働き方改革に「昼寝」も?

最近、職場や学校に「昼寝」を導入する場所が増えてきました。
ネックピローやうつぶせ用の枕など仮眠グッズも出始め、関心を集めています。

不動産大手の三菱地所も28日、1月に移転した新社屋で、仮眠による従業員の業務効率について検証する実証実験を同日からスタートしました。
自社従業員の健康維持目的のほか、テナントとしてこれから入居する会社の「仮眠環境づくり」にも、役立てたいとのこと。

実証実験は、睡眠改善による企業の健康経営支援を手掛けるベンチャー企業の「ニューロスペース」(東京都墨田区)が監修を行う予定。

具体的な実験内容は
・6月22日までの平日4週間のうち、従業員に2週間ずつ仮眠を実施する期間と仮眠しない期間を設ける。

その結果
1、 素早く正確なタイピングができるか
2、 眠気や気分、集中度などの実感に差があるか
3、 計測器を用いた夜間の睡眠に影響があるか
といった項目を比較する予定。

実験結果は7月末までには、まとめられ、より質の良い睡眠や職場環境づくりに役立てられる予定。

三菱地所の新社屋は、従業員が働きやすいようデザインされています。
移転後はキャッシュレス決済、保安システムの導入など、社員が働きやすい環境づくりを推し進めており、今回の「仮眠実験」は、さらに快適な職場づくりへの第1歩。

これらの結果を「不動産販売」という仕事内容へとつなげていく、一石二鳥方式なのです。
一昔前までは「社員がゆったり」=「サボり」=「悪」という構図でしたが、
こうした考えは、どんどん減っていくのかもしれませんね。

仮眠の効用は?

仮眠自体は取った方が良いというのが、現在の一般的な認識。
「正しい仮眠の取り方」は諸説ありますが、共通するのは「昼寝」をすること。
「30分以内にすること、深い眠りに落ちないこと」
の2点。

この2つを実行した方が、作業効率は良いと言われています。
あくびをしながら運転する人を見ると、非常に怖いですね。実際に脳が機能低下しており、休めという意味であることが多い。
そういう時に、脳を休めておくと、注意力や集中力がアップするのです。

しかし、どういう時間帯にどういう環境で仮眠した方がいいのか?は、未知の部分。
仕事の内容や、個人差により変わってくると思われます。三菱地所の実験でそういった部分がより明らかになり、仮眠を取りやすい社屋が当たり前になることが期待できます。

「頭では分かっているのだが、改革が進まない」ということも多い、職場環境の問題。「昼寝前提」の社屋が当たり前になれば、しない方が非常識という風土ができてくるかもしれませんね。