PCやスマホから検索する時に使う検索エンジンには、いくつもの種類があります。GoogleやYahoo!の検索を使う人が多いと思いますが、昔からのユーザーには、ニフティやGooなどの検索エンジンを好んで使う人も。ほかにも人によっては、Bingやバイドゥなどを使っている場合もあるでしょう。

ですがSEOの話題となると、まず99.9%の確率でGoogleの方向を向いた対策のことを指します。これはなぜなのでしょうか。それは検索エンジンの世界では、Googleのシェアが圧倒的に高く優位性が高いためです。

検索エンジンのシェアはGoogleが90%以上

いつもだれもが当たり前に使っている検索エンジンですが、そのシェアはGoogleが90%を握っています。正確には92.67%以上のシェアで、過半数どころかよほどの理由がない限り、検索ユーザーのほとんどがGoogleを使っているということ。

次点でMicrosoftが手がけるBingですが、それでも3.13%とごくわずか。残りの数%のためにSEO対策をするよりも、Googleを向いてSEOする方が効率的なのです。また他の検索エンジンも、Googleのアルゴリズムを模倣しているところがあります。そのためGoogle向けの対策をするだけで、ほかの検索エンジンでも上位表示しやすいのです。

本来であれば、検索エンジンのシェアが分散するのが理想ですが、しばらくは確実にこの状況が続くと予想されるため、現時点ではSEO対策=Google対策と考えて構いません。

検索エンジンの種類

ここまでの説明のとおり、基本的には検索エンジンとはGoogleのことと考えて間違いありません。ですが念のために、検索エンジンの種類についてかんたんに解説しておきます。

ロボット型検索エンジン

ロボット型検索エンジンとは、その名前の通りロボットが世界中のウェブサイトを巡回・解析し、検索順位をアルゴリズムによって自動的にランキングする方式です。数年前までは精度に問題があり、小手先のSEO対策がかんたんにまかり通ってしまうほどでした。ですが現在では、年々精度が向上しており、アルゴリズムだけではなくAIの登場により、ユーザーにより最適な情報を瞬時に提供できるほど成長しました。2019年現在、ほとんどすべての検索エンジンがロボット型です。

ディレクトリ型検索エンジン

過去にYahoo!が採用していた方式の検索エンジンで、すべて手動でサイトを分類するタイプです。クオリティの高いサイトだけを提供できることがメリットでしたが、現在では毎日数万以上ものサイトが生まれているため、運用が事実上不可能に。そのためディレクトリ型検索エンジンも、現在ではすべてロボット型へと移行しています。

Google検索

Googleが提供する検索エンジンです。

ページランクと呼ばれる、特許取得済みの独自のアルゴリズムをベースに、200以上もの指標を使って複雑に検索結果を決定しています。これらの指標の強弱や判定は、毎日変動しており、定期的に大幅な変更が発生する度に検索順位が大きく変わるのです。小手先のSEOが通じなくなっている理由には、この判定の精度の向上も起因しています。

ロボットのコンテンツを理解する能力が、それだけ高まっていることを意味し、AI学習によって今後はさらに加速していくはずです。また注目したいのは、ユーザーが検索している場所や検索の履歴から、人によって検索結果を変えているところ。たとえば都内で「内科」や「皮膚科」などを検索しても、遠く離れた市町村の病院は出てきません。近場の病院が表示され、過去に検索したことのある病院などは優先的に上位に表示されやすいのです。このように個人によって、優れた検索結果を返せるところが、Google検索が圧倒的に優れている点だといえます。

Yahoo!検索

かつては日本で一番利用者の多い検索エンジンでした。Yahoo!Japanが提供する検索エンジンですが、じつは現在ベースとなっているシステムはGoogle検索です。以前はディレクトリ型の検索エンジンを独自に運用していましたが、ウェブサイトの増加から、当時はライバルであったGoogleの検索エンジンを採用。Googleのシステムに、独自の表示結果を加えたものが現在のYahoo!検索で、2011年以降から採用されています。

Bing検索

BingはMicrosoftが提供している検索エンジンです。検索エンジンとしての精度はまだまだ悪く、そのことがシェアが伸びない原因のひとつなのかもしれません。ですがアメリカのYahoo!では、検索エンジンのベースとしてBingを採用しており、シェアも日本とくらべるとやや高め。今後の成長に期待したい検索エンジンです。

その他

NiftyやGooなど、日本国内にもさまざまな検索エンジンがあります。ですがどの検索エンジンも、ベースとして動いているのはどれもGoogleです。このように日本国内では、大小問わずほとんどの検索エンジンが、Googleで占められています。つまりそれほどまでに、検索エンジンの分野ではGoogleの一強が続いているのです。

GoogleとYahoo!の微妙な違い

同じGoogleの検索エンジンを使った両社の検索結果ですが、よく見てみると少しずつ違います。Yahoo!がGoogleの検索エンジンを採用しているとはいえ、メリットがなければ意味がありません。そのためYahoo!は、Googleのシステムをベースに、独自のカスタマイズをした検索結果を表示しています。

広告表示の違い

GoogleやYahoo!で購買や申込みにつながりそうな検索をすると、検索結果の上にいくつかの広告が表示されます。一見するとどちらも同じような広告に見えますが、Google検索であればGoogleの広告が表示され、Yahoo!検索であればYahoo!の広告が表示されるのです。どちらの広告も独自の審査・表示基準があり、似てはいるものの厳密には異なります。

表示されるサービスの違い

GoogleとYahoo!で「地名+天気」と検索すると、Google検索であればウェザーニュースから引用したGoogle独自の天気予報が表示され、Yahoo!検索ではYahoo!天気が表示されます。また店舗名などで検索すると、Google検索ならGoogleマップやGoogleマイビジネスが表示され、Yahoo!検索であればYahoo!ロコが表示されるのです。ほかにもYahoo!検索であれば、同社が提供するYahoo!ニュースやYahoo!知恵袋が、画像つきで優先的に強調されます。このようにYahoo!が、自社のサービスに結びつけるために、独自のカスタマイズを加えている点が、両社の検索結果の違いです。

今はGoogleに対するSEO対策だけで十分

Googleのほかにも、Yahoo!やBingなどの検索エンジンもありますが、ご紹介の通り、じつはほとんどの検索エンジンはGoogleの技術を採用。それぞれ独自の検索結果を返すための、カスタマイズはされてはいますが、検索のシステムのベースはGoogle検索です。

そのためGoogleを向いたSEO対策をしておけば、ほかの検索エンジンでも自動的に検索順位は上がります。まれにGoogleとYahoo!で検索順位が大幅に異なる場合もありますが、ほとんど誤差の範囲。ある程度時間が経てば、自動的に同じ順位に落ち着くはずです。

つまり現時点では、Googleに対するSEO対策をしておけば十分ということ。そしてGoogleに対するSEO対策とは、ユーザーのことを第一に考えたコンテンツを作り、それを正しい表記でGoogleに伝えることです。