日本初のクラウド型RPA登場

導入企業が増えつつあるRPA。パソコン作業をロボットが行うという方法で、従来の単調作業効率がさらによくなりつつあります。

従来のRPAはソフトやサーバーを購入、組み込む方式でしたが、ついに国産初クラウド型が登場。
発売元はBizteX、投資会社WiLの後押しを受けてのスタートになります。

まずクラウド型のメリットですが、初期投資費用が安い。
また新規機能追加やお知らせが自動で行われる。そしてアカウントを無制限にできることも可能。
そして、IT専門家でなくても作成可能。

クラウド型の場合、いわゆる「データ満員」状態がありません。
RPAをシステム導入する場合、基本的にはまず会社のメインストリートを引き、次に各部署での運用となりますが、末端部分で不可の大きな作業をされると全体に影響する可能性も出てきます。

そのためヘタをすると、単純作業がうまく回っていたのに、高度な作業のため、単純作業に人手がかかるという本末転倒な出来事が起きないともいえない。
クラウド型の場合、そういった整理に頭を悩ます必要がない。
個人で業務作成用ツールを作ってしまってもOK.

そのため、大企業だけでなく中小企業にも導入しやすいというメリットがあります。

また初期投資が安いため、起業のハードルを下げられるというメリットもあります。
そもそも今回クラウド型RPAを売り出すBizteXの事業自体も、投資会社の支援を受けてのこと。
クラウド型RPAは、働き方を大きく変えるのに有効だと、投資会社WiLに判断されたたためです。

引用記事では、その理由などが語られていますが、今回のクラウド型RPAは企業のサポートをするもの。
そして投資会社も同じ意味合いを持ちます。投資会社WiLの目標は「ハブ役」になること。
つまりよりよい出会いの場を提供するということです。

商品であるクラウド型RPA自体にも、無駄を省いて異種の作業を結びつけるといった部分がありますが、この開発のいきさつ自体が、そういった考え方によるものなのですね。

「出逢い」を妨げる「責任」とは

日本企業や集団は元々同調圧力が強い。異種のものを囲いの外に出してしまう傾向にあります。
しかし、昨今のニュースを聞いていると、仕事の裁量をもう少し大きくしてもいいのでは、また垣根を超えて連携できればいいのでは、という感想や疑問を持つものが多い。

ですが現実には、規制や責任の所在という言葉の元に、壁を超えられないというケースが多々あります。
「何か」をやった場合、失敗した責任は誰が取るのか?といったようなことですね。
しかし、もはや企業については「何もやらない」リスクがはるかに大きくなっている。

そもそも、責任の問題で「誰が責任を取るのか?」という発想が出るのは、リーダーを明確にしておくため。
この指示は誰の意向に基づいて出されているのか?が、はっきりしない場合、その組織の全容が見えないことがあります。
そのため責任所在者、いわゆるリーダーが存在するのです。

したがって、リーダーの大事な任務の1つが「責任を負う」ことなのです。
しかし、この構図を無視して、何か事が起きたら「責任者は誰なのか?」と言われることが多い。

問題が起きた時に大切なのは、まずその問題を解決すること。
その後、再発防止に努めること、具体的な案を練り、実行できる体制を作ることです。

しかし、責任者をあぶり出し、謝罪をさせるだけでよいような風潮ができていますね。
例えば2018年の流行にもなってしまった「スポーツ界のパワハラ」問題、目立つ人物が登場、そしてやめることがメインテーマになっており、その後、そのスポーツがどういった自助努力をして、現場が変わったのか?という話題はあまり聞きません。

これでは責任者=何かあったら自分の進退をかける人間ということになってしまい、肝心のリスク管理は出来ていないことになります。

物事は必ず失敗するもの、そうした時にどうするのか?
責任者を漠然と立てておくだけでなく、そういったことをしっかり考えるステージに来ている。
今回のクラウド型RP販売ニュースから、そういった問題も見えてきます。

「リスク管理」をする

ところで、クラウド型RPAは汎用性が高い分、リスク管理意識はより大事になってきます。
RPA自体、知らないうちにシステムを利用していることもあり、使用者の危機意識が薄くなる傾向にある。クラウド型となれば、よりその意識を強く持って利用することです。

システム上の責務を販売元が持ってくれるとは言え、実際のリスクが発生するのは使用している現場。
「機械がやったことだから」では、危機管理にもならず、責任の所在もはっきりしないため、フォローもしづらくなります。

便利であればあるほど、危機管理意識はより必要になってくるということ。
また個人レベルでの「備え」も大事になってくるでしょう。
もっともシステムの進化に関わらず、何らかの作業をするときに、その作業に対して「より良い結果を出すこと」「エラーが起きた時の対策を考えておく」ことは、大人なら誰でもやるべきことなのですが。