SEOとは検索エンジンで、上位表示してもらうために対策をすること。そして検索エンジンで上位表示されるために、知っておかなければならないのが、検索順位を決めるアルゴリズムです。

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Googleは世界で最も検索エンジンとして利用されていますが、その理由はアルゴリズムがとても優れているから。アルゴリズムの精度が高く、ユーザーが満足しているから選ばれるということなのです。本稿ではGoogle検索の仕組みとアルゴリズムについて解説をします。

検索結果は検索アルゴリズムでランキングされている

Google検索は、ロボット型の検索エンジンで、ウェブサイトの情報収集・インデックス・検索順位の決定まで、すべて自動的に行われています。そしてその中でも、検索順位の決定に深く関わっているのが「検索アルゴリズム」です。

検索アルゴリズムとは、ウェブサイトを評価するためのプログラムのことで、複雑な仕組みによって毎日検索順位を調整しているのです。また近年では、Googleの社員が手動で行っていた、検索アルゴリズムの微調整そのものをAIで自動化しており、ますます精度は高まりを見せています。

検索順位ごとのクリック率

なぜ検索順位で上位に入ると、大きな集客力となるでしょう。2017年にGoogleが公表した、検索順位ごとのクリック率を見れば明らかです。

1位 21.12%
2位 10.65%
3位 7.57%
4位 4.66%
5位 3.42%
6位 2.56%
7位 2.69%
8位 1.74%
9位 1.74%
10位 1.64%

1ページ目に表示されていても、10位ならたったの1.64%しかアクセスされないことから、どれだけ検索順位が大切かがわかります。ウェブサイトは作るだけではアクセスはほとんどなく、SEO対策で検索順位を上げなければ意味がありません。そしてSEOの目標とは、検索アルゴリズムに好まれるサイトの構造に最適化し、ターゲットにしているキーワード群で上位表示を目指すことです。

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Googleのベースにあるページランクの概念

Googleがアルゴリズムの最も基本として重要視しているのが「ページランク」と呼ばれる指標です。

特許取得済みで、世界中に公開されているものであり、かんたんにいうと「リンクが多いウェブページほど重要である」という考え方によるもの。たとえば趣味である釣りのブログを運営していたとして「釣った魚の種類の説明を補足するために、最適なページのリンクを貼る」などが該当します。つまり「リンク先のウェブサイトに、適切で信頼できる情報があった」として、リンクを人気投票のように考える仕組みです。

ページランクの考え方は、Googleの検索順位決定のためのベースで、今でも重要な指標の1つではありますが、それでも数百以上あるアルゴリズムの一部でしかありません。

200から300近いアルゴリズムが複雑に絡み合う

Googleの検索順位の決定には、ページランクを含めて200から300近いアルゴリズムが、複雑に絡み合ったうえで決定します。

またアルゴリズムの仕組みは、ブラックボックスのためにGoogleの担当者以外は知ることはできません。そのためウェブ担当者は、アルゴリズムを推測しながら、ガイドライン違反にならない範囲でSEO対策を行います。

手探りとはなりますが、Googleが公表している「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド」と「ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)」から、ある程度は推測ができるはずです。これらのガイドラインを理解すれば、Googleが考えている本来のSEOのあるべき姿と、ガイドライン違反について理解できるでしょう。

検索順位はキーワードごとに異なる

複雑なアルゴリズムによって決定された検索順位も、キーワードごとにまったく違います。

たとえばAというキーワードで1位を取っていたとしても、似ているBというキーワードでは圏外ということが多々あるでしょう。たとえ同じページであっても、キーワードの使われ方などで、評価が異なるのです。そのためたくさんのキーワードから、上位表示を狙うキーワードを定めて、1ページずつていねいにSEO対策をしていく必要あります。

検索順位は相対評価

検索結果は自社のサイトだけで判断されるのではなく、Googleにインデックスされているサイトの中で、相対評価されます。

そのため自社のウェブサイトに何の変更を加えていなくても、ライバルサイトがよいコンテンツを作成すると、相対的に検索順位が下がるというわけです。また反対に、自社のウェブサイトの評価が変わらなくても、ライバルサイトの評価が落ちることで、相対的に検索順位が上がることも。このように検索順位の変動には、アルゴリズムだけではなく、ライバルサイトの影響など、たくさんの要素が絡み合っています。

検索アルゴリズムのアップデート

検索アルゴリズムは、毎日少しずつテストが繰り返され、変更が加えられています。

とくにランクブレインと呼ばれるAIによる機械学習により、アルゴリズムの精度は飛躍的に向上。ですが軽微な変更だけでは、どうしてもユーザーのニーズにマッチできないため、アルゴリズムは定期的に大幅なアップデートが加えられるのです。

このようなアルゴリズムの大幅なGoogleのアップデートは、ほぼ毎年行われており、以下の変更がよく知られています。

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パンダアップデート

パンダアップデートとは、日本で2012年にリリースされた、低品質なコンテンツを上位表示されにくくするためのアルゴリズムです。過去に蔓延していた、リンクスパムだけで上位表示をしていたサイトや、自動生成されたサイトなどに対応するためのもの。低品質なサイトはユーザーの満足度を下げてしまうため、その問題を解決するために実行されました。

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ペンギンアップデート

ペンギンアップデートは、2012年にリリースされたアップデートです。リンクスパムなどを中心とした、ガイドライン違反をしているサイトを表示させないためのアップデートで、小手先のSEO対策をしていたウェブサイトが大きなダメージを受けました。2012年から段階的に厳しく変更が加えられており、2014年までに合計6回の更新が確認されており、その度に該当するウェブサイトは、大幅に検索順位を落としました。

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ベニスアップデート

ベニスアップデートとは、ユーザーが検索する場所に合わせて、最適な検索結果を表示するためのアップデートです。それまでは全国画一だった検索結果を、検索者の位置から、より最適な答えを提供するようになりました。

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ハミングバードアップデート

ハミングバードとは、文脈を理解して、より最適な検索結果を表示させるためのアップデートです。ペンギンアップデートやパンダアップデートとは異なり、質が高く関連性の高いウェブサイトを上位に表示させるためのもの。ハミングバードアップデートがリリースされてからは、キーワードと関連性のないウェブサイトは表示されにくくなりました。

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アルゴリズムに振り回されずユーザーだけを見る

ご紹介の通り、ユーザーに快適な体験をしてもらうために、Googleは絶えずアルゴリズムの変更を行っています。軽微なものから、大規模なものまで幅はあるものの、SEO対策に関わると、つねに揺れ動く検索順位に振り回されてしまうもの。

ちょっとした順位の低下でも動揺してしまうこともあるでしょう。ですがそこに振り回されず、Googleが掲げるガイドラインに沿って、ユーザーだけを見て誠実によいコンテンツを作り続ける以外に対策はありません。検索順位はウェブ担当者にとって重要ですが、短期的な順位変動に振り回されず、基本的なコンテンツの製作と改善を繰り返しましょう。