ウェブサイト運営をしていると、なかなか思い描いたような実績が上がらずに、悩んでしまうシーンが度々あるはずです。そんなときに、ウェブサイトの管理者が考えるのが「大きな改善に着手すること」なのではないでしょうか。

SEO対策はこつこつとした施策の積み重ねであることを理解しているものの、成果がでないことから大幅に何かを変えるべきだと考えるのです。ですができればそこで、一度踏みとどまってもう一度考えてみてください。

SEO対策は長期の視点で考えなければならず、運営しているウェブサイトの検索順位がなかなか上がらない理由は、もしかすると些細な理由なのかもしれません。もう一度小さな取り組みから見直してみることも、SEOの大切な視点です。

ウェブサイトですぐにできる改善・修正から着手する

ウェブサイトの運営でなかなか成果が残せずに悩んだときに、まず試してほしいのは「今すぐにできる改善と修正から着手する」ということ。もう一度モニタでサイトを隅々まで眺めてみてください。

本当に既存の記事は訪れたユーザーが満足するコンテンツになっていますか?
ユーザーの検索意図からズレて、書き手目線の独りよがりなコンテンツになってはいませんか?
ユーザビリティが悪く、アクセスしたい情報へすぐにアクセスしづらい構造になっていませんか?

実際上記のことを考え少し眺めただけでも、改善できそうな箇所はすぐに見つかります。もちろん運営歴が長いことから、情報がまったく整理できていなかったり、利用しているソフトのバージョンが古く、そもそもウェブサイトの構造そのものに問題がある場合は別です。このような場合はウェブサイトの設計から見直して、ウェブサイト全体を最新のツールで大幅に改善・修正する必要があるでしょう。ですが通常であれば、そこまで大きな改修をするケースはよほどの理由がない限り必要ありません。

ウェブサイトのやるべき改善と修正は無限

ウェブサイトのやるべき改善と修正は無限に続きます。

SEOとは小さな努力の積み重ねです。ウェブサイト内の小さな要素の評価が積み重なり、最終的に評価されます。そのためにも、ユーザーに役立つためにコンテンツをつねに見直し、ライティングはもちろんのこと、内部リンクについても見直す必要があるかもしれません。

ウェブサイトのコンテンツに対して滞在時間が短く、直帰率が高すぎればユーザーは満足していません。

内部リンクもしっかりとクリックされているかをチェックし、そうでなのであれば見直すことも必要でしょう。また検索意図は日々変化していることから、時間の経過とともに修正が必要なこともあります。このように今のウェブサイトでできることはとても多くあり、サイト全体の大きな変更よりも小さな修正を優先すべきです。

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ウェブサイトの大改修は検索順位低下のリスクが高い

ウェブサイトの突然の大改修の問題は、何よりも検索順位の低下のリスクが高いことです。

それまで少しずつ改善し、評価されてきたウェブサイトが、テーマの変更や構造を大幅に変えることで、検索順位が大幅に下落する恐れがあります。

対象となりやすいのは、サイト全体のテーマ変更・ドメインの移設・URLの変更など。テーマの変更は内部のHTML構造が大幅に変わるため、評価が大きく変わる恐れがあります。ドメインの移設やURLの変更は、最も評価に影響を与える恐れのある変更なので、よほどのことがない限り避けるべきです。

新しいドメインやURLに評価を移すための「リダイレクト」と呼ばれる手法はありますが、評価のすべてが転送されるわけではありません。とてもリスクの高い改修のため、実行する場合は細心の注意と払い、順位の下落も想定したうえで取り組みましょう。なおカテゴリの構造を大幅に変えた場合も、評価に影響する場合があります。

少しの改善で評価されるコンテンツが眠っているケースも

コツコツとしたウェブサイトの改善と修正をおすすめしている理由のひとつに、「じつは少しの改善で評価されるコンテンツがある」場合があるからです。

たとえば記事タイトルの変更や見出しの改善、内部リンクの追加、ほかにも画像を追加して、altタグに説明文を入れるだけでも効果があるケースはよくあります。

せっかく評価されるまで、あと一歩の場所にいるのにも関わらず、大きな改修で評価を放棄してしまうのは、あまりにもったいないですよね。このように少しの改善で大きく評価が変わるのが、ウェブサイトのむずかしさであり、おもしろさでもあります。いずれにしても、ユーザーのことをつねに意識しながら、使いやすく分かりやすいサイトへ少しでも近づけましょう。

今日行った施策で、コンテンツの評価を高められる場合もあるかもしれません。

できること修正からコツコツはじめる

繰り返しになりますが、むずかしく考えずにできることからコツコツはじめるだけでも効果はあります。大切なのはユーザーの検索意図に答えながら、同時に検索エンジンに理解してもらうこと。この大原則を守りながら、運営サイトと向き合ってみましょう。ウェブサイトの課題点はいくらでも見つかるはずです。

修正と改善を繰り返すだけ

ウェブサイトの修正と改善を繰り返すだけで、かならずそのうち効果が現れるはずです。

修正と改善を試してみては、しばらく様子を見て効果を検証する。効果が出れば、別のコンテンツでも応用できないかを考えて水平展開を行う。効果がなければ、ほかのことを試す必要あるかもしれません。評価が落ちてしまったのであれば、以前の状態に戻してみて、順位が戻るか試してみることも必要です。

できることをすべてやりきり、それでも効果が出ないという場合は、リニューアルを含めた大きなテコ入れへと進んでください。ウェブサイトは規模に関わらず、つねに修正と改善の積み重ねです。

ウェブサイトの修正はサーチコンソールがヒント

ウェブサイトのどこを改善すべきかがわからないのであれば、サーチコンソールを活用しましょう。

サーチコンソールでは、サイト全体と個別のキーワード、個別のページごとの平均表示回数・平均クリック回数・平均CTR・平均順位を確認できます。この数値を分析すると、サイトに何が足りていないのか、なぜ評価されていないのかが理解できるはずです。

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平均表示回数と平均順位から読み取る

キーワードとページの平均表示回数と平均順位から、修正すべきキーワードとページを読み取れます。

「表示回数が多くはあるが、平均順位が低く、クリック数が低いキーワード・ページ」は、キーワードを拾っているものの、評価をされていないことが分かります。そのため拾っているキーワードを強化しながら、ユーザーの検索意図を汲み取りながら、そのページの修正を繰り返すことで、少しずつ評価を高められるでしょう。

平均順位と平均CTRから読み取る

平均順位がとても高いのに、平均CTRの低いキーワードやページがあれば、記事の内容は評価されていますが、記事タイトルやメタディスクリプションが魅力的でない恐れがあります。つまり記事タイトルとメタディスクリプションを、魅力的なものに修正することで、CTRを大幅に上げられるかもしれません。

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また逆に順位は低いのにも関わらず、CTRが高い場合は、Googleからの評価は低いものの、ユーザーが関心を持つ記事タイトルとメタディスクリプションであると考えられます。この場合は、記事内容をより洗練させることで、Googleからの評価とユーザーの指名クリックによる効果で、上位表示を早期に実現できる可能性が高いです。

サーチコンソールのデータだけでも、かなり改善箇所が見つかるはずなので、日常的にチェックしておきましょう。

SEO対策でチェックしておきたい項目

最低限チェックしておきた項目は以下の通りです。

最低限のチェックが終わっているのであれば、つぎのような分析を行います。ユーザーの検索意図を想像するだけでなく、サーチコンソールなどのツールも活用してください。

  • 記事タイトルの見直し
  • 記事内容の見直し
  • 表示回数は多いが順位の低い記事の見直し
  • 上位表示されているがCTRの低い記事の見直し(メタディスクリプションなど)
  • 1位ではないもののCTRが高い記事の見直し

修正に関して留意するのは以下のポイントです。特にSEO対策で重要なタグはしっかり確認しましょう。

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  • 改善に優先順位を付ける
  • 今すぐにできることから始める
  • 修正後はしばらく様子を見る
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