さて、当コラムもいよいよ大詰めを迎えました。前回は少し精神論的なことを述べましたが、今回は現実に戻り、お金のことにつて触れていきます。

当たり前ですが、ビジネスにおいてお金の存在は切っても切れない関係です。その中でも、報酬について僕の持論をご紹介します。

 

 

ビジネスの基本はお金 お金の「もらい方」と「払い方」

 

プロジェクトドライブの目的は、ビジネスですよね。ここでは、ビジネスの基本でもある「ヒト・モノ・カネ」の中の「カネ」について考えてみます。

ヒトを動かすためには当然ながらお金が動きますが、そのお金には固定報酬、レベニューシェア、プロフィットシェア、そして固定報酬+プロフィットシェアという方法があります。

 

  • レベニューシェア:成功報酬型の契約形態で発生する報酬
  • プロフィットシェア:各々の実費用を差し引いた利益を定の割合で分配する報酬
  • 固定報酬+プロフィットシェア:ある程度の固定報酬にプラスして、利益を分配していく方法

この章でも何度か出てくるバーチャル社員ですが、彼らに仕事を依頼する側を「バーチャル社長」と呼びます。

あなたがバーチャル社長になったら、優秀なバーチャル社員に対する「報酬テーブル」を用意しておくことが望ましいでしょう。そしてバーチャル社員の働きに応じて、あるいはプロジェクトの成功度や達成率に応じて、各々への報酬も見直すことが必要です。

いくら信頼関係があるからといって、ずっと同じテーブルのままでは、プロスペクト理論から考えても、彼らとともにプロジェクトを継続することは難しくなります。部下にあたるバーチャル社員に甘えてばかりいては、いつかしっぺ返しがくるかもしれません。

自信の事業に対して功績をあげてくれた人には、感謝の気持ちとそれ相応の対価を支払うべきではないでしょうか。

 

 

バーチャルなモノの考え方

 

バーチャル社員を主体としたバーチャルチームは、プロジェクト単位で動きます。そのため、成果がすべてであり、稼げなければ解散となります。その代わり、組織に管理されることはありません。結果をいつまでに出す、出さなければ解散 というシンプルな考えで良いわけです。ただし、解散した後に、違うプロジェクトにピポットするのは問題ありません。

では、プロジェクトが失敗に終わった場合はどうでしょうか。その場合も、お金=報酬を介在させていないと、お互いの間での信用が無くなってしまいます。

「失敗の責は問わない」「このチームで失敗をしても仕方がない」という今までにお話してきた理念を基に、報酬は支払うべきです。

 

バーチャル社員からの信用を多く集めているバーチャル社長ならばプロフィットシェアで人を集めることもできますが、初めてのプロジェクトになる場合は、なるだけ固定+プロフィットシェアという報酬テーブルが良いでしょう。

 

 

 

「細切れ時間」を報酬に変える時代

 

現在は求人数が求職者数を大きく上回り、人を集めることが非常に難しい時代です。しかし「働き方改革」のおかげで副業を始める人が増え、これまでは残業や休日出勤で埋まっていた時間が、「細切れ時間」として浮上してきます。

ではこの働き手の細切れ時間を効率的に使ってもらうには、どんな方法があるのか。そうです、それこそクラウド上のマッチングシステムを利用するのです。

IT技術やインフラが全国に広がり、雇用できない人材にプロジェクトの一部を通して価値を作ってもらうことが可能になりました。その代わり、彼らへの指示は具体的にプロジェクトの目的を伝える必要があります。プロセスはそのプロに任せ、自分の期待を上回ることを信用して見守りましょう。やがて結果が出ます。

ダメだったら、相手を変えればよいだけです。自分の想像を超えたアプトプットが出れば、企業としての最終物、プロジェクトの成果は、より高い価値を得ます。

今までお話してきた報連相や、自分に出来ないところはそのスキルを持っている人に任せる。といったことがここでも関わってきます。

 

最初は、自身が細切れ時間を使って起業をし事業が大きくなってきたら、今度はチームを結成してメンバーとなってくれる人の細切れ時間を、活用しやすいように整えていけば、あなたの事業は軌道に乗ってくれることでしょう。

 

 

まとめ

 

報酬を考えるなら、プロジェクトごと、人ごとの適切な報酬テーブルを用意しましょう。感謝の気持ちを忘れずに、相当額を把握してお支払いするのです。金の切れ目が縁の切れ目なんてことにならないように気をつけましょう。

そして、働き方改革で生まれる「細切れ時間」を有効活用し、日本のGDPを皆さんで底上げしていけたら最高ですね。

 

今回は100本のコラムを連載させて頂きましたが、最後までお付き合いくださいまして、本当にありがとうございました。感謝!