「カッコいいママ」でいるために

女性の雇用が進んできましたが、トップに立つ人はまだまだ少ない。
その1人がイギリス最大手の通信事業者BTグループの日本法人CEO 吉田晴乃社長。
華やかな外見に、シングルマザーというキャリア。「出来る女性」というイメージの吉田晴乃社長ですが、若いころは裏街道を歩き、必死に生きてきたそう。
通信産業に入ったのは、成長途中の産業だったから。

そんな「ガムシャラキャリア」をベースに、「母親として子供を犠牲に仕事をするのではなく、女性として手本になるように。」
を意識しているよう。
吉田晴乃社長自身は、若いころは必死に働かざるをえず、育児が後手に回ってしまい後悔も多いそう。

しかし現在24歳の娘さんの口癖は「ママカッコいい!」
「彼女のメンターでありたい」というのが、吉田晴乃社長の原動力でもあるようです。

女性が輝く3つの条件

では、女性がトップに立てないのはなぜか?まず「長時間労働」
ここで女性は尻込みしてしまうという。家事も育児も、そして仕事は長いとなれば、単純に健康を損ねますよね。チャレンジするハードルが高すぎます。
しかし、現在は在宅勤務など、多様な働き方が可能。

まず、トップがそういう意識を持って会社を変えられるか?が非常に大事になります。
そして具体的にネットなどを使って在宅勤務を可能にする「便利さを会社で有効活用する」こと。
最後にその評価を数字で表す。根性論などではなく、出来たものを冷静に評価する、この3つの条件が「女性が会社で活躍」するためには必要なこと。

また、女性指導者になるための「女性モデル」自体が少ないのが現状。
「女性メンター」が大事なのはそのため。
お手本を作り、どんどんつなげていくことで、女性が活躍できる社会にしていく、ことも重要です。

消費するのは女性

女性が企業のトップに立てないと、経済的損失も大きくなります。
世界の消費者市場は18兆ドルで、うち12兆ドルが女性の消費と言われています。日本でも、車や家具の選択権は女性が持っていることが多いですね。

具体的に数字を出すことで「女性が輝く社会」という漠然としたフレーズを、現実にすることができるのです。

今は欲しいものは男性が作っている、その中から何かを選んで買うという仕組みに女性は慣れている。しかし女性が「あなたの好みのものを作ります」と言ったら?こういった具体的な話になると、がぜん輝くのが女性。

吉田晴乃社長は全国を回っていますが、どこでも女性のこういったエネルギーを感じるそう。
あとは「女性が社会で働く受け皿作り」ということですね。

目の前で「私は頑張っているぞ」と上司にアピールをする社員が出世する。
そういう現実を変えない限り、女性の雇用は増えず、買う側の女性も輝かない。
国が灰色になってしまう。

女性の「きらめき」を働く側に、そして買う側、また育児をする側と、色々な所に持ち込めば「輝く国」になる可能性は高まるのです。