人間はさほど勤勉ではない

ブラック企業というと、どのようなイメージがあるでしょう。
管理職が横暴で、パワハラが多く、残業命令に逆らえない。悪い意味での体育会系。

それに比べて、社員の自由が大きく、のびのびしている会社はホワイト。
皆の意見を取り入れ、会社も成長していくというイメージがありますね。
しかし、どうやらこれは幻らしいのです。

人事評価制度などの構築を行ってきた会社「あしたのチーム」の高橋恭介社長によれば、自由が多い会社の方がブラック化しやすいのだそう。
いったいどういうことでしょう。

自由でのびのびした社風の中で、社員が自己主張をする。
一見いい環境ですが、必ずしも会社のためになることを言うとも限らない。
会社に愛着がない場合「ワークライフバランス」の自己主張をする可能性大。

自分に都合のいい主張をされ、まかり通るようでは、会社の成長は望めない。
そして一部の人だけが、頑張る羽目になる。その結果、チームプレーはガタガタになる。
「自由な環境」というのは、「会社のため」というモチベーションがあっての前提。
それがない状況で「自由でのびのび」だけを取り入れても、人は好き勝手なことをするだけです。
高橋恭介社長は、これを「うっかりブラック企業化」と呼んでいるそう。

こういう会社では「モンスター社員」ばかりが育っていく。
しかも「社風」というのは怖いもので、本当にやる気を持って入社した社員も、その環境に染まる。
間違った主張だけをして、会社のブラック化に貢献してしまうのです。
では、どうすればいいのか?

会社のために頑張ろう!

当たり前ですが「会社のために頑張ろう」と思う意欲形成がまず大事。
具体的には
1、 経営理念を明確にする
2、 それを従業員1人1人の具体的な目標設定という形にする
3、 会社の経営理念と、社員の目標設定の関係性を、上司がきちんと把握する

要するに「会社のために、きちんと働くよう、会社や上司が管理する」ということ。
会社のために頑張るぞ!と、いつも思ってもらう環境づくりがまず第一。
自由は、その後にあるもの。学校が学業など「指導先行」になるのと同じですね。

では、管理職以外の人間はどうしたらいいのか。
まず「自分の給与を上げる方法」を考えるのが1番解りやすいようです。会社への貢献の報酬が給与。
それを多くもらえるようになれば、まさにウインウイン。

また、そういう社員になる努力をしておかないと、これからの社会、あっという間に「いらない社員」になる可能性も高いよう。
人手不足と言われますが、AI導入などで一部の人手不足は解消しつつあります。
会社に必要なのは「会社のために働き、意欲を発揮する人間」という当たり前のこと、忘れないようにしたいですね。