仕事と結婚、育児は両立できるのか

仕事をしながら結婚、出産、育児、すべてをバリバリやっている女性はまだ少数派。
仕事が面白く家事と両立する気はしない。あるいは、出産を機に仕事のグレードを下げざるを得なくなったという女性がまだまだ多いですね。

引用記事には、ベンチャー企業の広報担当として働く里田恵梨子さんが登場。
里田恵梨子さんの会社員人生から現在の女性が働く環境が見えてくるようです。

里田恵梨子さんは大学卒業後MR(医薬品広報)として製薬会社に就職。
初任地は札幌、次に岡山赴任の辞令が。
この時点で、里田恵梨子さんは東京在住の現在の夫と遠距離恋愛中。

この勤務体制でいいのか悩み、夫と話し合った末、入社1年で結婚退社。
東京に住むことに。

その後、里田恵梨子さんは精神保健福祉士の資格を取得。病院で働くことに。
精神障がい者の社会復帰サポートなど仕事にやりがいを感じていましたが、周囲が子供を持つ年齢に。

実は里田恵梨子さんは不妊症。片道2時間弱の勤務先へ通勤しながら不妊治療を行うのは難しく、屋外広告会社に転職。
その後、無事出産。しかし社内初の時短勤務者となったうえに、当時会社は事業拡大中。
白い目で見られがちだった里田恵梨子さんは、仕事と育児の板挟みに。
しかし彼女は頑張り続けました。

「お仕事辞めて」の一言で

だんだん里田恵梨子さんの顔から笑顔が無くなり、育児も余裕がないものに。
ある日、子供に言われた言葉が「ママ、お仕事辞めて」だったそうです。

この一言で我に返った里田恵梨子さんは派遣の仕事を探し始めます。しかし、ここで「本当に派遣でいいのですか?」と聞かれ、自分のやりたいことを冷静に考える時間が持てたよう。
結果、企画などが好きなことに気づいた里田恵梨子さんは、家事代行サービスの「CaSy(カジー)」に転職、現在に至ります。

里田恵梨子さんは現在36歳、3回転職していますが、どれも仕事内容に関わる理由の転職ではありません。
結婚、妊娠出産、育児という女性の分岐点のため、仕事を変えざるを得なかったのです。

しかし仕事のブランクが無かっただけ良いと言えるかもしれない。
こういった悩みにぶつかり退職というケースも珍しくはありません。

管理職の意識改革を

女性の仕事と育児の両立は、まだまだ過渡期。しかし制度の問題以上に周囲の意識が変わらないという現状があります。
最後の転職のきっかけとなった屋外広告会社「時短勤務」が当たり前、色々な理由で取得している人がいれば、転職の必要はなかったはず。

そういった職場を作るには、まず管理職が「いろいろな働き方」を評価することが大事。
しかし、管理職自身そういったお手本がありません。そういった管理職を育成するという企業の方針つくりが、まず大事になるようです。