Oracle Eloquaはコンタクト数によって利用料金が異なります。
そのため、ある程度の期間利用していると、「登録しているコンタクト数が契約の上限に近づいてきた・超えてしまったので、不要なコンタクト情報を削除したい」というケースが出てきます。
このとき、コンタクト情報自体はもちろん削除されるのですが、コンタクトに紐づくさまざまな情報はどのように取り扱われるのかについてご説明します。
コンタクトに紐づく情報
コンタクト情報とは、Eメールアドレスをはじめ、会社名、氏名、住所など各コンタクトフィールドに登録した情報です。
コンタクトの削除で上記の情報は当然削除されますが、このほかにコンタクトに紐づく情報として以下の情報があります。
・プリファレンス(グローバル登録/登録解除、各Eメールグループ登録/登録解除の情報)
・Eメールアドレスステータス(Eメールアドレスの有効/無効)
・バウンスバック履歴
・リンクしたカスタムオブジェクトレコード
・アクティビティ履歴(Eメールの開封、クリックなど)
・共有リストのメンバーシップ
コンタクトを削除しても残るデータ
上記のコンタクトに紐づく情報のうち、コンタクトを削除しても残るデータは次の通りです。
・プリファレンス(グローバル登録/登録解除、各Eメールグループ登録/登録解除の情報)
・Eメールアドレスステータス(Eメールアドレスの有効/無効)
・バウンスバック履歴
・リンクしたカスタムオブジェクトレコード
削除したコンタクトを再登録した場合
削除したコンタクトを再登録した場合、
・プリファレンス(グローバル登録/登録解除、各Eメールグループ登録/登録解除の情報)
・Eメールアドレスステータス(Eメールアドレスの有効/無効)
・バウンスバック履歴
については、引き続き紐づけがされた状態になります。
例えば、削除前にグローバル登録解除されていたコンタクトは、いったん削除したあとに再登録しても、グローバル登録解除のままです。
・リンクしたカスタムオブジェクトレコード
については、カスタムオブジェクトレコード自体は残りますが、コンタクトとカスタムオブジェクトレコードのリンクは、コンタクトの削除時に消えてしまいます。
そのため、いちど削除したコンタクトを再登録しても、カスタムオブジェクトレコードのリンクは復元されません。
コンタクトを削除すると残らないデータ
・アクティビティ履歴(Eメールの開封、クリックなど)
・共有リストのメンバーシップ
は、コンタクトを削除するとあわせて削除されます。
いちど削除したコンタクトを再登録しても、削除前のアクティビティ履歴が再度コンタクトに紐づくことはありません。
インサイトレポートでのアクティビティの扱い
コンタクトを削除するとアクティビティ履歴は削除されますが、インサイトレポートでは「Deleted Contact」のアクティビティとして確認することができます。
コンタクトの履歴としてのアクティビティ情報が削除されるだけであり、Eメールの開封数、クリック数などとしては記録は残りますので、こうしたレポートには影響しません。