IT変革のスピードの速さ

日本マイクロソフト社が8月6日、2019事業年度の経営方針記者会見を開催。
平野拓也社長の言葉から「ITの世界のスピード感」が見えてきます。

現在の日本マイクロソフト社の主力事業は「クラウドソリューション」。
日本マイクロソフト社はクラウド構築会社(クラウドベンダー)として、ここ10年業績を伸ばしているのです。

従来のマイクロソフト社のイメージといえば「WindowsやOffice」といったライセンスビジネスの提供。
OSやソフトの提供など、ある程度目に見える形の商品でした。

現在はクラウドという目に見えない形のシステム。しかも働き方改革に伴い、企業などにビジネスモデルとして提供できる製品づくりを目指しています。

従来のOfficeソフトにも、現在はクラウド機能が付いていますが、それをさらに大きなシステムという形にしていくということ。
官公庁などから説明を依頼されることもあり、働き方改革のリーディングカンパニーという位置づけになっているよう。

働き方改革は、まだスタートしたばかり。今後さらに同社は成長していくと思われます。

AIやIoTの世界へ

最近IT関連で話題になるワードは「AI」「IoT」といったもの。
日本マイクロソフト社でも、そういったジャンルに着手。
2016年にはMicrosoft AI and Research Groupを立ち上げ、多くのAI関連事業を展開。
またAIを、クラウドやIoTに結び付けるなど、複合型のサービス提供を、今後どんどん広げていくよう。

そして、ただAI技術を開発するだけでなく、AIの倫理的な意味を考える組織「Partnership on AI」をGoogle、Facebook、IBMなどと一緒に立ち上げています。

ITの進化は日進月歩ですが、その中枢とも言える日本マイクロソフト社は、事業内容が急速に進化、広がっているようです。

会社の変革も

この変化に対応、製品を提供するには、当然社内も同じように変革していかなくてはいけない。
現在の日本マイクロソフト社は、すでにGrowth mindset(成長を目指す思考様式)という意識が身についているよう。

これを形にするために、今までの成功体験に固執しないタイプの人材をマネージャーとして育成することに力を注いでいるようです。
もちろん経営者、現場の社員にも新しい視点を持たせるよう工夫もしています。
AIコミュニティーなどの立ち上げ、米国マイクロソフト本社との連携などを増やし、絶えず新しい風が入るようにしているよう。

この姿勢がITの世界を進化させ、日本企業のリーディングカンパニーと呼ばれる理由を作っているようです。
時に早すぎるとも思えるITの仕組みや世界ですが、それを構築する会社の変革、対応は、それ以上のスピードで進む心構えが必要なのですね。