EloquaをはじめMAツールの運用にあたって、一般的にKPIとなるのがメールの開封数やクリック数、そして資料ダウンロード数やセミナーの申込み数などです。
しかしこれ以外に、「Cookieが紐づいているコンタクト数」をKPIとするケースもあります。
今回はこの「Cookieがコンタクトと紐づく」とはどういうことなのか、そしてどのように確認すればよいかについてご説明します。

「Cookieがコンタクトと紐づく」とは?

Eloquaをはじめ一般的なMAツールでは、導入時にウェブサイトにトラッキングスクリプトを設置します。
トラッキングスクリプトが設置されたウェブサイトをユーザーが訪問すると、そのユーザーのブラウザにCookieが設定され、IDが付与されます。
すると、そのサイトをいったん離脱して、もう一度訪問すると、付与されたIDから同じ人物がウェブサイトに訪問してくれた、と認識されます。

これだけでは名前もわからない誰かが2回ウェブサイトに訪問してくれた、ということしかわかりません。
しかし、Cookieがコンタクトと紐づけば、誰がどのページを閲覧したかがわかります。

通常、Cookieがコンタクトと紐づくには、コンタクトが次のいずれかのアクションを起こすことが必要です。
・Eloquaから送信されたEメール内のリンクをクリックする
・Eloquaで作成されたフォームを送信する

これらのアクションによって、Eloquaに登録されたコンタクト情報と、コンタクトのブラウザに設定されたCookieとが紐づいた状態になり、コンタクトがウェブサイト内のどのページを閲覧したかがわかるようになります。
そうすれば、スコアリングにおいて、特定のページを閲覧したなどの条件でスコアを付与することができるようになります。

「Cookieが紐づいているコンタクト数」をKPIにする意味

KPIとしては、もちろん資料ダウンロード数やセミナー申込み数など、より最終的なゴールに近い指標のほうが重要です。
しかし、MAツールの運用をはじめたばかりの段階では、なかなかこれらの数値が目指す水準に達することは難しい場合があります。
そうした運用初期の段階においては、どれだけのコンタクトがアクティブな状態なのか、ページ閲覧状況を確認できる状態にあるのか、というのはMAツール運用の1つの指標として活用しやすいといえます。

EloquaでコンタクトとCookieが紐づいているかを確認する方法

Eloquaでは、コンタクトと紐づいていない状態の名無しのユーザーを「訪問者(Visitor)」と呼びます。
そして、コンタクトとCookieが紐づいている状態のことを、「訪問者プロファイルあり」と呼んでいます。
セグメント機能において、「フィルタ基準」を選択すると、「訪問者プロファイルあり」というフィルタが用意されています。
このフィルタに該当するコンタクトは、Cookieが紐づいているということになります。

ただし、訪問者プロファイルには120日という期限が設定されています。
一度コンタクトとCookieが紐づいても、その後120日間アクティビティがない状態が続くと、「訪問者プロファイルなし」つまりCookieが紐づいていない状態になってします点には注意が必要です。