満員電車に乗らずに済むが‥

今年も7月から始まったようです。海開きでも冷やし中華でもなく、東京都の時差bizです。
都が昨年から行っているシステムで、朝早く出勤するなど、出勤に時差を付けることで「満員電車」の混雑を緩和するというもの。
bizとはビジネスの意味、クールビズも同じです。

大企業を中心に今年は800社が参加、鉄道も臨時便を出すなどの結果、満員電車の混雑は多少緩和されているよう。

しかし都の広報にあるように「朝5時出勤で仕事の効率アップです」と、微笑むような状況になっているかというと、やや微妙なよう。

朝だけズレても‥

出勤時間がズレるため、電車の混雑解消効果はあり、そこに関しては喜んでいる労働者が多いよう。
しかし、それ以外の部分では否定的な意見もあります。

代表的なものは「1か月だけやって意味があるのか」
ついで「昼ごはんの時刻が遠く、おなかがすく」
そして「他の会社や部署と時間が合わない」の3つ。

まず1つめ、単発であることについては、まだまだお試しということでしょう。
昼ごはんのズレについては、確かに終業時刻も早まるのだから、生活リズム全体を変えるべきではありますね。
しかし、1か月だけ生活リズムを前倒しにすることが、健康に良いのかどうか、やや疑問が残ります。
「お試し」なのだから、ここは検証してほしいですね。

問題は最後「他人と時間が合わない」
相手が9時~17時で仕事をしている場合、朝早くから連絡は取れない。
逆に15時に終業してもアフターの打ち合わせまで、2時間以上時間が残り、
無駄に時間潰しをすることになる。

時差があるばかりに、逆に仕事が非効率になってしまうケースも多々あるよう。

仕事のやり方を変えなくては

「他社や他部署と時間が合わず、非効率」という問題。
そもそも7月以外の時期は、9時から17時という労働時間の設定で、仕事をするように計画している企業が多数。

仕事の段取りも、出社後、即クライアントに電話というふうになっているかもしれません。

これをずらすとなると、自分だけで出来る作業、社内のチーム作業、社外との交渉の3つを洗い出し、時間を組み立て直さなくてはいけない。

そうなると、少なくとも、他の部署や会社の都合を知らなくてはいけません。
各種すり合わせが必要になってきます

1か月限定という方法では、ここに無理が出てしまうのかもしれません。
企業により、労働時刻が違うとどうなるのか?という問題は、ある程度長い
期間やってみないと改善できないと思われる。

「他社と労働時刻が違うという前提」を根本的に考えないと、一斉に早朝出勤、早朝に満員電車のピークが来るということにもなりかねない。

まず、労働時刻を柔軟にする方法を考える。その結果、満員電車が無くなるという順序が本来のあり方だと思われます。