フォーム通過率アップのためにやってはいけないNGパターン3つ

フォーム通過率アップのためにやってはいけないNGパターン3つ

イベントやセミナーの集客からフォローを行うのにMAツールを活用されている企業は多いと思います。
その際、集客時の申し込みフォームやイベント後のアンケートフォームなど、フォームを活用する機会があります。
より多くのリードに申し込みをしてもらったり、アンケートで有益な情報を得たり、フォームは非常に重要な役割をもっていますが、あまりよく考えずになんとなく設置してしまっているケースが見受けられます。
いくらメールの開封率やクリック率を改善しても、最終的にフォームがある場合には、フォームを送信してもらわなければ意味がありません。
そこで今回は、フォーム通過率をアップさせるためにやってはいけないNGパターン3つをご紹介します。

目次

入力項目が多すぎる

フォームの入力項目が多すぎると、それだけ入力のハードルが上がります。
しかし、なんとなく他のフォームと同じ入力項目にしてしまっているのか、あるいはあれもこれもと関係者が聞きたい情報をすべて追加してしまっているのか、ものすごい数の入力項目があるフォームをしばしば目にします。

例えば多くのフォームでは住所を入力する項目がありますが、セミナーやイベントの申込みに本当に細かい住所が必要でしょうか?
住所によってフォローを担当する営業が異なるという場合でも、都道府県単位で割り振られるなら都道府県のみを聞けばよいですし、あるいは住所ではなく郵便番号のみを聞くという手もあります。
「その項目を聞いて何に使うのか」という視点で、本当に必要な入力項目に絞り込むようにしましょう。

また、「そのタイミングで聞く必要があるのか」という視点も重要です。
例えば、製品の導入検討状況などのアンケート的な項目は、申し込み時に聞かなくても、アンケートフォームや、セミナー後にインサイドセールスが電話でフォローを入れた際に聞いてもよいはずです。
まずは申し込みをしてもらって接点を持つということを重視するならば、そのために不要な項目はできるだけ削ってしまいましょう。

フォームにたどり着くまでに何クリックも必要

次に、意外に見落としがちなのがフォームにたどり着くまでの手間です。
最も理想的なのは、メールからランディングページに遷移したら、そのページ内にフォームが設置されていることです。
この場合は、メールからワンクリックでフォームにたどり着けます。

メールからランディングページに遷移して、そこからもうワンクリックでフォームに遷移するという場合が最もよく見るパターンかと思います。
イベント管理システムとフォームが連動しているなど、どうしても技術的にランディングページ内にフォームが設置できない場合には仕方がないですが、できればランディングページ内にフォームを設置できるとベストでしょう。

たまに見かけるのが、フォームにたどり着くまでに3クリック以上必要な場合です。
これはさすがにユーザーの使いやすさという点で問題ですので、早急に改善することをおすすめします。

フォーム入力しやすくなるような補助機能がない

最後に、フォームの入力にストレスがかかるような状態になっていないかチェックしましょう。

例えば、電話番号の項目で半角しか受け付けないなら、全角で入力されたら半角に自動で変換されるようにするなどして、できるだけユーザーの手間をなくします。
なんの注意書きもなしに、送信ボタンを押してから「半角で入力してください」とアラートが出るのはユーザーにはストレスです。

プレースホルダーで入力例を示して入力内容をわかりやすくしたり、アラートは送信ボタンクリック時ではなく入力時に表示するようにするなど、できるだけ手間なくストレスなく入力できるフォームにすることがおすすめです。

次の図は入力しやすいフォームの一例です。ぜひ参考にしてみてください。

ご利用中のフォーム作成ツールによって、対応できる場合とできない場合、あるいは対応できるがカスタマイズの手間がかかる場合など状況が異なると思います。そのフォームの重要度(どれだけの流入が見込めるのか、最終的な成果へのインパクトがどれだけあるのか等)を考慮したうえで、可能な範囲で対応することをおすすめします。

入力しやすいフォームの例

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この記事を書いた人

株式会社ベンチャーネット 取締役
Oracle Eloqua Implementation Specialist/Salesforce Certified Pardot Consultant

Oracle Eloquaを中心に、これまでに15社のマーケティングオートメーションの導入・運用支援を行っています。

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