新卒希望者には見えない「働きがい」

就職売り手市場と言われる現在、人気のある就職先はいわゆる「名のある大手企業」が多いよう。
とはいえ、こういった会社の採用人数は決して多くはなく、また本当に働きがいがあるかどうかはわかりません。

自分に合った会社選びは非常に難しいですが、多くの人が「働きがいがある」
と言っている会社を参考にするという手はあります。

働いきがのある会社とは

引用記事では、2種類の調査が載っています。1つは退職者を含めた口コミ、もう1つはエントリーした企業をグローバル基準で審査したもの。
つまり主観的な調査結果と客観的な調査結果の2つが見られるということです。

前者は大手企業が多く、後者はもともと大手、中規模、小規模の3パターンに分けて調査しているため、結果にはかなりのズレが見られます。
しかし、両方にランクインしている会社も当然ある。
それはどこなのか?

クラウドセールスフォース・ドットコム、プルデンシャル生命保険の2社。どちらも外資系企業です。
しかし外資系企業と言うと、まず成果主義が思い浮かびますね。
社風は自由だが、結果を出さなくてはいけない、こういう会社に合わない人はいないのか?

ミスマッチが起きにくい?外資系

そもそも外資系の場合、「結果を出すためには厳しく」という社風を希望して入社している人が多いと思われる。
もし厳しさに負けて退職ということになったとしても、そこに不満を抱く人は少ないのではと分析されています。

また「働きがい」という言葉を考えると、外資系が好まれる意味が見えてくるよう。
エントリーした企業の働きがいは、どういう基準で審査されているのか?というと、「信用、尊敬、公正、誇り、連帯感」が主なポイントであるよう。
これらの背景に「企業の風通しの良さ」があり、「適切な人材育成や評価」があるのです。

これを見て気づくことは「基本給の高さ」などが、入っていないということ。
あくまで「働きがい」ですから、「会社は面白くないが基本給は高く安定しているので、いいや。」という企業はランクインしないことになる。
社員が本当に愛着を持っている企業が「働きがいのある会社」に認定される。
結果的に「成果を正当に評価してくれる」外資系の人気が高くなるのですね。

裏を返せば「やりがいなんて、どうでもいいので、一定額の給与をもらって休める企業がよい」と考える新卒者には、このランキングは無意味になります。

「仕事のやりがい」をどう捉えるか

ただし、実際に社会人になると「仕事」が人生に占める割合の高さに気づくはず。
もっと「やりがいを重視すればよかった。」ということにもなりかねない。
少なくとも漠然と「人気企業ランキング」を見て、就職先を決めるよりは、経験者の意見を聞く方が為になるよう。

このランキング、企業側にも参考になりますね。社員が精神的に満足できる会社ほど、社員は会社のために頑張る。そしてやる気のある新卒が入ってくるということですから。