ウェブサイトに必要なSEO対策で重要なタグとは?メタキーワードとメタディスクリプション

ウェブサイトに必要なSEO対策で重要なタグ

コンテンツの作成では、正しいHTMLを使用することが大切であることがわかりました。Googleをはじめとする、検索エンジンにページの正しい構造を伝えるためです。ですがユーザーと検索エンジンに正しい情報を伝えるべきHTMLは、じつはmetaタグと呼ばれる表示されていない領域にもあります。

本稿ではウェブサイトの情報を、ユーザーと検索エンジンの両方に伝える、metaタグについてのわかりやすい解説です。設定しない管理者も多いのですが、小さな要素でも大切なものですから、かならず設定しておきましょう。

目次

metaタグとは

metaタグはウェブサイトには表示されないため、ユーザーがサイト内で見ることはありません。

つまり検索エンジンに対して、サイトやページの内容を伝えるための情報で、適切に情報を記載できれば、検索結果でユーザーの興味を惹けます。また直接は関係ないとはされていますが、サイト内で重要視しているキーワードを、検索エンジンに伝える手助けとなる役割も。

一見するとあまりの効果のないように思えるmetaタグの設定ですが、じつは意外なほど重要です。SEOに精通した方であるほど、metaタグの表記にこだわる人も少なくありません。なおmetaタグには、大きく分けてつぎの2つがあります。

どちらかというと、メタディスクリプションの方が重要ですが、メタキーワードも忘れずに設定しておきましょう。

メタディスクリプション(meta discription)を設定する

メタディスクリプションとは、HTMLのmeta discriptionタグのことを指し、そのウェブサイトの概要を説明するためのタグです。ユーザーはサイト内でメタディスクリプションを見ることはありませんが、代わりに検索結果に表示されます。

そのため記事タイトルと合わせて、読みたくなるような魅力的なメタディスクリプションを設定しておくと、ユーザーを呼び込むきっかけとなるでしょう。meta discriptionタグは、内のセクションにの「テキスト」の部分に書き込みます。

メタディスクリプションをどう書くか

メタディスクリプションは、Googleの検索結果に表示できる最大文字数132文字に合わせるため、100文字前後で記述します。Googleの仕様変更により、倍の文字数にまで変更されたこともありますが、基本は100文字前後とおぼえておくとよいでしょう。

内容は検索結果を見ている人に向けて、そのページがどんなトピックについて書かれているのか、どんな情報が得られるのか、読むとどうなるのかを教えてあげます。あまりにも事務的でそっけない文章や、キーワードの羅列ではいけません。読む人に対して、語りかけるように、そのページの価値を知らせてあげるのが役割です。

ユーザーは当然ディスクリプションの先頭から読み始めるため、できるだけ先頭部分に狙っているキーワードを入れていおくと効果的でしょう。検索キーワードと一致するディスクリプションの言葉は、太字で表示されるためにユーザーの興味を惹けます。

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メタディスクリプションは検索順位には影響しない

メタディスクリプションは、どれだけていねいに書き込んだとしても、検索順位に直接の影響を与えるものではありません。また検索キーワードやGoogleが自動的に判断した場合には、メタディスクリプションを無視してページの本文から抜粋することもあります。そのため「メタディスクリプションを設定するのは意味がない」と考える人も少なくありません。

ですがそれでもメタディスクリプションは、設定しておくことを強くおすすめしておきます。

メタディスクリプションが間接的に検索順位に影響する理由

メタディスクリプションを設定しておくべき理由は、間接的ですが検索順位に影響する可能性があるためです。Googleは検索結果からユーザーがサイトに訪問したあとにい、コンテンツを読んでいるときの、クリック率直帰率・時間・行動などを把握しているといわれます。

そしてメタディスクリプションが重要なのは、検索結果でのクリック率を上げられる可能性があること。たとえば運営サイトが3位にいるとして、メタディスクリプションが非常に魅力的で、1位や2位のサイトよりも優先してクリックされていると評価されます。Googleは「3位のサイトの方がユーザーの検索意図にマッチしているらしい」として、2位、1位と順位を上げてくれる可能性あるのです。

もちろん100%当てはまるわけではありませんが、それでも1%でもクリック率を上げられるのであれば、迷わず設定しておくべきでしょう。そのページだけではなく、全ページでクリック率を1%上げられるだけで、大きな違いとなります。記事数が増えて、アクセス数が増えれば増えるほど、その1%が違いを生むことになるはずです。

メタキーワード(meta keyword)を設定する

metaタグには、メタディスクリプションの以外にも、メタキーワードがあります。メタキーワードは、そのウェブサイトでターゲットにしているキーワードをGoogleに伝えるもので、表記ゆれや認識のズレを減らすもの。

記述方法は内のセクションに、と設定してください。

設定するキーワード数に指定はありませんが、一般的には3〜5つ程度が望ましいとされています。もちろんメタキーワードに、キーワードを詰め込みすぎると、スパム判定されてペナルティの対象にもなる恐れがあるのでやめましょう。メタディスクリプションと違って、検索結果上でもユーザーが見ることはないシステム上のmetaタグです。

メタキーワードは検索順位に直接影響しない

2019年現在では、メタキーワードを記述しても、記述しなくても、検索順位に直接の影響を与えるものではありません。かつては検索順位に影響する、重要なタグでしたが、ウェブサイトの運営者のスパム行為によって評価対象外となった歴史があります。

またほかにも、Googleの文章解析能力・読解力の精度が高まったことで、メタキーワードを設定しなくても、正確にコンテンツ内容を理解できるようになった、という理由もあるでしょう。ですがGoogleはつねにアルゴリズムの内容を変化させていることから、いつメタキーワードが評価の対象に戻るかはわかりません。

Googleはアルゴリズムの変更について、あまり言及することはありませんから、突然なんのアナウンスもなく、評価対象に含めることはじゅうぶんにあり得ます。そのときにあわてて設定しなくてもいいように、かならずメタキーワードを記入しておきましょう。設定していて不都合なことはなにもありません。

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SEOは小さな作業の積み重ねで違いを生む

metaタグの設定は効果が小さいように感じられ、あまり意味がないように感じるかもしれません。そのため軽んじられることも多いですが、このような細かい設定の積み重ねが、最終的には違いを生む違いとなるものです。

SEOはコンテンツを評価してもらい、検索順位を上げることが目的ですよね。

ですがSEOの本来の意味は「検索エンジン最適化=検索エンジンにウェブサイトの情報を正しく伝える技術」です。

本来の意味に立ち返ると、小さな施策でも一つひとつをていねいに取り組み、正しくウェブサイトを評価してもらい、結果的に検索順位を上げてもらうことだといえます。

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