若い世代の特徴は‥

年齢によるギャップはいつの時代でもあります。
しかし現在は、後天的にITを学んだ上司世代と、生まれたときからITがある若い世代という構造、その差はかなり大きいよう。

三菱自動車の益子修CEOが、その辺りについて触れたインタビューがあります。

まず自動車メーカーのあり方について。現在は電気自動車が主流ですが、プラグインハイブリッド車(PHV)などの電動化技術も進められています。
そのため、今まで自動車メーカーのライバルと言えば同じ自動車メーカーでしたが、電化製品を使うメーカーすべてがライバルになる可能性がある。
それだけではなく思わぬ産業が参入してくる可能性もある。

働き方改革、特に意識改革を大きく進めなくてはいけないメーカーが自動車メーカー。必然的に「上司と若手の関係」について考えざるを得ないようです。

ここで大事なのは、今自動車メーカーに勤務する若手社員は「ガソリン車から電気へ」という改革意識がないこと。元々電気自動車が当たり前の世代なのです。

また昭和世代は「マイカーを買って、家族で出かける」という行動がステイタスになっていましたが、今の若い世代はそうではない。
そもそも車に対する意識自体がまったく違うのです。

ですから、まずその社内でその意識の差を埋めることが大事なのです。

重要性を増す「中間管理職」

また若い世代はコミュニケーションを、メールやチャットで行うのが当たり前。
隣の席にいる同僚にITで連絡することも普通。
そのため、オフィスが無言になり、全員がIT機器を使っているという状況自体に違和感がないのです。

しかし、画期的なアイディアを生んだり、相互交流を深めるには、やはり「対面の会話」が大事。
そもそもリアルに向きあわなくては、その必要性自体教えられません。

それを教えるのは、若手社員に接する直属の上司。
そもそも若手社員がモデルにするのが直属の上司です。話しかけやすい雰囲気を作り、上から目線で叱るのではなく、指導をする。
そして責任を取るべき時は、きちんと取ることも大事。

中間管理職が大事なのは、最近の若い世代の傾向として「話が通じない」と思えば、いきなり上に直訴という行動を起こしがちだから。
何かあったらネットにあげるという感覚の延長なのかもしれません。

しかし、これでは会社の機能がガタガタになってしまう。
上の意向を踏まえたうえで若手に寄り添う中間管理職は、企業を維持するうえで、どんどん重要になっていきそうなのです。

また今後は社員も多様化していく、女性社員が出世するのも当たり前になる。
またワークライフバランスを重んじる社員など、部下の色々な価値観に対応していかなくてはなりません。

折しも「昭和型上司」による不祥事のニュースが相次ぐ昨今、反面教師になるかもしれませんね。