たくさん働いた人がえらいわけではない

働き方改革が進まない原因の1つに「たくさん働く方がえらい」「楽して稼ぐのは卑怯だ」
といった考え方が、まだまだ根強いことがあります。

スポーツの根性主義が解りやすい。長時間、場数をこなした人間がえらい、
そしてレギュラーになれる。
「長時間の場数」は、成長過程で必要なこともあります。しかし必須条件ではない。スポーツに関して言えば「結果を残せればよい」

場合によっては「短い時間、集中する方が結果は出る」
ということは、仕事でも充分ありうること。働き方改革は、まずこういった意識を変えていくことが必要です。

働き方は人それぞれ

必要性がない限り、同じ時刻、同じ社屋で働く必要も無い。
好きな時間に、好みのドリンクとクッション、BGMを持ち込み、楽しく労働。
それで結果が出るのであれば、それに越したことはない。

むしろ「楽しい労働」が出来る分、やる気は増す。
明日は「何しよう!」という発想が出てきやすくもなります。心身の疲労がない分、効率も良くなる。
結果、短い労働時間で収入アップという人は、珍しくもありません。

もちろんストイックな環境の方が結果を出せるというタイプもいます。
そういった個人の特性を活かす環境づくりが大事です。
こういった環境を作るには、社員同士の対話が必要。今までとは違うチーム意識を持たなくてはいけません。

お金は投資でふやす

一生けん命働いて稼ぐお金は尊い、投資は卑怯。という考えもまだ根強い。

しかし、この考えだと、投資の資本を持つ資産家は、よりお金を増やすことが可能。経済格差をより加速させることにもなります。

そうではなく、投資の知識を身に付けて、お金はそちらで稼ぐという考え方になれば、格差が縮む可能性が上がる。

しかし、日本の場合「投資が悪」と考えられているせいで、そういう勉強をする機会自体がない。
そのせいで「自分の気に入った会社に投資をする会社」などが出来づらくなっている。
社会とお金の流動性が下がっているのです。そもそも職業のステータスが高いと言われる銀行、証券などは「投資が仕事」なのですが‥。

借金を投資にする

「投資は良くないこと」という発想に似ていますが「借金はいけないこと」
という風潮も、日本では根強い。

しかし、社会に役立つ大きなことをしたいと思う、しかし今そのお金が手元にはない。
お金があれば、それを倍にできるのに、という場合、お金を借りることは、自分の可能性を伸ばすことになる。
そして、社会に大きな貢献ができる可能性もある。

消費のための借金と、投資のための借金を区別して考えなくてはいけないのです。
これも銀行に例えれば解りますが、企業に貸しつけを行いますね。
そして、そのお金を元に会社が成長、地域貢献をしている。

個人が「お金を手にする」ために必要な教育が、日本はまだまだ少ない。
「投資」や「労働」についての意識改革を行い、教育をすることが「働き方改革」には必要といえます。