Webサイトを運営していると、よく耳にするSEOという言葉、日本語では検索エンジン最適化と訳されます。一般的にはGoogleの検索エンジンで、上位表示されるための施策を指した言葉ですが、大きくブラックハットSEOと、ホワイトハットSEOに大訳されています。

では、ブラックハットSEOとは一体どんな施策なのか、いまいちぴんとこない方も居るかと思います。この記事では、ブラックハットSEOとはなにか、どんなSEO対策なのか、メリットやデメリットはあるのか、について解説していきます。

ブラックハットSEOとは?

どんなに素晴らしいサイトを運営していても、そのユーザーに見つけられなければ、意味がありません。なるべく多くの方の目に留まるように、クリエイターやメデイアが、日々様々な取り組みを行っています。

ブラックハットSEOは、SEO手法の中でも「目に留まる」ことに重きをおいた手法です。

例えば、「料理、食べる、お店」というキーワードで検索したとしましょう。

Googleなどの検索エンジンがそのキーワードをもとに、世界中にあるWebサイトから一致するものを選別して表示してくれます。その時に、ブラックハットSEOを施したコンテンツで上位表示させ、そのページへのトラフィックを、増やす事だけを追求しています。

ブラックハットSEOの具体的なやり方

ブラックハットSEOの具体的なやり方には数多くありますが、主に以下のようなテクニックがあります。

  1. 被リンクの大量設置やコピーコンテンツ
  2. 隠しテキストや隠しリンク
  3. キーワードを不自然に詰め込んだ文章
  4. 検索エンジン向けの特別なページを表示

このように様々なやり方がありますが、この中でも、最も代表的なブラックハットSEOのテクニックが「被リンクの大量設置」でしょう。

これは、多くのリンクを貼られているページほど、検索上位に表示するという、検索エンジンのアルゴリズムを利用して、ページの順位をつり上げようとするものです。

ブラックハットSEOのメリット

ブラックハットSEOは短期的にみれば、ある程度の利益は上がるかもしれませんが、いずれ競合サイトに抜かれる可能性があります。また、検索エンジン側でペナルティを受けてしまう可能性が非常に高いです。それでも試してみたいと思う方に、ここではブラックハットSEOのメリットについて、いくつか紹介します。

短期間で上位表示可能

先ほどにもあったように、被リンクの重要性は、SEOを長年使ってきた人たちが認めています。

通常、狙ったキーワードで上位表示を狙おうと思ったら、質の良いコンテンツを沢山作り、内部リンク同士を繋げて、強いサイトをコツコツ作る事で上位表示を狙いますよね。ですが、この方法だと時間と手間がかかりますが、ブラックハットSEOであれば、時間と手間をかけずに、短期間で上位表示を狙う事が可能です。

また、検索エンジン側がサイトの価値を測る基準の1つとして、間違いなく採用している部分もあります。

競合サイトに勝てる可能性もある

競合が激しい検索キーワードでは、上位にランクインしている大半のサイトを、企業が運営しているので、上位表示を狙うには個人サイトでは困難です。

また、新規でドメインを取得し、一からサイトを運営していくとなれば、ある程度アクセスを集めるのに、最低でも数ヶ月の期間を要します。SEO対策の知識が全くなければ、最初の1年間はほとんど成果が上がらない事もあるほどです。

しかし、被リンクなどにより検索エンジンからの評価を、高めておく事ができれば、運営を始めてから数日で、検索上位に表示されることも珍しくありません。通常であれば、長い年月かけないと追い抜けないような、巨大サイトに勝てる可能性もあります。

ブラックハットSEOのデメリット

これらの事から、ブラックハットSEOを使えば、短期間で上位に表示するだけでなく、競合サイトにも勝つ事できるなど、様々なメリットがあります。しかし、ブラックハットSEOを使う事で、数々のデメリットがあるのも事実です。では、どのようなデメリットがあるのでしょうか?いくつかピックアップしましたので、紹介します。

サイトの評価が下がる

Googleのアルゴリズムに反した運営をしているため、時間が立つとサイト全体の評価が下がり、結果的には上位に表示されにくくなります。

現在は、質が良いリンクのみが、SEO上のプラスの効果を発揮するようになり、質が良くないサテライトサイトからのリンクは、効果が薄くなっているのです。また、検索エンジン側がブラックハットSEOを見つけた場合、問答無用でそのサイトの評価が下がり、最悪の場合検索圏外に飛ばされるかもしれません。

そして、1度ペナルティを受けたサイトの評価を取り戻すには、かなりの労力と時間がかかってしまいます。

コストがかかり効率が悪い

現在では、ペンギンアップデートによりSEOスパムに対して、厳しく取り締まられるようになりました。

そのため、1つのサテライトサイトから張ることができるリンク数が減り、さらにリンクの質を高めるために、サテライトサイトのコンテンツの質にも注意しないといけません。つまり、IP分散サーバーやレンタルサーバー等の料金、中古ドメインや新規ドメイン等の料金、メインサイトとサテライトサイトに入れるコンテンツ料金と、コストがかかります。

そして、中古ドメインを使用してサイトを運営する場合、多額の金額で譲り受けるため、それなりに費用がかかるのです。また、ペナルティを課せられるリスクが非常に高くなったため、ブラックハットSEOは効率が悪い対策となっています。

ペナルティ大きな被害を受ける

GoogleエンジンによりSEOスパムと判断されると、ペナルティを課せられてしまい、インデックスから消去されたり、検索順位が下がるといった事があります。

つまり、サイト全体の評価が下がる事で、悪質なサイトを運営していると判断され、その記事やサイト自体が、Googleの検索エンジン上からインデックスが消去されるのです。そうなってしまうと、検索エンジンからなくなるだけでなく、サイトの利益性が大幅に減少してしまうので、注意してください。

しかし、アフェリエイト事業などで、複数のメインサイトを所有しており、ペナルティを受ける事を前提に、ブラックハットSEOで短期間に稼ぎ切るのであれば、戦略の1つです。ですが、1つのメインサイトを利用して集客を行う場合、ペナルティのリスクには十分に警戒してください。

この場合、手動ペナルティ自動ペナルティ、共に受ける可能性が高いです。

まとめ

上記でもあるように、ブラックハットSEOにはメリットもありますが、デメリットがあるのも事実です。

以前に比べて、ペンギンアップデートにより、ブラックハットSEOの効果が薄れつつあり、その傾向はアルゴリズムアップデートで、一層加速する可能性があります。

※以前、ブラックハットSEOが全盛を極めていた時代に対策として出されたのがペンギンアップデートです。現在ではこちらのアプデは既に自動化されているといわれています。自動化されているということは、常にアプデの状態であり、成果を出すのが困難な状況です。代替として、中古ドメインを取得し設置初期の一定期間だけ対応する手法のみ現在は行われているのがほとんどです。
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そのため、ブラックハットSEOは、すでに消えつつあるSEOのテクニックですが、未だにブラックハットSEOの手法を使っている、サイト運営者が根強くいます。

確かに短期間にアクセスを伸ばす効果はありますが、後々ペナルティを受けることを考えると、決して有効な手段とはいえません。サイトを訪れたユーザーのためになるコンテンツを作成する、という視点に立てば既存のテクニックにとらわれないSEO対策が見えてきます。その根茎の部分を大切にして、多くのユーザーに愛されるようなサイトを目指して、サイト運営に取り組んでいきましょう。