こんにちは。RPAエキスパートの笹谷です。今回はWinActorで作成したシナリオを自動で定期的に実行する方法を紹介します。

WinActorのシナリオで行う業務は定期的に行うものが多いと思います。この記事を参考に、起動と実行も自動化することで、定期的な業務を完全に自動化することができます。ステップとしては以下になります。慣れている方はステップ1を飛ばしても構いません。

  1. シナリオ実行のショートカット作成
  2. タスクスケジューラを使って自動実行を設定
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ステップ1:シナリオを実行するためのショートカットを作成する

ダブルクリックで起動・実行させるために、まず起動ショートカットを作成します。
「設定」→「起動ショートカットを作成」を選択します。

実行したいシナリオを選択し、「起動後に実行」「実行後に終了」の両方にチェックを入れます。

ファイル名を入力して保存します。

ステップ2:タスクスケジューラを用いてWinActorシナリオを自動実行する

作成したショートカットを自動で実行するには、Windowsの標準機能である「タスクスケジューラ」を用いてシナリオ実行します。
まず、検索を使ってタスクスケジューラを起動します。

次に、「タスクの作成」をクリックして新規作成します。

名前を入力します。もし共用パソコンであれば説明欄も記入すると親切です。

トリガーを新規作成します。どのような条件でタスクを実行するかを選択できます。
ここでWinActorのシナリオを毎日実行したり、ログオン時に実行するといった設定が可能になります。

次に、操作をクリックしてタスク開始時の操作を設定します。
ここで、先ほど作成したショートカットを右クリックし、プロパティを選択すると、下のようになっていると思います。

ここのリンク先を使用します。今回ですと、以下のリンク先になっています。
C:\Users\owner\Desktop\WinActor\WinActor.exe -f “C:\Users\owner\Desktop\GoogleMaps口コミ.ums6” -r -e
このうち、「C:\Users\owner\Desktop\WinActor\WinActor.exe」をプログラム/スクリプトに入力します。
「-f “C:\Users\owner\Desktop\GoogleMaps口コミ.ums6” -r -e」を引数の追加に入力します。
こうすることで、WinActorを起動した後、任意のシナリオを開き、シナリオ実行します。その後、シナリオ完了後にWinActorを終了するという流れになります。
入力が終わりましたらそれぞれOKをクリックします。

「プログラム/スクリプト」:WinActorのファイルパス
「引数の追加」: -f “シナリオファイルパス” -r -e


最後に、作成したタスクが追加されていることを確認してください。

引数の追加については以下の表になっております。
(WinActor簡易マニュアル p.19より)

一連の流れは動画でも解説しております。

WinActorを自動実行するときに注意すべきポイント

ここでは陥りやすいポイントと対策について解説します。

WinActor実行中は操作しない

WinActorは裏方のプログラム動作ではありません。あなたに代わってPCを操作するロボットだと思ってください。その際、タスクスケジューラを使って自動実行した際にあなたがPCを操作すると誤作動につながります。例えば、ログオン時動作設定しているのなら、ログオン後しばらくは触らないといった対処が必要です。
おすすめはWinActorシナリオ実行パソコンを用意して、基本的に触らないという管理方法です。この場合、PCのスリープ設定なども併せてオフにしておくことで、思わぬトラブルを避けることができます。
また、基本的にWinActorの複数シナリオ実行はできないので、シナリオ実行がかぶらないように注意してください。

起動が安定しない時はショートカットをVBSファイルで保存

実行環境によってはタスクスケジューラの動作が安定しない場合がございます。その場合は起動ショートカットをVBSファイルで保存しましょう。その後、VBSファイルをタスクスケジューラで指定します。この場合、引数の設定は不要ですので、シンプルに作成することができます。

シナリオファイルパスの変更に注意

タスクスケジューラでは元のシナリオのファイルパスを参照して実行しますので、元ファイルの名前を変更したり、場所を変更した際はタスクスケジューラのなかのファイルパスを変更する必要があります。VBSファイルで保存した際は「右クリック」→「編集」からファイルパスを変更します。