プロジェクトの成功か失敗かの決め手は、チームのメンバー構成も関わってきます。そして、最高のメンバー構成ができたとしても、バーチャル社長の力量や器の広さで明暗がわかれることもあります。

メンバーを上手く引っ張りプロジェクトを成功させるために、バーチャル社長に必要なこととはなんでしょうか。

 

 

このチームで失敗したら仕方がないと思えるメンバー構成が出来たら勝ち

 

バーチャルチームのメンバーは、それぞれが独自の高いスキルをもった人をメンバーとして集めたい、と思いますよね。私のバーチャルチームでいえばそれは、営業だったり、エンジニアだったり、Webデザイナーだったり、動画クリエイターだったりします。

プロジェクトによって必要なスキルは変わりますし、プロジェクトの稼働時期によってはメンバーの都合が合わないこともありますから、必ずしも同じメンバーであるわけではありません。

でも、プロジェクトの目的、プロジェクト全体のKPIやKGIを考えたときに、「このメンバーなら大丈夫」と思えるのなら、そのプロジェクトはきっと成功します。

それを理解するまでは、何度か繰り返しでプロジェクトを回す必要はありますが、要はあなた自身がそれぞれのメンバーを、信頼しているかどうか、なのです。

初めてアサインするメンバーの場合は、いつもよりもしっかりとプロジェクトの動きをみていく必要がありますが、お互いに信頼し合えるメンバーならば、チーム全体も上手く回っていきます。

 

お互いの長所を認め、お互いの短所は補う

 

プロジェクトが複雑になるほど、そしてメンバーの数が増えていくほど、それぞれの作業は細かく分担されていきます。ここを解決するためには、メンバーたちの長所を、それぞれが認め合うことで「この部分は任せた」と、分担することが出来るようになります。

 

 

逆に、お互いの短所を補う体制ができたら、それは「心理的安全性の高いチーム」になっていきます。

大小のプロジェクトに関わらず、さまざまな作業、さまざまなタスクがあります。しかし、誰か一人に作業やタスクのしわ寄せがいくような体制では、その「誰か」は疲れてしまい、プロジェクト自体が回らなくなります。

ましてや、アナタのチームは、バーチャルチームなのですから、いつも顔を合わせているわけでも無く、決められた同じ時間帯で同時に作業をしているわけでもありません。

ですから、お互いを深く理解し合い、長所と短所を受け入れる体制が整っているチームが、生産性の高いチーム、作業の効率化が図れるチームといえるでしょう。

 

バーチャルチームのリーダーは、同時にメンバーでもある

 

バーチャルチームのメンバーは、アナタが考え出した、あるいはGOを出したプロジェクトにアサインされた人たちです。プロジェクトが成功してもしなくても、その責任はリーダーであるアナタにあります。

しかしながら、その責任とはメンバーの作業一つひとつを細かくチェックしていくこととは、少し違います。かつての日本のリーダーは、高いカリスマ性や、トップダウンでの発言力をもつタイプが多く、そしてチームや組織の中でメンバーを引っ張っていました。

このような長所も必要ではありますが、メンバーのパフォーマンスを上手に引き出す力の方が、現代のバーチャル力の高いチームには最も必要なのです。

 

例えば、Googleが推奨する「チームのパフォーマンスを高めるマネジャ―の特性」は、次の8つの項目です。

①良いコーチである

②チームを勢いづけて、マイクロマネジメント(チームのメンバーに対する過度な監督・干渉)はしない

③チームのメンバーが健康に過ごすこと、成果を上げることに強い関心を持っている

④生産的で成果主義である。

⑤チーム内のよき聞き手であり、メンバーと活発にコミュニケ―ションしている

⑥チームのメンバーのキャリア形成を手助けしている

⑦チームのためのはっきりしたビジョンや戦略を持っている

⑧チームのメンバーにアドバイスできる専門的技術・知識を持っている

 

この中でもっとも重要なのは、「コーチングができること」とされています。コーチングとは、メンバーに対して指示や命令をすることではなく、質問と応答によって、メンバー自身の仕事を自己認識させることです。

 

 

バーチャル社長はチームのリーダーではありますが、メンバーの一員でもあるのです。メンバーが働きやすい環境、心理的安全性が確保された環境をつくり、それぞれのスキルを発揮できるようサポートすることが、バーチャル社長であるアナタの役割でもあるのです。

 

 

まとめ

 

ここでもチームの「心理的安全性」が重要でした。人を信頼し、その人のパフォーマンスを引き出す力のある魅力的な人物になれれば、おのずと高いスキルを持つ人が集まってくるのではないでしょうか。