起業して、バーチャルメンバーを集めようと思ったとき、皆さんは何を理想としてメンバーを集めますか?

メンバーを集めて何かを始めようと考えたとき、あなたの頭の中の構成やアイデアが、効率の良いものであるかどうか、ということにフォーカスをあてて今回のコラムをみてみましょう。

自分の間違いに気づくかもしれませんし、このまま突き進めばいいのかと自信をもてるかもしれません。

 

 

ジョインしたいと思われるミッションになっているか

 

バーチャル社員を集めようとしたとき、新しいマーケットをつくり出す何かを作りたい、そのために必要な戦力をもったメンバーを集めたい。大概はそう考えます。

しかし、まったくの新規サービスを開発するには、時間もお金もかかってしまいます。それならば、「導入期のサービスを導入する」というマーケットを狙うのも、一つの方法といえます。

 

この辺りは、たくさんあってわけわからないというのが、IT業界に20年いる自分自身でも感じる課題ではあります。私が今、これらを1つのミッションとしているのは、今後この手のサービスやツールはパートナー制度が充実していくと予測されることと、パートナーを通して、いろいろな使われ方をすることに価値が出てくるものだからです。

導入期のサービスというのは、利用している人があまりいません。だからこそチャンスなのです。まずは自分で試してみましょう。そうすれば、このツールを使ってみたら、問題が解決できた、役に立ったという結果を得ることができます。さらに複数のツールを組み合わせることで、付加価値を生み出せるかもしれません。

やってみなければわかりません、と営業されるよりも、「自社でやってみてこうだった、凄くよかったからぜひ使ってみて下さい」という流れが本来の形のはずです。

その「やってみたらこうなった」という事実こそが、これから売るべきものを売る「手法」になっていきます。

 

ただし、注意したいのは「導入ビジネスができるのは、導入期だけである」ということ。成長期に入りこれから伸びるであろうツールは、小さな会社では相手にしてくれません。数ある導入期のサービスの中から、金の卵を探し出すのです。

ツールを作るプロダクト側にまわるという考えをする方もありますが、それは、今回のレバレッジ起業には向きません。そもそも開発・サポート・マーケティングに多くのコストがかかってしまうので、ここはハイリスクハイリターンを好む人たちに任せることが得策です。

 

導入期サービスへの参入タイミングが良ければ機会はどんどん得られますが、出だしが遅れると、チャンスも減っていきます。

導入期の早い段階のブルーオーシャンに入れば、プロダクトライフサイクルの波に乗ることができ、その価値の恩恵を受けることができるのです。

 

 

魅力的なプロジェクトでなければ人は集まらない

 

さて、案件の概要はこうです、必要なスキルはこうです、とある程度のストーリーを作ったとします。そうしたら、次はバーチャル社員を集めることを始めましょう。

 

人は、いくつか似た様なプロジェクトに対してオファーがかかると、その作業内容や作業時間を見比べて、いずれかのプロジェクトを選ぶことになります。

プロジェクトを選ぶ理由として、報酬が高いもの、スケジュールが自分の生活スタイルに沿うもの、プロジェクトの内容が魅力的であること、などがあります。そして忘れてはならないのが「バーチャル社長に好感を持てること」です。

たとえ付き合いが長くても、報酬が高額だとしても、社長やリーダーが不快に思える人だったら、ちょっと考えてしまいますよね。このように、アナタ自身の魅力も、プロジェクトを選択する一つの要因となるのです。

この人の力になりたいと思わせる人物になることが、上手にバーチャル社員を集める、一番の秘訣なのかもしれません。

 

 

イノベーターたちで創り上げるイノベーション

 

繰り返しになりますが、バーチャルチームのメンバーは、強い個を持つ、ちょっと変わり者くらいがちょうど良いと、僕は考えています。

言われたことをやる、約束は守る、これらは至極当たり前のことですが、それにプラスして「新しい何かを生み出す力」を持つ人も、バーチャルチームのメンバーとして招集するべきです。

 

イノベーターとは、革新者・新技術などの導入者と訳されることもありますが、本来は「新たに世の中に出てきた商品やサービスを、最も早い段階で受け入れることができる人」を指します。

前述の通り、新規に起業した小さな会社なら、まずは導入期のサービスを狙うことが成功のカギであると考えています。まだ誰も使ったことの無い新しいサービスを試してみて、メンバーの中に「コレは良い」と感じた人がいれば、その人たちがそのプロジェクトを成功に導いてくれるでしょう。

そうです、イノベーターたちが居なければ、イノベーションは起きないのです。

 

誰もがイノベーターになり得る時代

 

イノベーションを起こそう!と、狙って起こせるものでも無いのが、イノベーション。でも逆に考えれば、イノベーションを起こすのは、誰にでも平等に与えられたチャンスでもあります。

でも、何事も変化が早い今の時代では、何がどうやってイノベーションを起こすのか、その可能性が分からなくなってきています。

イノベーターの条件は、強い冒険心をもち、新しいことにも果敢にチャレンジする人です。そこに最初から、高いスキルや専門知識は必要ありません。

でも、そのイノベーターとなる人は、どこにいるのか分かりません。もしかすると、アナタのすぐそばにいるかもしれませんし、遠い世界の果てにいるかもしれません。言い換えれば、誰もがイノベーターになる可能性をもっているのです。

 

 

事業の成長モデルを、自分の手で作りかえる

 

事業の成長モデルを少し作りかえると、新しい成長戦略が見えてきます。

市場選択

自社徹底利用(バーチャル社員とのチーム)

ソリューション化(ストーリーが豊富にあるはず)

新規顧客獲得

固定費投資フェーズ   ……という具合です。

 

仮に、テクノロジーへの理解が少ない場合は、なるべく製品紹介や製品セミナーに参加をしながら、買える金額であれば購入して試してみる。その後、パートナー制度を利用して参入する。こうした道筋に変えていきましょう。

顧客兼パートナーという立場は、双方に価値を見出せる、絶妙なポジショニングなのです。

 

 

まとめ

全てを一から始めることが起業することとは限りません。レバレッジ起業では、このような「導入期」に目を付けて新しい事業を始めることの方が得策な場合もあるのです。

しかし、コストをあまりかけずに、自社を成長させていくには、「戦略・目利き・魅力のある人物」が必要になってきますので、やはりさまざまな経験