女性に人気のシェアオフィス

コワーキングスペースなど、会社に出社しなくても、自分の好きな場所で仕事ができるスペースが広まりつつあります。

そんな場所の1つが「シェアオフィス」
大企業がサテライトスペースとして借りていることが多く、シェアオフィスを持つ企業も続々と登場。
そのため、シェアオフィスを運営する会社もどんどん増えてきているという好循環を呼んでいるようです。

引用記事には「三井不動産」が手掛けたJR東京駅に隣接するシェアオフィス「ワークスタイリング八重洲」が紹介されています。
会社がこのシェアオフィスと契約、そこの社員が利用する場合は、スマホなどをかざせば、朝8時から、夜9時まで利用が可能。予約も要らず、使い勝手は抜群。
団体で会議などを行うスペースと、個人スペースの2か所が設置されています。

利用する企業は登録料を支払い、実際に社員が利用した場合は、加えて1人当たり10分間300円を支払う仕組みになっているそう。

利用する企業にとってみれば、タイムカードに準ずるものがあるため、労働時間の把握も簡単にできます。
登録料などはかかりますが、産休や病欠など「出社でなければ、欠勤扱い」にするよりは、実際に労働してもらう方が、会社として

はプラスになりますね。

労働者も、無駄な休みを取らず、無理なく労働が可能。
そしてシェアオフィスを運営する会社も儲かる。
3方が得をする仕組みになっているため、どんどん参入企業が増えているのですね。

シェアオフィスの利用者の2割程度は女性なのだとか。
三井不動産は、全国33か所にシェアオフィスを展開しています。
ワーキングマザーの悩みの1つが「子供のお迎え」。
保育所や学童保育など競争率が高く、自宅や勤務先から遠い場所しか空きがなかったというケースも、よくあること。
会社に出社した場合、早めに退社するか、子供を延長で預かってもらうしかありませんが、シェアオフィスで働くことができれば、保育所や学童保育に近い場所で働くことが可能。
シェアオフィスはワークスタイリング八重洲のように、駅に近く利便性がよい場所が多いのもメリット。

午前中は会社に出社、午後からは最寄りのシェアオフィスで勤務というやり方もできますね。話し合いが必要なときは「シェアオフィスでできないか」と提案することも可能です。
介護をしている場合も同じ理由で便利。地域行事にも参加しやすくなりますね。

通勤時間というのは、かなり大きなロスタイム。
友人と職場が離れているというだけで飲み会もできないなんてこともあります。
しかし、シェアオフィスがあれば、飲み会、買い物、エステなど女性の楽しみもぐっと身近にやってくるというわけ。

こういったモチベーションがあれば、労働意欲も増すという好循環が生まれます。ダラダラ勤務を防ぐこともできそうですね。

シェアオフィスで生まれる「新しいコト」

最近のシェアオフィスの大きな特徴は、こういった「場所貸し」にとどまらないこと。
ワークスタイリング八重洲では「利用者に声をかけ、利用者同士をつなぐこと」
をサービスにしています。

シェアオフィスの場合、特定の企業の社員だけが利用しているわけではありません。いろいろな職種の社員が働いています。
普段接点のない会社の社員同士が接点を持つ絶好の場なのです。

シェアオフィスは、異業種交流会を行うにはピッタリの場所。
異業種交流会のデメリットとして「名刺を渡すだけで終わる、参加したことに意義がある気になる。」ということがあります。

しかし、シェアオフィスの場合、交流会自体を自分たちで企画することになります。

声をかけるのは、シェアオフィス運営会社のスタッフですが、そこから「ママランチ会」を立ち上げたりするのは、利用者の裁量。
仕事とは関係なく、ワーキングマザーの愚痴を言い合う会を開き、子供の学校事情を把握するなんてことも可能に。
また仕事のためのスキルアップ講習会を開くケースもあります。

こういった声掛けをする「ビジネススタイリスト」は全員女性なのだとか。
利用者にいつ声をかけるか、誰にかけるか、という判断はかなり難しそう。
一歩間違えると、仕事の邪魔になったり「不快な思いをしたのでもう利用しない。」と思われる可能性も出てきます。

そういった状況把握は女性の方が向いているよう。
そして、職種や会社の壁を越え、さまざまな会を行うのも、また女性が多いようです。
リタイア世代は、女性の方が元気で色々な世界に出ていくと言われますが、現役世代でも同じことが言えるよう。

そして、現役世代の場合、仕事の効率アップや新しい企画を生むなど、企業貢献につながるアイディアを生み出せるというメリットがあるのです。
シェアオフィスやコワーキングスペースは「便利」なだけでなく、出逢いを生み、新しい発想を生み出す場所として、進化を遂げているよう。

そして、こういった場所の柔軟性を強みにできるのが女性。
シェアオフィスは「女性の雑談力を企業や地域貢献に活かす」場所になってきているようです。