笹谷
RPA技術者検定エキスパートの笹谷です。

RPA導入・運用にあたって、コストの問題は避けることができません。
近頃は様々なRPAソフトがリリースされており、費用も無料で使えるものからライセンス費用が高額なものまでバラエティ豊かに存在します。

今回は、「ビジネス利用可能なRPAフリーソフト」という観点から、RPAソフトを3つ紹介します。
重視したポイントは以下の通りです。

  • 導入コストがかからず、月額コストも不要
  • 知名度があり、信頼性がある
  • 業務使用に耐えうるほどの機能の充実さ

Microsoft Power Automate Desktop


RPAフリーソフトを検討した時、まず筆頭候補に挙がるのは「Microsoft Power Automate Desktop」になります。
こちらはWindows10ユーザーであれば無償で利用でき、機能も豊富で操作しやすいUIになっております。
現在は公式サイトからダウンロードできます。今後Windows10で標準インストールされることを考えると、無償利用できるRPAのみならず、RPA全体のシェアも今後伸ばしていく可能性が高いです。

日本でのシェアNo.1であるNTTアドバンストテクノロジ社製のWinActorと比較しても遜色ないほどの性能ですので、RPAを検討する方全員が検討すべきツールといってもよいでしょう。
こちらも併せて参考にしてください。

遂にMicrosoftもRPA参入!Power Automate Desktopの導入方法・特徴まとめ
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UiPath Studio Community Edition


世界有数のシェアを誇るUiPathは、無償で利用できるバージョンがあります。
ただし、利用できるユーザーは以下の制限があります。

  • 個人ユーザー
  • 250台未満のPCまたは250人未満のユーザー、かつ年間売り上げが500万ドル(約5.5億円)未満の企業

(公式サイトのライセンス条項より)
つまり、無償で利用できるのは中小企業に限られてくるというわけです。

ただ、上記に該当する方であれば、有償版と同様に使えるUiPath Community Editionは有力な選択肢に入ります。
「Microsoft Power Automate Desktop」と異なる特徴として、リリースされてから歴史があるため、ウェブ上に多くのノウハウがたまっていることです。

自社で抱えている課題や自動化したい業務内容に似たシナリオがあれば、一から開発する必要がありません。
また、豊富な学習コンテンツがあるので、学習コストが低いのも特徴の一つです。

Automation Anywhere Community Edition


同じく世界有数のRPAであるAutomation Anywhereにも無償版があります。
こちらもユーザーに制限があります。

  • 個人ユーザー
  • 250台未満のPCかつ250人未満のユーザー、かつ年間売り上げが500万ドル(約5.5億円)未満の企業

ほとんどUiPathと同じ条件です。

そして、UiPathと同じように、上記対象ユーザーであればフル機能版が無償で使えるという特徴があります。
中小企業への無償提供はUiPathとAutomation Anywhereならではの特徴といえるでしょう。

無償でも信頼できるソフト・サービスを

これまで3つのRPAフリーソフトを紹介してきましたが、ポイントとなるのは「すでにユーザーを多く抱えており、信頼できるサービスである」という点です。
RPAソフトウェア・サービスはたくさんリリースされていますが、せっかく自社の業務を自動化しても、ソフトやサービスが不安定であったり、サービス自体が終了してしまっては元も子もありません。
RPAを検討するにあたっては、ソフト・サービス自体の機能性に加えて、提供するベンダーやサポート会社の信頼性という観点からも考える必要があります。