ライフスタイルも多様化

働き方改革に伴い、色々な生き方が登場していますが、その中の1つが「2拠点生活」。休日と平日で別の家に住むという方法です。
「当初は間違いなく変わりものにされると思った」という2拠点居住実践者の体感が引用記事には書かれています。

当初は自分しかいないと思っていた東京在住移住者がどんどん身辺に増えており、もはやある種のスタンダードになりつつあるよう。
そんな筆者の暮らし方から、2拠点居住、はたまた副業などをやるコツも見えてきます。

まず、2拠点に住み続けるコツは「メリットがデメリットを超えること」という実に当たり前の答えが書かれています。

ではメリットは何か?というと、まず「リフレッシュ」できる。
普段の労働環境とは違う空間で休日を過ごせますね。また物理的に会社から遠のくことで、仕事と距離を置くことができます。
「休みに休んだ気がしない」ということは起きづらい。

それに関連して食材がおいしいなど、大都市では欠落しているものを埋め合わせるメリットもあります。
この辺りまでが、いわゆる「田舎暮らし」に憧れる理由として挙げられること。

次に「消費するだけではない世界に住める」こと。
地方では人のつながりが濃いことが多い。お金だけでなく、行動や物で対価を払うという考えが通用する場所が多いのです。
逆にいうと、お金を持っている人がお金持ちとは限らない。
大都市に住んでいる場合、大抵のことはお金で片付きますが、そうはいかないこともある。

この延長として「いろいろな価値観の人に出会える」。
大都市居住、企業勤務を行っていると、どうしても「現役世代の勤め人」ばかりが身近になってしまいます。
しかし地方となれば、高齢者もいますし、同じ高齢者でもとても活発なタイプから寝たきりの人まで、幅広い人間に出会う可能性が高くなります。

もちろん農業、漁業など第1次産業1つとっても、複数の職業の人に出会えるため、かなり勉強になると言える。

こういったことを楽しめる、また勉強になると前向きに捉えれば、2拠点居住はプラスになる可能性が高くなります。
ま、移住した場所に自分の価値観を押し付けないことも大事ですね。
お金で物事が解決しない、時間感覚がルーズだと思っても、それはその土地の習慣。
その土地の在住者に話を持ちかけられたなら、まだしも、自分から変えてやろうなどと思ってはいけません。

ただし、多くの地方都市は、今改革を迫られていることも多い。
U,Iターン者を歓迎し、知恵を貸してほしいというケースも多く見られます。
そういった土地に住む場合は「よそ者力」を存分に発揮した方がより達成感が大きくなりますね。

ただし「よそ者が意見をすること」と「上から目線」は別のこと。あくまで立ち位置が「この土地で育ってはいない人」ということだと思っておきましょう。

2拠点居住のデメリットとは

ではデメリットは何か?というと、当然2つの家を行き来するのですから維持費がかかります。交通費もかかりますね。
またライフスタイルの変化を求めて、休日に移住するわけですから、平日は電車しか利用しない人でも、休みにはバイクに乗るということもあります。
極端なことを言えば2つの人生を送ることにもなるため、そのための資金は必要。ただし地方都市での出費はどこにどうかかるかわかりません。

また家族がいる場合、すり合わせも大事。子供がいる場合は学校などの事情もあります。時間や場所をうまく合わせることが大事になります。

そして、デメリットでもあり最大のメリットとも言えますが「忙しい」。
田舎生活=のんびりというイメージがありますが、2か所で生活するということは、2パターンの人生を送るのと同じ。
当然、会社員以外の役割も色々と出てきます。特に地方の場合、町内会機能や祭りなどの伝統行事を維持する習慣が続いているが、人手不足というケースも多い。
こういった役割をいろいろ引き受けること自体が、充実した人生を呼ぶのです。

2拠点居住のコツを見ていくと、副業の向き不向きもわかりますね。
2か所に軸足を置くことで、色々な自分になれる。そんな自分を居場所すべてで活かしていく。こういう発想ができれば、色々な場所に軸足を置くことは自他ともに大変有意義。
「いろいろな自分」を管理する必要も出てきますから、当然エネルギーも必要。
また周囲の価値観を見極め適応する能力も大事です。

副業を始める理由として「本業がつまらない」ということケースがありますが、「逃げ」の思考で軸足を複数置いても、すべてにおいて中途半端。納得できない環境が増えていくだけ。まず置かれた環境でベストを尽くすという考え方は欠かせません。

大事になってくる「副業思考」

今、2か所居住も副業も考えてない人であっても、こういった能力は今後大事になってくると予想される。
高齢化社会が加速した場合、「老後に働く第2ステージ」がある可能性が高いからです。また多くの役割分担を担う可能性も出てくる。
2拠点居住や副業は苦手と思っていても、地域行事などには参加しておき、違う価値観で過ごす習慣を付けておく方がよいでしょう。