:富士通公式、2026年9月確認)。
- 2026年4月22日より、順次提供を開始
- 「GLOVIA SUMMIT」「GLOVIA iZ」「GLOVIA きらら」のラインナップを統合
- クラウドを介して、マルチテナント構成で提供
- 主な対象は、年間売上約30億円から1,000億円規模の日本企業
- 「Clean Core」の考え方を採用
- 富士通の「Uvance Platform」の上で動く
マルチテナント構成は、複数の会社が同じシステムの基盤を共有する方式です。
全社が同じ版を使うため、更新がまとめて届きます。
Clean Core(クリーンコア)は、富士通の発表では「ERPのCore部分を改修せずに維持する思想」と説明されています。
中心の部分には手を入れず、必要な機能は外側でつなぐ考え方です。
発表では、APIで他社のソリューションと連携し、アドオン開発を最低限に抑える方針も示されています。
アドオンは、標準の機能に足す、会社ごとの追加の開発のことです。
GLOVIA Oneの製品の構成
富士通の製品ページでは、次の製品が案内されています(出典:富士通公式、2026年9月確認)。
| 製品 | 公式ページでの説明の要旨 |
|---|---|
| GLOVIA One 会計 | データの統合とAIの活用で、会計を経営に生かす |
| GLOVIA One 人事給与 | 人事・給与の処理とデータの活用。法改正にも対応 |
| GLOVIA One 販売 | 多様な業態と業務の流れに対応 |
| GLOVIA One 生産 PRONES | 標準の機能と業種別のテンプレートで生産管理をカバー |
| GLOVIA One SUMMIT 会計 | 経理業務の高度化と、グループ企業の経営管理を支援 |
発表では、GLOVIA Oneの3つのコンセプトも示されています。
- INSIGHT:会計・人事・販売・生産のデータを集め、AIで集計・見える化する
- FIT TO JAPAN:日本の商習慣や業務の工夫を標準の機能として持ち、業務の変更を強いない
- PARTNERSHIP:仕組みを開き、パートナーと業界の知見を広げる
比較の前提は、どう変わったか
以前は「NetSuiteはクラウド、GLOVIAはパッケージ中心」と比べるのが定番でした。
GLOVIA Oneでは、この対比は当てはまりにくくなりました。
| 比べる点 | 以前のGLOVIA(統合前) | GLOVIA One |
|---|---|---|
| 製品の分かれ方 | 規模ごとに製品が分かれていた | 一つの製品群に統合 |
| 提供の形 | パッケージが中心 | マルチテナント型のクラウド |
| 作り込みの考え方 | 自社に合わせた作り込みが多かった | Clean Coreで、中心には手を入れない |
| 他のシステムとのつなぎ方 | 個別につなぐ | APIでつなぐ方針 |
NetSuiteとGLOVIA Oneは、「クラウドで、標準を大事にする」という点で近づきました。
では、残る違いはどこにあるのか。
NetSuiteとGLOVIA Oneの違い
基本の比較表
| 比較の軸 | NetSuite | GLOVIA One |
|---|---|---|
| 提供元 | Oracle(米国) | 富士通(日本) |
| 提供の形 | マルチテナント型のクラウド | マルチテナント型のクラウド |
| 標準の考え方 | 世界共通の標準の業務に合わせる。日本向けの版もある | 日本の商習慣を標準に取り込む(FIT TO JAPAN) |
| 主な対象 | 規模・国を問わず、中堅・中小企業に広く使われる | 年間売上約30億〜1,000億円規模の日本企業 |
| 海外・グループ | 220地域・190通貨・27言語。複数の子会社を一つの仕組みで管理 | 公式の発表の対象は日本企業 |
| 利用の実績 | 世界44,000社以上 | 2026年4月から順次提供 |
| 更新 | 全社共通で年2回の自動アップデート | マルチテナント構成で提供 |
| 費用の目安 | ミニマム構成で月額20万円〜 | 公式の発表・製品ページに価格の記載なし |
(出典:Oracle NetSuite公式サイト、富士通公式、2026年9月確認)
NetSuiteの費用は、使うモジュール・ユーザー数・オプションで変わります。
構成によっては、月額が数百万円規模になることもあります。
共通点|どちらも「作り込みを減らす」方向
NetSuiteも、GLOVIA Oneも、中心の部分を作り込まない考え方をとっています。
NetSuiteでは、この進め方をFit to Standard(システムの標準の機能に業務を合わせる進め方)と呼ぶことが多くあります。
そのため、どちらを選んでも、次のことは同じように求められます。
- 今の業務の流れを棚卸しし、標準で回せる所を増やす
- 自社だけの機能は、中心ではなく外側でつなぐ
- 更新が自動で届くことを前提に、運用を組み立てる
冒頭の「国産なら作り込める」という前提は、ここで崩れます。
共通点と、このあと見る違いを図にすると、次のとおりです。
違い①|「日本の標準」か「世界の標準」か
一番大きな違いは、何を標準とするかです。
GLOVIA Oneは、日本の商習慣や業務の工夫を、標準の機能として持つ方針です。
日本の会社にとっては、業務を大きく変えずに標準に乗れる範囲が広い可能性があります。
NetSuiteは、世界共通の標準の業務の流れが土台です。
そのうえで、日本語の画面と日本の勘定科目を備えた「NetSuite Japan edition」があります。
勘定科目は、JIS規格にもとづいています(出典:Oracle NetSuiteのヘルプ、2026年9月確認)。
日本の実務に独特の部分が多い会社ほど、この差は大きく効きます。
会計の面の違いは、第4章で取り上げます。
違い②|海外とグループの管理
NetSuiteは、複数の子会社の数字を一つの仕組みで見る前提で作られています。
この機能はOneWorldと呼ばれ、多通貨・多言語・各国の税制に対応します。
GLOVIA Oneの公式の発表は、日本企業を対象としています。
海外の子会社の管理が要る場合は、その範囲を富士通に具体的に聞いてください。
グループ企業の経営管理には、「GLOVIA One SUMMIT 会計」が案内されています。
海外展開の予定がなければ、NetSuiteの多国籍の機能は「あるけど使わない」ものです。
違い③|製品の成熟と、情報の多さ
NetSuiteは、世界で44,000社以上に使われてきた製品です(出典:Oracle NetSuite公式サイト、2026年9月時点)。
導入の方法や、他のサービスとつなぐ部品の情報が多くあります。
GLOVIA Oneは、2026年4月から順次提供が始まった製品です。
長いGLOVIAの蓄積の上にある一方、統合後の製品としての情報はこれから増えていく段階です。
使いたい機能が今の時点で提供されているか、時期も含めて聞いておきましょう。
違い④|支援の体制
NetSuiteは、Oracleが認定したパートナーが導入と運用を支援します。
パートナーを選べる一方で、パートナーの力量が成否を左右します。
GLOVIA Oneは、富士通とパートナーの体制で提供されます。
発表のPARTNERSHIPのコンセプトでは、パートナーと一緒に業界の知見を広げる方針が示されています。
今GLOVIAを支援している会社が、GLOVIA Oneをどう支援するのかも、比べる材料の一つです。
費用は5年の総額で比べる
見積を並べるときは、次の表の行をそろえると比べやすくなります。
| 費用の項目 | NetSuiteで見ること | GLOVIA Oneで見ること |
|---|---|---|
| 利用料 | モジュールとユーザー数ごとの月額 | 自社の構成での利用料 |
| 導入の費用 | 支援する会社の作業の範囲と人数 | 富士通・販売パートナーの作業の範囲 |
| 作り込み・つなぎ | 標準で足りない所を、どう補うか | Clean Coreの外側で補う量と費用 |
| 更新への対応 | 年2回の更新のときの確認作業 | 更新のときの確認作業 |
| データ移行 | 何年分を、どの形で移すか | 旧GLOVIAからの移し方と費用 |
| 並べて使う期間 | 新旧を並べる期間の費用 | 同左 |
| 社内の手間 | 設定を変える担当者を社内に置くか | 同左 |
同じ行で比べると、「利用料は安いが、つなぎの費用が高い」といった差が見えてきます。
利用料より大きく動くのは、導入の費用です。
ベンチャーネットがNetSuiteの導入を支援してきた中で、費用と期間を左右する要因は4つありました。
機能範囲、開発(特に外部システムとの連携)、社内の体制、ユーザー数です。
旧GLOVIAで作った機能と、外部システムとのつなぎの数は、このうち「開発」の重さに直結します。
情報システムの担当が少ない会社では、支援を厚くする分、期間も延びやすくなります。
費用の比べ方は、クラウドERPの費用・料金相場で扱っています。
社内に要る体制
どちらもクラウドで、標準を大事にする製品です。
そのため、どちらを選んでも、社内に次の役割を置くことが前提になります。
| 社内の役割 | 中身 |
|---|---|
| 業務の見直しの責任者 | 標準に合わせるか、外側で補うかを、部門をまたいで決める |
| システムの担当 | 設定の変更、更新の前の確認、利用者からの質問の窓口 |
| データの管理 | 取引先・品目などのマスタを、決めたルールで保つ |
| 経営の関与 | プロジェクトの目的を示し、部門の利害を調整する |
専任を置けない会社は、支援する会社にどこまで任せられるかを先に聞いておきます。
進め方は伴走型のNetSuite導入支援とはで解説しています。
製造業の場合に見ておくこと
GLOVIA Oneには「生産 PRONES」があり、NetSuiteにも製造の機能があります。
製造業は、次の点を両方の製品で見比べてください。
- 部品表(BOM:製品を作る部品と数量の一覧)を、自社の構成のまま持てるか
- 見込生産・受注生産など、自社の作り方に合うか
- 製品別・製番別など、見たい単位で原価を出せるか
- 現場の実績を、どの端末でどう集めるか
NetSuiteの製造の機能は、NetSuite製造業向け導入ガイドで解説しています。
製造業のERPを広く比べたい場合は、製造業向けERP15選をご覧ください。
AIとの親和性で比べる
AIとの親和性の比較表
AIとの親和性は、ERPのデータをAIの分析や点検に生かしやすいかどうかです。
ここでは「組み込みのAI」と「外部のAIとの接続」に分けて比べます。
| AIとの親和性の軸 | NetSuite | GLOVIA One | 旧GLOVIA(統合前) |
|---|---|---|---|
| 打ち出し方 | Oracleは「#1 AI Cloud ERP」と掲げる | コンセプトの一つ(INSIGHT)でAIによる集計・見える化を掲げる | 公式の発表では触れられていない |
| 組み込みのAI | 文章の要約・支払日の予測などの機能がある | 対話で分析・示唆を出す「Chat BI」を2026年度中に提供開始の予定 | 確認できなかった |
| 外部のAIとの接続 | AI Connector Serviceで、ClaudeやChatGPTから接続できる | APIで他社のソリューションと連携する方針 | 個別につなぐ |
| データのまとまり | 会計・販売・在庫・CRMが一つのデータベース | 会計・人事・販売・生産のデータを集める方針 | 製品ごとに分かれていることが多い |
(出典:Oracle NetSuiteのヘルプ、富士通公式、2026年9月確認)
NetSuiteのAI
NetSuiteの中には、AIを使う機能がいくつも組み込まれています。
たとえば、レポートの内容を文章で要約する機能や、請求の支払日を予測する機能です。
ただし、日本で使えるかどうかは機能ごとに違います。
Oracleのヘルプでは、次のように案内されています(2026年9月確認)。
- Narrative Insights(レポートの要約):提供地域は「すべての地域」
- Text Enhance(文章を整える機能):提供地域に日本が含まれる
- Bill Capture(請求書の読み取り):提供地域は米国のみ
外部のAIとの接続には、AI Connector Serviceがあります。
MCP(Model Context Protocol)という、AIと外部のシステムをつなぐ共通の規格にもとづく仕組みです。
- MCPに対応したAIから使える。例としてClaude(Pro以上)やChatGPTが挙げられている
- AI Connector Service自体は、有料の機能ではない。AI側の有料プランが要ることはある
- ユーザーのロール(権限)の範囲のデータだけを扱う
(出典:Oracle NetSuiteのヘルプ、2026年9月確認)
仕組みはAI Connector Service(MCP)とはで解説しています。
GLOVIA OneのAI
富士通の発表では、2026年度中にChat BIの提供を始める予定とされています。
Chat BIは、AIを使い、対話の形で業務と経営のデータの分析・示唆を出す機能と説明されています(出典:富士通公式、2026年9月確認)。
製品ページでは、GLOVIA One 会計について「データ統合とAI活用」が掲げられています。
提供の時期と、自社の契約で使える範囲は、富士通に聞いておきましょう。
どちらを選んでも、先に決めること
AIの機能より先に見たいのが、データが一か所にそろっているかです。
販売と在庫が別のシステム、購買は表計算。
この状態では、AIは正しく答えられません。
AIをERPにつなぐ前に、次の3つを決めておきます。
- AIに見せてよいデータの範囲:給与や個人の情報など、見せない範囲を決める
- AIが使う権限:誰の権限で動かすか
- 人が確かめる所:AIの答えを、誰がどの時点で確かめるか
自社のデータの状態は、AI導入の成否は「データの整い方」で決まるで点検できます。
組み込みのAIと外部のAIの使い分けは、「純正AI」と「外部AI連携」の違いをご覧ください。
日本の会計との接点|ここは慎重に
売上原価対立法と三分法
NetSuiteは「売上原価対立法」を採用しており、変更できません。
売上原価対立法は、売上を計上するときに、その原価も同時に計上する方法です。
一方、日本の会社では「三分法」を使ってきた会社が多くあります。
三分法は、仕入・売上・在庫を分けて記録し、決算で原価をまとめて出す方法です。
GLOVIAは、日本の会社の会計の処理に細かく対応してきた経緯があります。
NetSuiteを選ぶなら、今の会計の考え方との差を最初に洗い出してください。
どちらが良い・悪いではなく、前提の違いです。
顧問税理士との接点
NetSuiteから出る帳票やデータの形が、顧問税理士の業務の流れと合うか。
ここも早めに見ておく点です。
特定の会計ソフト以外に対応しない税理士事務所もあります。
選定の早い段階で、顧問税理士と経理の担当に同席してもらうと、後の手戻りを減らせます。
会計でつまずく所は、ERP導入で会計が”つまずく”3層構造の正体で解説しています。
「財務会計は後に回す」という選び方
NetSuiteに移る場合、財務会計を後に回す進め方もあります。
- 第1段階:販売・在庫・購買など「モノの管理」をNetSuiteに移す
- 並べて使う期間:会計は、今のGLOVIAや国内の会計ソフトで続ける
- 第2段階:会計の処理の標準化が見えた段階で、NetSuiteへの統合を判断する
この3つの段階を図にすると、次のとおりです。
この進め方なら、GLOVIAの会計の強みを残しながら、NetSuiteで経営の数字を早く見られます。
考え方は、NetSuiteで財務会計を行う前に確認すべき3つのことで解説しています。
国内の会計ソフトとの組み合わせ方は、NetSuiteとfreee・マネーフォワード・勘定奉行を組み合わせるをご覧ください。
判断の物差し|どんな条件ならどちらが合うか
比べる軸は、製品の優劣ではありません。
どちらにも長所があり、合う条件が違うだけです。
NetSuiteが合う会社の条件
- 海外に拠点がある、または3年以内に海外に出る予定がある
- グループ会社が複数あり、連結の数字を早く見たい
- 販売・在庫・購買など「モノの管理」が一番の課題
- プロジェクトや案件ごとの採算など「ヒトの管理」が一番の課題
- 外部のAIから、ERPのデータを使いたい
- 業務の流れを、世界共通の標準に合わせて見直す覚悟がある
反対に、次のような会社にはNetSuiteは合いにくくなります。
- 日本独特の会計の処理を、ERPの中でそのまま続けたい
- 社内にシステムの担当者を1人も置けず、支援する会社も決まっていない
- 業務を変えずに、今の画面と手順をそのまま再現したい
GLOVIA Oneが合う会社の条件
- 国内中心で、年間売上がGLOVIA Oneの主な対象(約30億〜1,000億円)に近い
- 日本の商習慣を、標準の機能のまま生かしたい
- 今GLOVIAを使っていて、業務の知見や支援の関係を生かしたい
- 人事・給与も含めて、国産の一つの製品群でそろえたい
反対に、次のような会社にはGLOVIA Oneは合いにくい可能性があります。
- 海外の子会社の数字を、同じ仕組みで日々見たい
- 今使いたいAIの機能が、提供の予定の段階にある
- 年間売上が主な対象の範囲から大きく外れる
どちらも合わない場合の選択肢
| 選択肢 | 合う条件 | 注意点 |
|---|---|---|
| Odoo | 小さく始めて、アプリを足しながら広げたい | 日本向けの設定と、支援する会社の選び方が要る |
| AIスクラッチ開発 | 業務が他社と大きく違い、それ自体が強み | 作った後の保守と改修の体制が要る |
| 他の国産ERP | 業種に特化した機能が要る | 自社の業種の経験が提供元にあるか |
| いまは変えない | 旧GLOVIAで不満が少なく、保守の期限も迫っていない | 見直しの時期だけは決めておく |
AIスクラッチ開発は、生成AIを使って自社専用のシステムを作る方法です。
ERPと比べる軸は、AIでスクラッチ開発とERP、どちらを選ぶべきかにまとめています。
Odooの特徴はOdooとは?、他の製品も含めた比較はERPを徹底比較をご覧ください。
ベンチャーネットは、NetSuite・Odoo・AIスクラッチ開発を扱い、SAPからのリプレイスにも対応しています。
NetSuite以外が合うときは、その理由と一緒にお伝えします。
それぞれを選んだときに得られること
NetSuiteを選んだ場合
- 数字をすぐ見られる:製品別・地域別・案件別の採算を、月次の集計を待たずに役割ごとの画面で見られる
- 海外とグループをまとめられる:OneWorldで、複数の子会社を一つの仕組みで管理できる
- 手作業を減らせる:受注から出荷、承認の流れ、定期の請求などを自動化しやすい
- 広げやすい:SuiteScript(JavaScriptで機能を足す仕組み)やSuiteApps(追加の機能)、APIで外部とつなげる
GLOVIA Oneを選んだ場合
- 日本の商習慣に合わせやすい:FIT TO JAPANの方針で、日本の業務の工夫を標準の機能として持つ
- 今の知見を生かしやすい:旧GLOVIAでの運用の経験や、支援する会社との関係を引き継ぎやすい
- 人事給与までそろえやすい:会計・人事給与・販売・生産を、国産の一つの製品群でそろえられる
- AIの活用を待てる:Chat BIの提供が2026年度中に予定されている
どちらも、強みが生きるのは条件が合ったときだけです。
見直しを考えるのに向く時期
次のような変化が起きたときは、一度立ち止まって比べる価値があります。
| 起きた変化 | NetSuiteが合いやすくなる理由 | GLOVIA Oneが合いやすくなる理由 |
|---|---|---|
| 海外に子会社を作る | 多通貨・多言語・連結を一つの仕組みで扱える | 海外が小さく、本社で数字を集めれば足りる場合 |
| M&Aでグループ会社が増える | 子会社を足しても、同じ仕組みで数字をそろえやすい | グループの管理にSUMMIT 会計が案内されている |
| 旧GLOVIAの保守の期限が近い | この機会に、世界共通の標準に移れる | 同じ富士通の製品群の中で移れる |
| 担当者が退職し、作り込みが分からなくなった | 標準に寄せて、属人化を減らせる | Clean Coreで、中心の作り込みを減らせる |
| AIの活用を本格化する | 外部のAIとつなぐ仕組みが公開されている | Chat BIの提供を待てる |
一方で、社内にERPの担当を置けない会社や、「DXのため」「他社が入れたから」が理由の会社もあります。
その場合は製品を選ぶ前に、ERPで何を解決したいかを言葉にするところから始めてください。
これから選ぶ会社と、いまGLOVIAを使っている会社
これから選ぶ会社|デモで同じ場面を見る
まだERPを使っていない、または会計ソフトや表計算で回している会社の進め方です。
- 解決したい課題を3つに絞る(例:在庫が合わない、原価が見えない、子会社の数字が遅い)
- ERPに任せる業務の範囲を決める(会計だけか、販売・在庫・生産までか)
- 候補を2〜3に絞る(第5章の条件を当てはめる)
- 自社の業務でデモを見る(自社の伝票や帳票を持ち込む)
- 顧問税理士と支援する会社を早めに巻き込む
デモでは、両方の製品で同じ場面を見せてもらいます。
- 受注から出荷・請求までを、1件通して見る
- 月末の締めで、今いちばん時間がかかっている作業を再現してもらう
- 例外の処理(返品・値引き・分納など)の扱いを見る
- 経営会議で見たい数字が、どの画面でどう出るかを見る
同じ場面で比べれば、印象ではなく事実で判断できます。
いま旧GLOVIAを使っている会社|3つの道を並べる
GLOVIA SUMMIT・iZ・きららなどを使ってきた会社は、進め方が変わります。
GLOVIA Oneに移る前提で進めず、まず3つの道を並べて比べてください。
| 道 | 合う条件 | 注意点 |
|---|---|---|
| A. 今の旧GLOVIAを続ける | 不満が少なく、保守の期限に余裕がある | 保守の期限と、次に見直す時期を聞いておく |
| B. GLOVIA Oneに移る | 国内中心で、日本の商習慣を標準で生かしたい | Clean Coreの考え方に合わせ、作り込みを見直す |
| C. NetSuiteなど別の製品に移る | 海外・グループ・外部のAIの活用が経営の中心になる | 会計の考え方の違いと、業務の見直しが要る |
Bも、同じ製品の「版の更新」とは限りません。
GLOVIA OneはClean Coreの考え方をとるため、旧GLOVIAの作り込みがそのまま載るとは限らないからです。
これは公式の記述ではなく、発表の考え方から導いた論点です。
BとCはどちらも移行のプロジェクトとして、同じ物差しで比べてください。
判断の前に押さえる4つのこと
- 保守の期限:今の旧GLOVIAの保守がいつまで続くか。公式の発表には記載がないため、富士通か販売パートナーに聞く
- 作り込みの量:自社向けに作った機能・帳票・外部とのつなぎを一覧にし、本当に使っているものに印をつける
- 不満の原因:製品の限界か、使い方や支援の問題かを分ける
- データの量と質:何年分の取引を移すか。取引先・品目などのマスタが整っているか
富士通や販売パートナーには、次のように聞くと答えを引き出しやすくなります。
- 今使っている製品と版の保守は、いつまで続く予定か
- GLOVIA Oneに移る場合、今の作り込みやデータはどう扱われるか
- 移行の費用と期間の目安は、どう見積もられるか
- 必要な機能が、GLOVIA Oneでいつから使えるか
答えを文書でもらっておくと、B・Cの見積の前提がそろいます。
不満の原因が使い方や支援にあるなら、製品を変えても同じ問題が起きます。
移る場合の段取り
| 段階 | やること | ポイント |
|---|---|---|
| 1. 見える化 | 今の業務・帳票・作り込みを一覧にする | 現場に聞いて、今の流れを描く |
| 2. 整理整頓 | やめる・まとめる・そろえる業務を決める | 使っていない機能はここで捨てる |
| 3. Fit&Gap | 移る先の標準と、残った業務の差を洗い出す | 標準に合わせる・開発する・残すに分ける |
| 4. データ移行の計画 | 移すデータの範囲と、切り替えの日を決める | 残高だけ移すか、明細も移すか |
| 5. テストと並行 | 新旧で同じ数字が出るかを突き合わせる | 月次の締めで1回は突き合わせる |
| 6. 切り替え | 本番で使い始める | 期首や月初に合わせる会社が多い |
| 7. 定着 | 研修・ルールの文書化・使われ方の点検 | 稼働後の3〜6か月を計画に入れる |
Fit&Gap(標準の機能と自社の業務の差を洗い出す作業)は、フィット&ギャップ分析とはで解説しています。
データ移行の進め方は、基幹システムのデータ移行ガイドをご覧ください。
リプレイスの全体の流れは、基幹システムのリプレイスとはにまとめています。
GLOVIA Oneに移る場合とNetSuiteに移る場合で違う所
段取りの順番は同じでも、重く見る所が変わります。
| 重く見る所 | B. GLOVIA Oneに移る | C. NetSuiteに移る |
|---|---|---|
| 業務の見直し | 日本の商習慣は標準で残せる範囲が広い可能性がある | 世界共通の標準に合わせる所が増える |
| 会計 | 今の会計の考え方を続けやすいかを聞く | 売上原価対立法との差を、税理士と詰める |
| 作り込み | Clean Coreの外側で補う方法を聞く | SuiteScriptやつなぎの部品で補う方法を見る |
| 支援する会社 | 今の支援する会社が続けられるか | NetSuiteの認定パートナーを新しく選ぶ |
| 社員の慣れ | 同じ富士通の製品で、なじみやすい面がある | 画面も操作も変わるため、研修を厚くする |
並べて使う期間の3つの形
| 形 | 中身 | 向く場合 |
|---|---|---|
| 業務で分ける | 販売・在庫はNetSuite、会計はGLOVIAを続ける | 会計の移行を後に回したい |
| 会社・拠点で分ける | 新しい拠点や成長中の事業から先に移す | グループの一部から試したい |
| 時期で重ねる | 切り替えの前後に両方で数字を出し、突き合わせる | 全面的に一度に移る |
両方のシステムの間でデータを受け渡す場合は、どのデータをいつ渡すかを先に設計します。
二重の入力は現場の負担になります。
並べて使う期間の終わりの日も、最初に決めておきましょう。
使い始めてから5年のあいだに起きること
選ぶときは、導入の日ではなく、その後の5年を想像して比べます。
| 5年のあいだに起きること | NetSuiteの場合 | GLOVIA Oneの場合 |
|---|---|---|
| 新しい機能 | 年2回の更新で、全社に同じ機能が届く | マルチテナント構成で提供。更新の進め方は富士通に聞く |
| 法律や制度の変更 | 更新や追加の機能で対応する | 人事給与では法改正への対応が案内されている |
| 拠点や会社の追加 | 同じ仕組みの中に足していく | 追加の方法を富士通・パートナーと相談する |
| 担当者の入れ替わり | 標準に近いほど、引き継ぎやすい | 同左 |
| AIの機能 | 機能ごとに日本での提供が広がるかを見る | Chat BIの提供の開始を見る |
どちらもクラウドで、更新が届く製品です。
差は、世界の標準と日本の標準のどちらに寄り添うかと、支援の体制に出ます。
よくある3つの失敗
失敗1:旧GLOVIAの作り込みを、そのまま移そうとする
起きること:移る先で作り込みが増え、費用と期間がふくらむ。自動の更新のたびに調整が要り、クラウドの良さが消える。
原因:「今までできていたことは全部できないと困る」という要望を、そのまま要件にしている。
移る先がNetSuiteでもGLOVIA Oneでも、中心を作り込まない考え方とぶつかります。
避け方:見える化と整理整頓を先に済ませ、残った機能だけを標準に合わせる・開発する・残すに分けます(第8章)。
失敗2:財務会計まで、一度に全部移そうとする
起きること:会計の前提の違いで、決算の手順が組み直しになる。税理士の業務とも合わず、手戻りが出る。
原因:NetSuiteの売上原価対立法と、今の三分法の違いを、早い段階で共有していない。
経営の全体を一つのシステムで見たい、という自然な思いが先に立っている。
避け方:まず「モノの管理」や「ヒトの管理」から移し、会計は後に回す進め方を検討します(第4章4-3)。
選定の段階で、顧問税理士と経理の担当に同席してもらいます。
失敗3:本番の稼働の日をゴールにする
起きること:使い始めた後、「前のやり方のほうが早い」と現場が元に戻る。新しいシステムが浮いた存在になる。
原因:長く使った旧GLOVIAに、社員の操作が慣れている。稼働後の定着に、予算も人も割いていない。
避け方:稼働後の3〜6か月を「定着の期間」として、最初から計画に入れます。
操作の研修、手順書とよくある質問の整備、運用のルールの文書化が中身です。
失敗の例は、NetSuite導入の失敗事例でも詳しく解説しています。
ベンチャーネットならこう見る|作り込みは2つの型で仕分ける
「移る先を決めてから、作り込みの一覧を渡せばいい」
そう考える会社は少なくありません。
ベンチャーネットは、移る先の製品が決まっていても、業務の見える化からやり直します。
長く使った旧GLOVIAの機能の一覧には、使っていない帳票や、表計算で補っている業務が混ざっているからです。
一覧をそのまま要件にすると、要らない作り込みまで新しいERPに運ぶことになります。
型1:見える化→整理整頓→Fit&Gap
作り込みの扱いは、次の順番で決めます。
- 業務の見える化:いまの業務の流れを、現場に聞いて描く
- 整理整頓:やめる・まとめる・そろえる業務を決める
- Fit&Gap:残った業務を、移る先の標準機能と照らし合わせる
やめる業務は、2段目で決めてしまいます。
照らし合わせる数が減るので、3段目の手間が軽くなります。
型2:標準に合わせる/開発する/残す
Fit&Gapで合わなかった業務は、3つのどれかに決めます。
- 標準に合わせる:業務のほうを、ERPの標準機能に寄せる
- 開発する:APIでつなぐ外部の仕組みや、追加の開発で補う
- 残す:新しいERPには載せず、いまの仕組みや運用で続ける
1つ目を選べる業務が多いほど、移ったあとの更新が軽くなります。
2つ目は、第2章で見たとおり費用を押し上げやすい選択です。
「開発する」が多すぎるなら、移る判断そのものを見直します。
図の3段目はNetSuiteを例にしています。
照らし合わせる相手がGLOVIA Oneでも、順番は変わりません。
2つの型で仕分けておけば、B(GLOVIA One)とC(NetSuite)を同じ土俵で並べられます。
最初の打ち合わせで伺う3つのこと
- 見直しの起点は、保守の期限か、事業の変化(海外・グループ・AI)か
- 今のシステムへの不満は、製品・使い方・支援のどれが原因か
- 自社にしかない業務は何か。それは競争の強みか
期限だけが理由で事業の形が変わらないなら、GLOVIA Oneが自然な候補です。
海外展開や事業の組み替えが理由なら、NetSuiteも並べる意味があります。
支援する会社も、製品と同じ重さで見る
ベンチャーネットの仕事は、ゼロからの導入より、他社のあとの引き継ぎや立て直し、他システムとの連携が多くを占めます。
そこで見てきたのは、製品より支援の進め方でつまずく会社が多いことでした。
支援する会社は、次の3つで見てください。
- 認定と経験:その製品の認定を持ち、自社に近い業種の経験があるか
- 業務の理解:要件を聞くのが営業ではなく、導入を担う人か
- 率直さ:失敗の例や、その製品が合わない場合を正直に話すか
製品を変えずに、支援する会社だけを見直す道もあります。
考え方はERP導入失敗の原因はパートナーにあり?で解説しています。
GLOVIA Oneのほうが合う会社には、そうお伝えしています。
乗り換えありきで話を進めないことが、会社の負担を減らすからです。
今日できること|1時間で「作り込みの一覧」を作る
いまGLOVIAを使っている会社は、次の表を1時間で埋めてみてください。
| 業務 | GLOVIAで自社向けに作った所 | 表計算で補っている所 | 本当に要るか(◎○×) |
|---|---|---|---|
| (例)受注 | 独自の受注伝票 | 納期の管理表 | ○ |
販売・購買・在庫・生産・会計・人事の順に書き出します。
×がついた作り込みの多さが、移行で身軽になれる余地です。
◎の多さが、移る先で「開発する」必要がある量の目安になります。
これから選ぶ会社は、次の表を埋めてください。
| 経営会議で見たい数字 | 今どこにあるか | 出てくるまでの日数 |
|---|---|---|
| (例)品目別の粗利 | 販売管理と表計算 | 月末から10日 |
5つほど書き出すと、ERPで一つにまとめたい範囲が見えてきます。
よくある質問
Q1. GLOVIAはなくなったのですか
2026年4月に「GLOVIA One」として統合されました。
富士通は、GLOVIA SUMMIT・GLOVIA iZ・GLOVIA きららのラインナップの統合を発表しました。
2026年4月22日より、順次提供を始めるとしています(第1章)。
今の製品の保守がいつまで続くかは、富士通か販売パートナーに聞いてください。
Q2. GLOVIA OneとNetSuiteは、どちらもクラウドですか
どちらもマルチテナント型のクラウドです。
違いは、何を標準とするかです。
GLOVIA Oneは日本の商習慣を標準に取り込む方針、NetSuiteは世界共通の標準に日本向けの版で合わせる形です(第2章)。
Q3. 旧GLOVIAを使っていますが、GLOVIA Oneに移るのが自然ですか
自然な候補です。ただ、比べずに決める必要はありません。
GLOVIA OneもClean Coreの考え方をとるため、作り込みの見直しが要る可能性があります。
GLOVIA OneとNetSuiteを同じ移行のプロジェクトとして並べ、自社に合うほうを選んでください(第6章)。
Q4. 旧GLOVIAの作り込みは、移る先でどう扱えばよいですか
見える化と整理整頓のあとに3つに分けます。
いまの業務を描き、やめる業務を決めてから、移る先の標準機能と照らし合わせます。
合わなかった業務は、標準に合わせる・開発する・残すのどれかに決めます(第8章)。
Q5. NetSuiteの導入にはどのくらいの期間がかかりますか
範囲と作り込みの量で大きく変わります。
範囲を絞った導入なら数か月、多くの拠点をまとめる導入なら1年以上になることもあります。
SuiteSuccessは、業種ごとの設定を事前に組み込んだ導入の方法です。
使うと、期間を見通しやすくなります(出典:Oracle NetSuite公式、2026年9月確認)。
期間の考え方はNetSuiteの導入期間で解説しています。
Q6. NetSuiteは日本の会計に対応していますか
日本語の画面と日本の勘定科目を備えた版があります。
ただし、売上原価対立法は変えられません。
今の会計の処理との差と、税理士の業務との合い方を、導入の前に詰めてください(第4章)。
消費税・インボイスへの対応は、NetSuite SuiteTaxとはで解説しています。
Q7. NetSuiteとGLOVIA Oneは、どちらが安いですか
今の時点では同じ条件で比べにくい状態です。
NetSuiteはミニマム構成で月額20万円〜が出発点で、構成によって数百万円規模になることもあります。
GLOVIA Oneは、富士通の発表と製品ページに価格の記載が見当たりませんでした。
どちらも自社の構成で見積をとり、作り込み・移行・並べて使う期間も含めた5年の総額で比べてください。
NetSuiteについてよく受ける質問は、NetSuite導入でよく受ける質問30問と回答にまとめています。
まとめ|比べる前に、自社の方向と「標準」を決める
- 2026年4月、GLOVIAはGLOVIA Oneに統合され、マルチテナント型のクラウドになった
- NetSuiteとGLOVIA Oneは、どちらも作り込みを減らす方向。違いは何を標準とするか
- 日本の商習慣を標準で生かしたいならGLOVIA One、海外・グループを一つで見たいならNetSuiteが合いやすい
- AIは、NetSuiteは今ある機能と外部のAIとの接続、GLOVIA Oneは2026年度中のChat BIが柱
- いま旧GLOVIAを使う会社は、続ける・GLOVIA One・別の製品の3つを同じ物差しで比べる
- 作り込みは「見える化→整理整頓→Fit&Gap」で洗い、「標準に合わせる/開発する/残す」に分ける
「国産なら作り込める」から始めると、どちらを選んでも見積もりで驚きます。
まずは作り込みの一覧を、見える化から作り直してください。
その一覧が、GLOVIA OneとNetSuiteを比べる一番の材料になります。
もう少し詳しく知りたい方へ
旧GLOVIAを続けるか、GLOVIA Oneか、NetSuiteかの整理から、ご相談をお受けしています。
NetSuiteありき、乗り換えありきでは進めません。
- 移行を具体的に検討したい方:NetSuite – 基幹システムリプレイスサービス
- 実際の画面で見てみたい方:NetSuite無料デモのお申込み
- まずは相談したい方:お問い合わせ
GLOVIA・GLOVIA Oneの機能・価格・保守の相談は、富士通または販売パートナーにお問い合わせください。
ベンチャーネットは、GLOVIAの導入・運用の支援を行っていません。
両方の情報を並べて比べることが、精度の高い判断につながります。
