そのダイエットは何のため?

夜遅くまで酒を呑む、そして夜食を食べる、そしてメタボになる。
こうした夫の傾向をよく思わない妻は、大変多いよう。

そんな中、SUPPOSE DESIGN OFFICE Co.,Ltd.の代表取締役であり建築家の谷尻誠さんは「6時間睡眠をとり、朝は、スムージー」という健康ライフ。
こういった男性を見ると、妻はよけいに腹が立ちそうですね。

しかし、谷尻誠さんは、最近まで「朝5時まで飲んだくれ」しかし「普通に起きて仕事をしているのだからいいだろう。」という考え方だったそう。
そんな谷尻誠さんを変えたのは何か?それは妻の言葉だったそう。

実は奥様は料理研究家、さぞ理詰めの説得をしたであろうと思いきや、全く違うようなのです。

朝5時まで酒浸り生活で、やや太ってきたところで、妻が発した言葉は
「会社の未来を変えるためにも、食生活を変えたら?」

目的があり手段がある

この目標を別のことに置き換えてみましょう。
「流行りの服を着て、素敵なお店で食事ができるようになる。」など、目的があればダイエットはやりやすい。

逆にそれがないまま「スムージーで痩せる」と言われても、一時的にやってみる、ダメならやめる、続かないという結果で終わってしまうのです。
ダイエットは「目的ではなく、手段である」という考え方が大事なよう。

谷尻誠さんは、この言葉をきっかけに「食生活は人生の質を左右するのでは?」
という発想にまでいったよう。
2017年には「社食堂」をオープン、“Food is Idea”をモットーにスタッフだけでなく、一般にも開放した食堂を作りました。
ここの特徴は「選択肢の少なさ」。「栄養が偏らないようにするため」です。

ここの食事だけで食生活の健康は維持できる。するとスタッフの健康はある程度、保障されます。
また体によい食事を取ることで、仕事のパフォーマンスも上がる。全員同じものを取ることで、コンディションが同じになるなど、いいことづくめのようです。

食事も労働も「生きること」

こういった意識改革を行ったことで、谷尻誠さんは「食や休養」に公私はないことに気づいたそう。
労働も休養も、その人の人生の中にあるもの、当然食事も同じ。
1つが改善されれば、他も改善されていく可能性は高いのです。

ちなみに谷尻誠さんはお酒をやめたわけではなく、お腹がたるみやすくなるビールを「レモンサワー」に買えただけ。ビールに求めているのが「炭酸感覚」だと気づいたからだそうです。

いくら目標があっても、無理な改善は続きません。逆に「ビールを飲む」という行動1つに疑問を持ち、それを無理のない範囲で変えることは出来ます。

大きな目標に向かって、出来ることから変えていく、それが物事を継続する秘訣なのかもしれません。
「何かが続かない」とき、まず「なぜそれをするのか?」という目標を考えてみるといいですね。