前回はFUNDOORが誕生した背景、機能などのお話をご紹介しました。さて、今回は僕が感じた問題点を意見させていただき、それについてちょっとした提案をするところから始まります。

 

 

今後の展開を踏まえた持田の疑問

 

持田:FUNDOORの中の解説動画などは今後増えていきますか。今は解説、アドバイスの選択肢で書くぐらいですよね。

途中で詰まってしまった人はどうされているのですか。

 

男性B:チュートリアルを厚めにしていますが、足らない部分もまだありますね。そこをどうしようかという感じです。持田さんからの意見をぜひ沢山いただけるとありがたいです。すぐに直します。

 

持田:機能は充実していますが、ただ「全部埋まらないと完成しない」感じがします。ここの項目がよく分からない、というときにどうするのか。これを動画とかで説明していけば、詰まっていく人が減っていくと思います。

 

男性A:アドバイスありがとうございます。動画ならわかりやすくていいですね。

ビジョンは「フェアに挑戦できる未来」なのですが、長期的な計画上、目標としているのは「1億総起業家」を掲げています。なので、日本人の誰でも起業しようと思えばできる、挑戦しようと思えばできる、という環境を創っていくことが使命だと思っています。

挑戦したいという気持ちに対して、投資家さんたちがそれを判断した上で調達する仕組み、まずはその土台に乗るために必要な資料などを作れるように進めています。

 

持田:最終的にそれで流通の市場ができれば、自分がスケールしたくないタイプの人もそこで売っていく。欲しい会社は買いにいくことができるのと思います。

そこが今紹介でしか成り立たないから、すごく小さいと思っています。きちんとした1つのプラットフォームでまとまってくれれば比較しやすいですし、分かりやすいと個人的には思っています。

僕的にはサラリーマンで起業しようというときに、いきなり会社を辞めて起業するよりも、こういうところから準備していって、ある程度OKになったときに起業する、ないし副業としてやっていく、という選択肢を見せれば動けるのではないかと思っています。起業する機会が、こういうツールや環境とかを利用すればできる、という話であれば、皆やればいいのに、と思います。

 

男性A:投資する人も起業体験のような感覚でやって、実際に起業家と会い、そこで逆にビジネスにつながっていく機会ができたりする。それをインターネット上で投資とかができると、今までの働き方とは別の挑戦ができるでしょうね。

 

持田:今キノコの会社みたいなものもやっていますよね、キクラゲか。僕はそういう案件は超いいと思って。

 

岡部:これはキクラゲ好きにはたまらない写真ですね。

 

持田:なかなか工場長のような感じの人とか面白いですよね。「社長若い、お姉さん」みたいな。

 

岡部:このキクラゲの社長さんの元に取材へ行ったり、写真を撮ったりされているじゃないですか。これはどのようにしてやっているのですか。

 

男性B:これは全部、弊社のクリエイティブが文章と画像と、動画をとって作ります。

 

岡部:それはどのようなタイミングで作るのですか。

 

持田:審査完了のあとじゃないですか。

 

男性A:案件会議というものが最初にあります。ここを通ると次に「案件化をしていきます」というものが動きだします。

そのタイミングで、本審査(デューデリー)、クリエイティブといわれる作業、事業計画の部分のサポート、の三つが同時に動きだします。案件化に通ってから大体1か月後ぐらいに出る、という感じです。

 

 

持田:ではFUNDOORで一回いろいろ書いて、通ったあとちょっとお化粧はしてくれる、ということですね。

 

男性A:そうですね、細かい部分をやろうと思うと、特に弊社の場合は投資家に開示するものは結構重たい書類になるので、ガッツリ作らなくてはいけないです。

 

持田:そういうものが沢山発生して投資家が面白がって沢山増えて、多産多死で面白い、という感じがします。

 

 

プロダクトが投資家の元へ届くまで

 

岡部:投資家はこの流れの中で、どの時点から詳細を知ることができるのですか。

 

男性A::審査が通ったあとで、公表されてからですね。

 

岡部:御社内で審査をする人たちは、結構大変ですね。

 

男性A:大変ですね。監査法人出身の会計士の人たちが。

 

持田:目利き力。

 

男性A:スタートアップでこれほど会計士がいるのは珍しいと思います。

 

男性B:税制大綱で個人の投資と法人の投資が優遇される方向になっていますよね。あれはすごく良いことですが、どこに投資したらいいか分からないというボトルネックが出るのです。それはソーシングという能力と、DDという能力が世の中に欠けているからだと感じます。

弊社はそこを強みとして、企業に紹介したいと思います。だから相当目利きしているのです。

 

持田:では安心して投資できますね。

 

岡部:予定よりも沢山の資金が集まりました、というところは少なくともそこから何か月以内に確固たる会社として体を成していますか。

 

男性A:そういう意味でいうと、ゼロからやりますというところもありますが、基本は元々事業をしています。

既存の会社が、もう一つアクセルを踏むために資金が必要だ、ということが多いです。

 

岡部:なるほど。では本当にゼロからというのは、今はあまりないですか。

 

男性A:ないこともないです。例えばこちらの会社は完全に株式会社として起ち上げてから1か月程ですが、「無料のタクシーをやります」という会社です。

 

男性B:起業して1か月ぐらいで、「まだ何もないです。だけど、こういうことをやりたいです」と言ってやったパターンです。社長が22歳ですからね。

それでも4分ぐらいで資金が集まりました。

 

持田:アイデアが面白い。こういうアイデアはすごく循環しているな、と思います。

 

 

まとめ

 

生意気にもアドバイスをしてしまった僕ですが、ユーザーの意見に耳を傾けることはとても大切だと思います。クラウドキャピタルさんのように真摯に意見を受け止め、改善をしていく姿勢は発展していく企業のお手本だと僕は感じました。

また、審査の目利き力にも強さを感じました。投資をする側にとって「安心して投資ができる」という土台があるのは、重要なことですよね。