NHK千葉放送局のアクシデント

西日本豪雨災害の中、起きたもう1つの災害が、7月7日の20時台に起きた千葉県を震源とする最大震度5の地震。
幸いこの地震で大きな被害はなかったようですが、別の騒動が起きてしまったようなのです。

このとき、NHKで放送されていたのは「バカボンのパパよりバカなパパ」
赤塚不二夫氏をモデルにしたドラマだそう。
このドラマを中断して「地震のニュース」の切り替わった所までは良いのです。

東京放送局のアナウンサーがが「現状報告、揺れへの注意」などを述べ、「災害報道対応のNHK」らしく、テキパキと報道は進む。
しかし、次の瞬間アクシデントが起きました。「それでは、千葉から伝えて頂きましょう」

千葉放送局のカメラに映ったのは「ボサボサ頭でヨレヨレTシャツの男性」
およそNHKアナウンサーらしからぬ恰好。
それもそのはず、この男性はアナウンサーではなく「五十嵐鐵嗣雅(※てつや)千葉局ディレクター」

「地震の発生した、タタタ、タイミング‥」などカミまくりが発生。
その後、最低限のアナウンスはしたものの、東京からの質問は続く。
焦る五十嵐鐵嗣雅(※てつや)千葉局ディレクター。

しかし何かにイラついたのか、東京放送局は21時には千葉放送局の中継を打ち切り。
そこそこ苦情はあったかもしれません。
とはいえ、五十嵐鐵嗣雅(※てつや)千葉局ディレクターに非はない。アナウンス職ではないのですから。

では、なぜ千葉放送局にアナウンサーがいなかったのか?
このときに千葉放送局にいたのは、他にカメラマン2名。うち1人は車で移動しながらの中継となったよう。

こんなことになってしまった原因は、NHKの「働き方改革」ため。

短い大河ドラマ

実はNHKは2013年に佐戸美和記者(当時31)が過労死した件を受け、2017年末に「働き方改革」を宣言。
具体的な方法として「地方局の記者の泊まり業務の廃止」が取り上げられています。
ただしNHKの重要業務の1つが「災害報道」。
「泊り廃止も、緊急報道に支障が出ないようにしながら」という断り付きですが、その間に挟まった形になったのが、今回の千葉のアクシデントということのようです。

さらに、現在放送中の大河ドラマ「西郷どん」も本来50話のはずなのですが、この方針を受け、47話に短縮。余った3回分は大河バラエティーになっています。

1年間放送される「大規模感」が大河の見どころのはず。舞台となる鹿児島県の皆さんも納得が行かないのでは。
仮にこれで視聴者が減る、受信料収入が落ちるとなれば、まさに本末転倒。

ちなみに、今回騒動の舞台になってしまった「千葉放送局」は災害報道の機能強化のため、新社屋に引っ越したばかり、という冗談のようないきさつもあります。

折しも、西日本豪雨災害が起きたばかり。降雨の範囲の広さから、報道のあり方はかなり重要な問題になっています。
災害時にNHKを付けても「何の役にも立たない」ということは、ないようにしてほしいものですね。