女性ばかりが頑張っても

イクメンという言葉が流行っていますが、育児は女性だけが頑張っても限界があるもの。
また育児をするサポート係の夫を育てるだけで、女性の負担は随分軽くなったりするものです。

大企業の中には、そこに気づいて実践している会社も多いようですね。
三井住友海上火災保険では 2017年4月より19時消灯が原則。
夫婦揃って、同系列会社に勤務する夫婦の場合、夫が確実に退社できるというメリットがあるよう。

保育所に通う子供のお迎えなど、育児は双方が負担してよいバランスを保っているよう。
ただし、三井住友海上火災保険には「繁忙期」があります。妻の労働時間がながくなる。またその逆もある。しかしあらかじめその話し合いをして置けるメリットもあるよう。

東洋紡はこれに加え「ベビーシッター費用補助制度」も導入。
こちらも同じ会社で働く夫婦ですが、シッター補助金があることで、双方の急な仕事を断らなくて済むようになったとか。
どちらの会社も「仕事が手抜き」になっておらず、夫婦だけで子育て可能なのがポイントです。

イクメンや働く女性というと、やや仕事の比重が軽い、もしくは祖父母の力を借りることが前提になりがち。
そうではなく、普通に働いても育児が可能という環境があることが大事なのです。

タスクではなく喜び
ここで大事なのは、この2組の夫婦、特に夫は「負担を軽減」というよりも「育児に関われる喜び」を得られるという考え方であること。
育児は「増えたタスクの軽減」という面もありますが「子供とのふれあい、そこからくる苦労や喜び」を得らえるという面が大きい。

そもそも、子供はかわいいから持ちたくなる、苦労があっても育てたいと思うもの。
父親であってもそれは同じ。今までの男性会社員はそれがかなわず、また育児に関わらないのが当たり前とされてきました。

しかし、現在では「うちの子はこんなにかわいい」と父親が言うのは当たり前。
育児上のトラブルや喜びを語るのも当たり前になってきています。
親である以上「立てるようになり、机を片付けるのが大変」「最近、どんどん変な言葉をいうようになった」など、成長の節目に付き合うのは、義務というより喜び。
またそういったことに対応してくれる親の元で、子供は安心して大きくなります。

イクメンを育てるということは子育てと同じ。企業がイクメンをサポートすることで、子供が健やかに成長していけるのです。
またそんな「子供の成長に接する日々」から得られたことが、企業に還元される可能性も大いにある。

こういったサポートは育児だけでなく介護にもいえる。
しっかり働き、家庭生活も楽しむ。それを仕事に活かすというライフスタイルが当たり前になりつつあるようです。