Salesforce Pardot(パードット)とは?そののメリット・デメリット

Salesforce社と言えばSales CloudなどのSFA/CRMのイメージが強い会社ですが、近年はMA(マーケティングオートメーション)ツールの分野でも認知度が高まってきました。それがPardot(パードット)です。

目次

Salesforce Pardot(パードット)とは

Salesforce Pardotは、Salesforce社が提供するマーケティングオートメーションツールです。日本語での読み方は「パードット」です。
元々はアメリカで2007年に設立されたPardot社の製品でしたが、2012年にExactTarget社に買収され、さらに翌2013年にSalesforce社がそのExactTarget社を買収したことで、Salesforce社の製品となりました。
Salesforce社の主力製品であるSalesCloudと一体となって利用されるケースが多いですが、近年ではPardotの機能面も改善が続けられており、BtoB企業がMAツールを選定する際に選択肢として挙げられることの多いツールとなっています。

Pardotの特徴・メリット

SFAとの連携

Pardotを提供しているSalesforce社といえばやはりSFAです。そのため、Pardotに関しても、SFAとの連携が重視されており、連携によってその真価を発揮するようになっています。Salesforce社自身がマーケティング・営業活動のモデルとして採用している「The model」では、マーケティングからインサイドセールス、フィールドセールス、そして受注後のカスタマーサポートまで一貫した連携を重視しており、まさにそれを体現したツールと言えます。
MAツールの最終的な成果は売上への貢献であり、そのためには営業部門との連携は欠かせませんから、これは大きなメリットと言えるでしょう。

下記はSalesforce社が提供しているPardotのデモ動画ですが、こちらでも、営業部門との連携が強調されています。

シンプルな操作性

上でご紹介した動画でも実際のPardotの画面が出てきますが、そのシンプルな操作性はメリットと言えるでしょう。Eメールやランディングページ、フォームといったコンテンツを簡単に作成することが可能です。
また、マーケティング施策の自動化には「Engagement Studio」と呼ばれる機能があり、こちらもシンプルな操作で一連の流れを自動化することが可能になっています。

Pardotのデメリット

SFAとの連携が前提

メリットでご紹介した通り、Pardotの魅力はSFAとの連携にあります。その反面、Pardot単体で利用する場合には、注意が必要です。
例えば、レポート機能などはSFA側が非常に充実しており、そちらと連携してデータ分析を行うことが前提になっているため、Pardot単体で細かい分析を行うにはやや難しい部分があるかもしれません。
すでに他社のSFA/CRMを導入している・今後もしばらくはSFAの導入予定はないなど、Pardot単体での利用を検討している場合は、自社で行いたい施策にPardot単体でも対応可能なのか、確認する必要があります。

Pardot導入・運用で失敗しないために

Pardotで成果を出すためには、やはりSalesforce社のSFAとの連携が重要です。基本的にはSFA連携を前提とした導入・運用をおすすめします。
また、ツールを連携させるためだけでなく、それをうまく機能させるためには、組織としても営業部門とマーケティング部門の連携が必要になってくるということを踏まえて導入を検討いただければと思います。

Salesforce社のパートナーである株式会社ベンチャーネットでは、Pardotの導入・運用に関する各種サービスをご提供しております。Pardotに関してお困りの方は、ぜひPardot導入・運用サポートに関するお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
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この記事を書いた人

株式会社ベンチャーネット 取締役
Oracle Eloqua Implementation Specialist/Salesforce Certified Pardot Consultant

Oracle Eloquaを中心に、これまでに15社のマーケティングオートメーションの導入・運用支援を行っています。

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